PCに必須の液晶モニタ。もっと性能にこだわりたい |
省電力で長持ちの液晶モニタ
PCで利用するモニタは、数年前から完全に液晶式だけとなりました。それまでのブラウン管式のCRTモニタが、設置スペースを取る上に消費電力も大きかったのに対し、液晶モニタは省スペースで省電力、しかも長持ちするという利点があるからです。価格面でも、薄型テレビの流行、携帯電話画面のカラー液晶化といった需要増加もあり、液晶モニタの低価格化は急速です。最近では、17インチ、解像度SXGA(1280×1024ドット)で20,000円以下という製品も珍しくありません。
店頭デモとスペック表、両方大事
ほとんどのユーザーは、店頭で液晶モニタのデモを見比べ、あとは価格で選んでいると思います。しかし、これだけでは失敗する可能性があります。なぜなら、店頭にあるモニタ(デモ機)は連日使われているものですから、モニタ表面の汚れや傷など、製品としての劣化が早いのです。要するに、「デモ機は本来の製品と同じではない」わけです。
これを補う意味でも、カタログ(スペック表)に書かれている、さまざまな性能要素の見方を知っておくことが有効です。もちろん、カタログ通りの性能が出ない製品もありますから、デモ機を見ることも大事で、要はそのバランスです。
今回は、スペック表の見方ついて解説します。スペック表の各要素について知ることで、自分にとって最適な液晶モニタを選ぶことができることでしょう。
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CONTENTS
Page1:液晶モニタはどう選ぶ?
Page2:サイズ、解像度、輝度
Page3:コントラスト比、応答速度、入力端子
Page4:その他のスペック