XPS 630 の特徴(2)
気になるCPUは、4コアの Core2 Quad Q6600(2.4GHz)が基本。キャッシュ8MBの前世代モデルですが、自作ユーザーにも人気の製品です。新世代の Core2 Quad Q9000番台はまだ供給が安定しないため、Q6600の採用となったと思われます。XPS 630は外気で効率的に冷却できる内部レイアウトになっている |
さて、XPS 630 のような高性能PCは、えてして騒音が大きいものです。評価機の場合、電源投入直後は大きな音がしますが、すぐに落ち着きます。この性能のPCとしては、使用時の騒音は小さい方でしょう。
また、内部のレイアウトを見ると、上段のファン風でビデオカード(白枠)、下段のファン風でHDD(赤枠)とCPU(青枠)を冷却するという構造で、前面(左側)から取り入れた外気がまっすぐ背面(右側)に抜けるという効率的な構造です。内部へのアクセスは、本体後部上面の取っ手を引くだけ。
これまで、XPS 630 について「ゲーマー向け」と紹介してきました。これは、CPUとグラフィックスの性能が高いということでもあります。ですから、日常的にビデオ編集や3Dグラフィックスを扱うクリエイターにも適しているPCといえます。OSがこなれた Windows XP Professional であることも、ユーザーに安心できる点です。価格性能比は抜群のDELL製品ですから、多くのユーザーに楽しめる製品といえます。
<XPS 630 の構成例>
製品名 | XPS 630 ハイパフォーマンスパッケージ |
価格 | 約174,800円 | CPU | Core2 Quad Q6600(2.4GHz×4) |
メモリ | 4GB(DDR2 667) |
HDD | 500GB(SATA II) |
光学ドライブ | DVD±RW(+R DL対応) |
グラフィックス | NVIDIA GeForce 8800GT(SLI、512MB×2) |
モニタ | 別売り |
TV機能 | なし |
OS | Windows XP Professional SP2 |