髭の整え方・おしゃれな髭のための手入れ方法
髭の整え方と正しい手入れ法、おしゃれな仕上げ方を伝授!
髭を整えるのに必要なアイテム
1.バリカン
一定の長さに整えるバリカンはヒゲデザインに欠かせないアイテム。付属のアタッチメントで長さを調整します。
2.T字カミソリ
シェービングに使うカミソリは、五枚刃のものを使用。髭など太く密集した毛を剃る場合は、刃の数が多いものを選びましょう。
3.トリマー
細かいキワの部分は電動トリマーで処理。小回りの効く小さめサイズがおすすめです。
4.シェービングフォーム
髭を柔らかくし、肌を保護するシェービングフォームは必須。泡立てた洗顔料で代用してもOKです。
5.保湿アイテム
髭剃り後の敏感な肌に保湿は必ず行いましょう。化粧水で肌に潤いを与えて、乳液でフタをするというステップは基本。両方の機能を持つオールインワンタイプが楽ちんでおすすめです。
髭の整え方
髭のデザインは次の6ステップで。■BEFORE
モデルの一戸さんのヒゲは、もみあげからあごにかけて繋がった髭と、口髭のワイルドな形。一週間程度伸ばした状態は、かなり野性的です。
■プロセス1:全体の長さをバリカンで整える
洗顔後、自分の生えている髭の形にあった完成形のデザインを決めたら、まずはバリカンで髭全体の長さを整えていきます。一度短くしてしまうと長くはできないので、アタッチメントは長めの15mmあたりから始めていきましょう。
■プロセス2:長短をつけて骨格補正効果を狙う
髭は骨格補正するのにうってつけ。アタッチメントを替えて長短をつけ、立体的にデザインしましょう。バリカンは寝かすように使うことで借り過ぎを予防できます。あごが小さい人はあごの毛を長めに、丸顔の人は左右の髭を短くしましょう。
■プロセス3:トリマーでデザインを形づくる
長さが整ったら邪魔な部分の髭をトリマーで落とし、デザインしていきます。キワに対して垂直にトリマーを動かし、少しずつ削っていくのがコツ。ちなみに、濃く残すと威厳が、薄く残すと柔らかい印象を引き出すことが可能です。
■プロセス4:口髭は整え方に細心の注意を
顔の印象を大きく左右する口髭の調整は、慎重に行いましょう。削る部分は口角の脇と左右の上端、鼻下のみでOK。調子に乗って削りすぎると日本人の顔立ちに似合わない、細い口髭になってしまうので十分に注意しましょう。
■プロセス5:シェーブ剤をつけてから蒸しタオルを
シェービング剤と蒸しタオルによる蒸気の効果で、髭を柔らかくします。蒸しタオルは、一度濡らして絞ったタオルを電子レンジで数分加熱すると便利です。数秒あてて温めたら、また改めてシェービング剤を塗布していきます。
■プロセス6:シェービングと保湿で完成
いらない部分のヒゲをカミソリで剃ります。刃が向かう方向とは逆方向に、片手で押さえて皮膚を伸ばして剃るのがポイント。ちなみに逆剃りは肌を傷めるので絶対にNG。どうしてもという場合は斜め上方向に。最後に保湿をして完成です。
■完成:清潔感あふれる大人のヒゲデザイン
長さが整い、ラインをきちんと処理した髭は、爽やかでデキる大人の男のムードが満点です。頬やあご下など余計な部分の毛をきちんとシェービングするのも清潔感アップに大事なポイントです。
自分に合った髭を考えましょう!こんなデザインもおしゃれ
髭の生え方は人それぞれ。生えている場所や濃さなどを踏まえ、自分のMAXから引き算で考えることが大切です。ここでは、ヒゲイケメン揃いのTHE BARBERから、ナイスなヒゲデザインのスタッフをご紹介します。■口髭とあご髭
薄めの口ヒゲと濃いめのあご髭のスタンダードなデザイン。あご髭を長めに残すことで骨格補正を狙っています。口髭が薄く、比較的ナチュラルな印象なのでヒゲデザイン初心者にもおすすめです。
■カイゼルヒゲとあご髭
口ヒゲの両端を長く伸ばし跳ね上げたカイゼルヒゲは、いま最もトレンド感あるデザインです。ワックスやジェルなどでねじりながら仕上げています。上級者向けの個性派デザインですが、ハマればとことんおしゃれ。
今回教えてくれたのは
都内に8店舗、ニューヨークに1店舗を構える、いま大人気の理容室「THE BARBER」。スーツに身を包んだ腕利きのスタイリストが、大人の男性に相応しいヘアスタイルとラグジュアリーな癒やしの時間を提供するお店です。今回、ヒゲデザインの㊙技術を教えてくれたのは、銀座店で腕を振るうスタイリスト、三瓶貴裕さん。ご自身も豊かなヒゲをたくわえる、ヒゲのスペシャリストです。
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