
物価高が続く中、将来への備えとしてこれまで以上に貯蓄を意識している人は多いでしょう。では、実際にみんなはどれくらい貯蓄しているのでしょうか。
今回は、金融経済教育推進機構(J-FLEC)のデータをもとに、二人以上世帯・単身世帯別の平均貯蓄額を紹介します。
みんなの平均貯蓄額は?

J-FLECが2025年に実施した「家計の金融行動に関する世論調査」によると、二人以上世帯の平均貯蓄額は1940万円、中央値は720万円でした。単身世帯では平均919万円、中央値は130万円という結果になっています。
平均額は、一部の高額資産保有世帯によって引き上げられる傾向があり、実感より高く感じる場合があります。より多くの世帯の実態に近い数字として、中央値も参考になるでしょう。
※ここでいう「貯蓄額」は、J-FLECの調査における「金融資産保有額」を指します。金融資産とは、運用のため、または将来に備えて蓄えているお金のことで、日常的な出し入れに使う預貯金は含みません。
「貯蓄がない世帯」の割合
金融資産を保有していない世帯(貯蓄がない世帯)の割合は、二人以上世帯で15.7%、単身世帯では30.1%にのぼります。単身世帯では約3世帯に1世帯が、将来のための貯蓄がないという状況です。
※「貯蓄がない世帯」とは、金融資産を保有していないと回答した世帯を指します。日常生活用の預貯金はここでいう金融資産には含まれないため、まったくお金がない世帯という意味ではありません。
貯蓄がある世帯だけで見ると
なお、金融資産を保有している世帯のみで見ると、二人以上世帯の平均貯蓄額は2309万円、中央値は1050万円でした。
単身世帯では平均1329万円、中央値は450万円です。金融資産を保有していない世帯を含む全体の数字と比べると、平均・中央値ともに大きく上がることが分かります。
今回は、二人以上世帯・単身世帯別の平均貯蓄額を紹介しました。平均貯蓄額は、一部の高額資産保有世帯によって全体が引き上げられ、多くの人の実感より高めに出ることがあります。また、貯蓄額はライフステージや世帯の状況によっても大きく変わるもの。平均値だけに一喜一憂せず、自分のライフプランに合った貯蓄を目指していきましょう。
<参考>
金融経済教育推進機構(J-FLEC)「家計の金融行動に関する世論調査(2025)」






