フランスで一番愛されている冷凍食品ブランド「Picard(ピカール)」って?
2016年11月に日本に上陸した冷凍食品専門スーパー「Picard(ピカール)」は、1906年に創業者、レイモン・ピカールがパリ郊外のフォンテーヌブローにブロックアイス製造および配送を行う製氷会社、フォンテーヌブロー製氷社を創業したことに始まります。1962年にPicard社と社名を変更し、冷凍食品と冷凍庫の販売を開始。71年には300種にもおよぶ冷凍食品のカタログ通販を始めたというから驚きです。73年にアルマン・ドゥッセルが企業買収して現在のPicardが誕生、74年パリに冷凍食品専門の店・フリーザー・センターを開き、徐々に地方都市にも進出していきました。
2018年10月末には、フランスに997の店舗と倉庫を持ち、Picardのブランド名で1,200の製品を販売する、フランスで一番愛されている冷凍食品ブランドです。
フランス人女性の社会進出とともに発展?
Picardの発展は、フランスでの女性の社会進出とともにあったのではないかと思います。外で仕事もしたいし、家庭の食生活も大事にしたい。そんな女性たちの味方だったのではないでしょうか。実際、外で仕事を持つママ友たちの様子を見聞きしてみると、調理済みの商品をうまく取り入れたり、肉、魚、野菜などを食材として使うなど、目的も方法もさまざまですが、上手に利用しているようです。
例えば「みじん切り玉ネギ」を利用して時短とか、肉を焼いている間に「ご飯もの」を温めるとか、ホームパーティのときに、最初から完成している前菜やデザートを利用するなど、自分の気に入る方法で時短・手抜きをしている人が多いように感じます。
フランスのクロワッサンを自宅で!
日本でも購入できる商品で是非イチオシしたいのが「ミニクロワッサン」と「ミニパンオショコラ」です。我が家ではこの2つは冷凍庫に常備していて、学校での催し物に持参したり、朝食のパンを切らしてしまったときや子供が家に集まったときに20分ほどオーブンで焼くだけで、手軽に朝食やおやつとして楽しんでいます。
小さいので食べやすく、生地もよくできていて、焼き立てはまるでパン屋さんで買ってきたもののように美味しいです。フランス人家庭でも「ウチでも買っているわ」と言う人が多いです。 あえて難点を挙げると、わざわざオーブンで焼かなければならないことかもしれません。
日常的にオーブンを使うフランスとは違い、日本の台所事情には合わないと思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、フランスで食べられるクロワッサンやパンオショコラに限りなく近いものを再現できるので、機会があったら是非試していただきたいです。
DATA
Picard(ピカール)│冷凍食品
ミニクロワッサン:25g × 10個入
ミニパンオショコラ:25g × 10個入