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「故障しにくいPC」!?の見分け方(2ページ目)

ユーザーにとってもっとも困ることが、PCの故障。「使い方」に気をつけるのはもちろんですが、もし「故障しにくいPC」というものがあるならうれしいですね。それを見分ける参考ポイントを解説します。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

デスクトップパソコンガイド

「故障しやすいPC」の逆をいけ!


「故障しにくいPC」を選ぶといっても、そのようなうたい文句で販売されているPCなどありません。また、自分の経験から「◎◎社のPCは壊れにくい」と思ったとしても、それは「使い方がよい」のが理由かもしれません。また、PCには個体差があるので、いちがいに言えない面もあります。

そこで、少し考え方を変えてみます。「故障しにくいPC」は、つまりは「故障しやすいPC」の逆。つまり、故障しやすい原因や要素をできるだけ排除したPCを選べばよい、ということになります。

注:以下で述べる「故障」とは、動作しなくなるなどの明確な故障のほか、不意な再起動、ブルースクリーンなどのトラブルを含みます。

耐久テストの問題


耐久テスト
PCメーカーは出荷直前にもテストを行う(写真はSOTEC)
耐久テストをしっかりと行っていないPCは、故障する可能性が高いといえます。

大手PCメーカーは、製品の開発に数カ月~1年、場合によってはそれ以上の時間をかけます。開発過程では、衝撃テストや連続稼働テストなど、あらゆる検証を行います。この過程で、不適合なパーツは排除され、場合によってはデザイン変更なども行われます。このテスト内容はメーカーによって差がありますが、大手PCメーカー製品は、おおむねしっかり行われています。

これに対してショップブランド製PCは、最新のパーツを使った素早い製品化を行う点に特色があり、テスト内容は大手メーカーに比べればどうしても劣ります。

ということから、大手PCメーカー製PCは、ショップブランド製PCなどと比べると、「故障しにくい」ということができます。

機体デザインの問題は……>>NEXT


Page1:「故障しない使い方」とは
Page2:「故障しやすいPC」とは(1)
Page3:「故障しやすいPC」とは(2)
Page4:まとめ「故障しにくい」PCを
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