XPS 630 の特徴(1)
DELL の PCは、ある程度、ユーザーの思うようにカスタマイズすることが可能です。ですから、XPS 630 の下位という位置づけの XPS 420 でも、構成によっては XPS 630 に近い性能にすることも可能です。ビデオカード2枚を使う SLI。左側に見えるのがブリッジ |
しかし、XPS 420 には不可能で XPS 630 に可能なオプションに、SLI(Scalable Link Interface)があります。これは NVIDIA社が開発した、複数枚のビデオカードをブリッジでつないで並列動作させ、グラフィックスを高速に行える技術です。類似の技術に AMD社(ATI)の Cross Fire があり、ゲームユーザーは備えておきたい機能です。
注:ゲームでは、高性能なグラフィックスほど景観や物体がリアルに楽しめます。シューティングゲームでは、「隠れた敵」の発見などで便利です。
XPS 630 では、ビデオカードに価格性能比の高い GeForce 8800GT を採用。1枚、もしくは SLI 構成(2枚)が選べます。GeForce 8800GTは、1枚で、XPS 420 が標準で採用する ATI Radeon HD2400 Pro の約2倍の性能です。また、オプションで AGEIA PhysX という物理演算エンジンカードも選択可能。ゲームをよりリアルに楽しめます。
HDDの搭載スペースは4台分ですが、M/A側のSATAポートは4つまでで、光学ドライブもSATA接続。ですから、実際の増設可能台数は異なります。なお、XPS 420 のHDD搭載スペースは2台までです。
HDDの増設・取りはずしも簡単にできる |
また、HDDの着脱が非常に簡単なのも、XPS 630 の利点。電源とSATAケーブルを抜いて引けばよく、ユーザーによる増設・交換も簡単にできます。
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