手取りからの貯蓄割合は20・30代で平均13%

金融広報中央委員会が発表している「家計の金融行動に関する世論調査(二人以上世帯調査)(2020年)」によると、手取り収入から貯蓄に回している割合は、20代・30代ともに13%となっています。
貯金を増やすためのコツ

貯金を増やすためのコツ

もし手取り収入の13%を貯蓄できれば、単純計算で手取り収入が月20万円であれば毎月2万6000円、月30万円であれば3万9000円貯められるということになります。さらに臨時収入からの貯蓄を上乗せすれば、毎月3万円、毎月5万円の貯蓄も可能になってきます。

毎月3万円貯められれば1年で36万円、毎月5万円なら1年で60万円貯まるので、1年、2年と続けていけば、まとまったお金になり、マイホーム資金や教育費など、いずれ必要になる費用に備えられます。
 
でも、なにげなくお金を消費していては、貯蓄に回せるお金を捻出するのは困難です。もしいま貯蓄ができていなくても、家計の中身を改めてチェックすることで、毎月3万円、5万円貯められる家計へと生まれ変わることができます。
 

 まずは無駄な支出がないかをチェック

月に3万円貯金をするなら、日割り換算で1日1000円、5万円なら1日1667円貯める必要があります。夫婦で貯金するなら、1人当たりその半額ということになります。まずは日頃の家計を見渡して、無駄がないかをチェックして、貯蓄に回せるお金を探し当てましょう。

お金の出どころは原則「財布」「電子マネー」「クレジットカード」「銀行引き落とし」の4つ。これらのうち利用しているものに関して、1カ月でいいので家計簿をつけたり、家計簿アプリを利用して、なににどれだけ使っているかを把握します。また、年会費がかかるものについても、この際見直しを検討しましょう。
 
そのときチェックすべきなのは、以下の項目です。
 
1. 財布から出る使途不明金がないか
2. 通っていないスポーツクラブなどの月会費があるか
3. 使っていないクレジットカード、サービスの年会費があるか
4. 携帯電話やアプリなどで必要ないサービスに払っていないか
5. コンビニでなんとなく買っているものはないか
6. ランチは毎回外食をしていないか
7. 銀行のATM手数料を支払っていないか
8. 生命保険は無駄に加入していないか
9. 住宅ローンは何年も見直していないか

 
使途不明金は、何に使ったかわからないお金なので、まずはこれをゼロにすることを考えましょう。通っていないスポーツクラブの退会や、年会費のかかるクレジットカードの解約は、一度見直しをすると節約効果がずっと続きます。
 
また、携帯電話も料金プランを変更したり、不要なオプションサービスを削除するほか、格安SIMに乗り換えることで、月に数千円の節約につながります。利用していない有料アプリがあれば解約も考えましょう。
 
この1~4の見直しで、比較的大きな支出の見直しが行えます。次に、毎日のお金の使い方の見直しを行いましょう。
 
コンビニで買い物をすると、飲料水は1本160円前後しますが、スーパーやドラッグストアで買えば100円程度に抑えられます。1日1本の場合、20日間で1200円節約することができます。何気なく買ってしまうお菓子類も、スーパーならもっと安く抑えることができます。
 
ランチがどうしても外食に偏りがちな人は、2回に1回はお弁当を持参するだけで、節約へとつながります。例えば外食券が貰える株主優待などを活用する方法も有効です。
 
銀行のATM手数料は、コンビニATMや時間外の利用で、引き出し1回につき110~330円かかります(銀行により手数料は異なります)。1回あたりは少額ですが、もし月に10回利用していたら、1100~3300円も無駄に支払うことに。月1~2回にまとめて引き出す、手数料がかからないATMや時間帯に利用するなどの工夫をしましょう。
 
もし、生命保険に加入しているなら、内容を確認して、重複していたり、必要のないものは解約したり、新しい保険への見直しも検討しましょう。
 
住宅ローンは、低金利の影響で数年前に比べて金利が低くなっています。住宅ローンの借り換えには諸費用がかかるので、現在の住宅ローンと比べて「金利差年1%以上」「住宅ローン残高1000万円以上」「残りの返済期間10年以上」であることが、借り換え効果が期待できる目安だとされています。

現在借り入れている住宅ローンの中身を確認して、借り換えがお得そうだと思ったら、金融機関で毎月の返済額や諸費用などをシミュレーションしてもらうといいでしょう。
 

支出の見直しで貯められないなら収入増も考える

家計を見直して、それでも毎月3万円、5万円貯められない場合は、収入を増やすことも考えましょう。いまの仕事で給料アップが難しいならば、副業で不足分を補うことも考えましょう。

最近では、新型コロナウイルスの影響を受けて、収入減少による将来への不安や、自宅時間が増えたことなどにより、副業に興味を持つ人も増えています。勤務先で副業を認めているなら、空いている時間にアルバイトやパート、業務委託などで収入を得ることも可能です。
 
また、仕事や趣味など自分の特技を生かして、ネットショップを開いたり、講師などを行う人も最近では増えています。
 
いずれにしても、本業に影響のない働き方をすることが大切です。なお、副収入から経費を引いた所得が年間20万円を超えたら、確定申告が必要になります。
 

貯蓄分はとにかく先取りで貯金 

以上の方法で毎月3万円、5万円貯められるようになったら、その分は先取り貯金してしまいましょう。給料日と同じ日に積立定期預金や財形貯蓄(勤務先が制度を導入していれば)に貯められるように設定します。
 
「残ったお金を貯蓄に回そう」と考えると、せっかく貯金に回せるお金も使ってしまいがちです。最初からなかったものとして「先取り貯金」することで、確実にお金を貯めることができるのです。

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