デュアルコアが主流に
1月に発売された春モデルでは、Windows Vistaが初採用されるとともに、複数コアCPU搭載機が増えるという特徴がありました。NECのVALUESTAR春モデルを例にとると、複数コアCPU搭載機は4機種、富士通のFMVでは3機種となっています。現在の主流は、1つのパッケージに2つのコアを乗せたデュアルコアCPUです。代表格は、Intel社の Core2 Duo、AMD社の Athlon64 X2。また、Intel社はコアを4つ乗せたクアドコアCPU(Core2 Quad)も出荷、DELLなど直販系メーカーが採用しています。
選ぶならデュアルコア
Windows Vistaは高い処理能力を要するOSであるため、コアを複数持つCPUの方が、キビキビと動きます。TV番組を見ながらメールの送受信を行うというように、複数の仕事を同時に行うときに、複数コアCPUの優秀さが実感できます。ですから、今後は可能な限り、デュアルコアCPU採用のPCを選びたいものです。とはいえ、用途によって求められる性能も違います。大ざっぱに、以下のような基準でCPU(PC)を選びましょう。
→Celeron D、Sempronなどの低価格CPU
→Pentium 4、Athlon64といった高性能シングルコアCPU
→Core2 Duo、Athlon64 X2 といったデュアルコアCPU
→Core2 Quad、Core2 Extremeなどワークステーション・クラスのCPU
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