不倫から抜け出せない女性が気付いていないこと
不倫をしている女性は、その関係が不毛であることを分かっていながらも、なかなか別れを決断することができません。不倫関係が長引けば長引くほど、いつか後悔するときがきます。だからこそ、今こそ、自分にムチを打ってでも、現実を見なくてはいけません。
今回は、不倫からなかなか抜け出せない人が特に気付いた方がいいことを、3つ紹介します。
<目次>
その1:別れられない夫婦なんて、基本、いないこと
多くの不倫をしている女性は、相手の男性の「いずれ離婚するから、待っていてほしい」という言葉を信じがちです。でも、余程、特殊な家庭でないかぎり、日本では、離婚をすることはそう難しいことではありません。「子供が大きくなるまで……」と、子供の存在を離婚できない理由に使う人は多くいますが、夫婦仲が悪いのに家族でいるくらいであれば、子供のためにも別れた方がいいこともありますし、現に、子供がいても離婚をする夫婦もいますしね。
「妻がなかなか別れてくれないから、離婚が成立しない」なんて言い訳を、いつまで信じるのでしょうか? もしそれが本当であれば、少なくとも別居はしているものです。
もし別居をしていないのであれば、おそらく彼は、「いずれ離婚する」と言っているだけで、本気でそうしようとは思っていないでしょう。むしろ、「安心できる家庭があって、その上、外には恋人がいる」という状況を楽しんでいるのです。
そんなズルイ男性の嘘を信じるのは止めて、現実を見ましょう。もし、それでも関係を続けたいのであれば、少なくとも「彼は奥さんと別れる気がないこと(あなたのことは“セカンド”でいいと思っていること)」を、きちんと認識しましょう。
その2:そこにあるのは、“本当の愛”ではないこと
不倫をしている女性は、相手の男性の「愛しているのは、君だけ。妻のことは何とも思っていない」という言葉を信じがちです。でも、本当に愛している女性を、“不倫相手”なんて弱い立場にするでしょうか? そこにあるのは、本当の愛ではありません。もし本当に愛している女性であれば、不倫なんかさせないで、幸せになってもらいたいと思うはずです。
もし、その男性に娘がいたら、絶対に娘に不倫をさせないでしょう。自分の愛する娘にはできないことを、よその女性にはしているのです。
本当の愛は、「相手がHAPPYなら、自分もHAPPY」です。あなたの彼は、自分の欲望を満たすために、あなたを利用しています。あなたの将来や幸せを考えているわけではありません。つまり、本当の意味で、愛しているわけではないのです。
もちろん“彼自身のレベル”においては、愛している、とも言えるのかもしれません。“相手を求める気持ち”を愛情だと勘違いしている人は、少なくありません。でも、そこにあるのは、“自己愛”です。
そういう人は、「自分が快適に過ごすために、相手を必要としている」だけです。その“必要とする思い”を愛だと思い込んでいるのです。
また、あなた自身も、「どうして、彼の自己愛を愛だと勘違いしているのか」について考えなくてはいけません。厳しいことを言ってしまうと、結局、身勝手な者同士だからこそ、相手の思いやりのなさ(人間力のなさ)に気付かず、惹かれ合っている、とも言えるのです。
「自分の幸せのために、相手(彼の妻)を犠牲にしても構わない」という発想は、思いやりがないし、身勝手な発想です。
大人になればなるほど、自分と相手だけではなく、自分や相手の傍にいる人のことも考えられるようにならないといけません。それができないのは、視野が狭く、自己中である証拠です。
不倫をしている人の中には、「奥さんから旦那さんをお借りしているだけ」なんて言う人もいますが、ちゃんと許可をとっているのでしょうか? とっていないのであれば、借りているうちに入りませんよ?
更に言えば、彼のことを“本当に”愛しているのであれば、妻を騙し、コソコソ不倫をするような、そんな“ズルイ男性”にはしないはずです。相手に悪いところがあったら、きちんと注意してあげることが、本当の優しさであり、愛情だからです。
むしろ、自分のせいで、家庭を壊すような行為(浮気)をすることになってしまうのであれば、自分の方から身を引いてもいいくらいです。
本当に「相手を愛すること」「相手の幸せを考えること」というのは、そういうことなのです。
つまり、彼のあなたへの愛情も、あなたの彼への愛情も、本当の愛ではありません。そんな“偽りの愛”を愛だと信じて、悲劇のヒロインぶっても、単なる自己満足です。
そこにあるのは美しい愛などではなく、“欲望を抑えられずに、自分勝手な行動をとっている男女の姿”に過ぎないのです。
最後に紹介することは、相手の離婚を夢見る女性が、特に知っていた方がいいことです。次のページをご覧下さい。
その3:彼を略奪できたところで、浮気される可能性は高いこと
多くの不倫をしている女性が、彼が離婚をして、自分と結婚してくれることを夢見るものですが、結局、そんな相手を略奪できたところで、また“今の自分と同じような浮気相手”を作る可能性は高いでしょう。浮気癖がある人は、「理性が弱くて、身勝手である」という、根本的な部分での欠点があるので、本人が生まれ変わるくらいの気持ちがないと、浮気癖は直りません。
それこそ、彼に浮気をされることで、あなた自身もようやく、“自分が苦しめた、彼の妻の気持ち”を理解することになるのでしょう。
人生を共に歩む相手は、それなりに誠実で、信じられる相手でないと苦労するものです。あなたは「ようやく素敵な男性を自分のものにできた」なんて思いがちですが、その男性は、言うなれば、“ハズレくじ”かもしれませんよ?
本当に人間的な魅力のある人であれば、結婚してから、他に好きな人ができてしまっても、関係を深めないように努めます。仮に妻との関係が壊れているときに出会ったのだとしても、妻との関係をきちんと終わらせてから、新たな人との関係を築こうとするでしょう。それが、妻や新たに好きになった人に対する、誠意だからです。
また、妻と離婚するときは、第三者(浮気相手)の存在は関係なく、妻との関係において問題があるから別れるはずです。つまり、いい男というのは、“略奪されない”ものなのです。
“大した覚悟もなく妻と結婚し、家庭が安定すると刺激が欲しくて、自分を信じてくれている妻を騙して、外で浮気し、不倫相手の将来や幸せを考えずにズルズルと関係を続けるようないい加減な男性”を、仮に略奪できたところで、先が見えています。幸せになれるはずがありません。そういう人は、自分のことしか考えていないですしね。
不倫をしている女性が気付くべきこと
あなたは今、“自分の幸せを奪っている人”と付き合っている、といっても過言ではありません。不倫をしていなければ、あなたはもっと誠実で素敵な男性と、将来を考えられるような恋愛ができていたかもしれないのです。そうしたら、親や友達にも、堂々と恋愛話ができたことでしょう。現実的に、歳を重ねれば重ねるほど、女性は結婚相手に選ばれにくくなってきます。今の大切な時間を、そんな不誠実な相手に使うのはもったいないことです。ちゃんと探せば、独身で素敵な人はいますよ?
もし本当に幸せになりたければ、今すぐ、その関係を解消しましょう。そうすることで、相手が自分に対して本気なのかどうかも知ることができます。
もし妻と別れて、自分のところに来てくれないようであれば(※口先だけで、実際に行動が伴わない場合は、ご注意)、そもそも彼にとっては“遊び”だったのです。そんな“遊び”に、あなたはずっと付き合っていたいですか?
相手の都合のいい嘘に騙されてはいけません。あなたはもっと幸せになるべきです。いい加減、目を覚ましましょうね。
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