「故障しやすいPC」の逆をいけ!
「故障しにくいPC」を選ぶといっても、そのようなうたい文句で販売されているPCなどありません。また、自分の経験から「◎◎社のPCは壊れにくい」と思ったとしても、それは「使い方がよい」のが理由かもしれません。また、PCには個体差があるので、いちがいに言えない面もあります。
そこで、少し考え方を変えてみます。「故障しにくいPC」は、つまりは「故障しやすいPC」の逆。つまり、故障しやすい原因や要素をできるだけ排除したPCを選べばよい、ということになります。
注:以下で述べる「故障」とは、動作しなくなるなどの明確な故障のほか、不意な再起動、ブルースクリーンなどのトラブルを含みます。
耐久テストの問題
PCメーカーは出荷直前にもテストを行う(写真はSOTEC) |
大手PCメーカーは、製品の開発に数カ月~1年、場合によってはそれ以上の時間をかけます。開発過程では、衝撃テストや連続稼働テストなど、あらゆる検証を行います。この過程で、不適合なパーツは排除され、場合によってはデザイン変更なども行われます。このテスト内容はメーカーによって差がありますが、大手PCメーカー製品は、おおむねしっかり行われています。
これに対してショップブランド製PCは、最新のパーツを使った素早い製品化を行う点に特色があり、テスト内容は大手メーカーに比べればどうしても劣ります。
ということから、大手PCメーカー製PCは、ショップブランド製PCなどと比べると、「故障しにくい」ということができます。
機体デザインの問題は……>>NEXT |
Page1:「故障しない使い方」とは
Page2:「故障しやすいPC」とは(1)
Page3:「故障しやすいPC」とは(2)
Page4:まとめ「故障しにくい」PCを