いよいよ平成最後！2019年の年賀状の愉しみ方 [切手収集] All About

平成最後の年始も面白い！ 2019年の年賀状の愉しみ方

平成31（2019）年の年賀状シーズンの到来です。今年はどんな年賀状にしようか、どんな年賀状が送られてくるのかと楽しみにしている方も多いことでしょう。今回は平成最後の年末年始ということもあり、どことなくせわしない感じもします。そんな時代の節目を彩る2019年の新作年賀状を見ていきたいと思います。

切手デザイナー・山田泰子さんが担当した2019年年賀はがきの印面。

【目次】

新進気鋭の切手デザイナーが手がける2019年の年賀状

今年の年賀状は、とにかく若手の切手デザイナーの起用が注目されています。平成30年用の年賀状は、貝淵純子さん、玉木明さん、星山理佳さんという3人の切手デザイナーが中心的役割を担いましたが、平成31年用は山田泰子さん、楠田祐士さんという若いデザイナー2名がメインを務めています。特に楠田さんは「無地」、印刷業者用が用いる「無地四面連刷」（発行枚数計4億3,802.7万枚）のほか、「絵入り（地方版）」、「オリジナル用四面連刷」、「オリジナル・大（松竹梅にイノシシ）」を手がけました。

切手デザイナーの楠田祐士さんが手がけた年賀はがき。左：無地、右：東京2020大会無地。

山田泰子さんが担当した2019年年賀状「絵入り（全国版）」

筆者の個人的なお気に入りは「絵入り（全国版）」（発行枚数4,655万2,000枚）の裏面です。山田泰子さんの描く、富士山とイノシシはとてもほのぼのした印象で、通信文を邪魔しないように、ちょっとしたアクセント程度のサイズになっています。寄付金付きのため、販売価格は1枚67円。通常のものより5円割高ですが、性別や年齢を問わず、どなたにも安心して送ることができそうです。

絵入り・全国版の年賀はがきのイノシシ。山田泰子さんが手がけたもので、ほのぼのとした印象。

センスの光る星山理佳さんの2019年年賀状

いつも意外なストーリー性のある年賀状で楽しませてくれる星山理佳さんですが、今年は「インクジェット写真用（72円）」（発行枚数4,910万枚）を担当するのみと、ファンの方は少しもの足りない気持ちだったかもしれません。でもそこは星山さん。「消印」（プリキャンセル）部分の「亥」の文字が「イノしシ」を組み合わせたものになっていて、今年も話題性のある年賀状に仕上げました。

切手デザイナーの星山理佳さんが手がけた年賀はがき。「亥」に「イノしシ」と記されている。

毎年人気のディズニー年賀はがき！ 2019年はQRコード付き

毎年、隠れミッキーなどの仕掛けで話題を集めるディズニー年賀は、11回目の発行となりました。今回の発行枚数も実に3億820万枚と、その人気の高さがうかがえます。今回のディズニー年賀は、図案の中でミッキーマウスのシルエットを探す楽しみだけではありません。スマートフォンに専用のアプリをダウンロードして年賀状の印面部にかざすと、期間限定の動画を見ることができる仕組みとなっています。