デスクトップパソコン/デスクトップパソコン関連情報

いまわかるCPUの違い その現状は?(2ページ目)

めまぐるしく変わる、CPU製品のラインナップ。最新CPUとそれぞれの違いを通して、PCの選び方の基準を解説します。

大島 克彦

大島 克彦

デスクトップパソコン ガイド

パソコンを使い始めて20年以上。WindowsもMacも使いこなすIT系ライター。特にオーディオ系パソコンに強い。「日本経済新聞」「R25」「オズマガジン」などにも執筆を行っている。最近は業界全体の予測や、企業活動に関する執筆なども行う。

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デュアルコアが主流に

1月に発売された春モデルでは、Windows Vistaが初採用されるとともに、複数コアCPU搭載機が増えるという特徴がありました。NECのVALUESTAR春モデルを例にとると、複数コアCPU搭載機は4機種、富士通のFMVでは3機種となっています。

現在の主流は、1つのパッケージに2つのコアを乗せたデュアルコアCPUです。代表格は、Intel社の Core2 Duo、AMD社の Athlon64 X2。また、Intel社はコアを4つ乗せたクアドコアCPU(Core2 Quad)も出荷、DELLなど直販系メーカーが採用しています。

選ぶならデュアルコア

Windows Vistaは高い処理能力を要するOSであるため、コアを複数持つCPUの方が、キビキビと動きます。TV番組を見ながらメールの送受信を行うというように、複数の仕事を同時に行うときに、複数コアCPUの優秀さが実感できます。

ですから、今後は可能な限り、デュアルコアCPU採用のPCを選びたいものです。とはいえ、用途によって求められる性能も違います。大ざっぱに、以下のような基準でCPU(PC)を選びましょう。

  • メール、Web、Office製品を中心に利用するユーザー:
    →Celeron D、Sempronなどの低価格CPU
  • メールやWebに加え、ときにはPCでTVを見るユーザー:
    →Pentium 4、Athlon64といった高性能シングルコアCPU
  • TV視聴、画像加工や映像編集、音楽などを日常的に楽しむユーザー:
    →Core2 Duo、Athlon64 X2 といったデュアルコアCPU
  • ハイビジョン映像処理など向けのワークステーションを望むユーザー:
    →Core2 Quad、Core2 Extremeなどワークステーション・クラスのCPU

    Intel社のラインナップ……>>NEXT


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    Page2:どんどん増えるCPUコア
    Page3:IntelのCPUラインナップ
    Page4:AMDのCPUラインナップ
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