日本で一番早く紅葉が始まる北海道! 本稿では皆さんを北海道の絶景紅葉スポットにご案内し、あわせて紅葉狩りの拠点ともなるおすすめのホテルと温泉・スパを紹介します。
注:紅葉時期についてはその年の気候条件によって変わります。
1.上川町:黒岳と層雲峡
紅葉の黒岳
「日本一早い紅葉」として全国にその名を馳せる北海道の屋根・大雪山連峰。この一角、黒岳の山頂から色づき始めた木々の紅葉は秋の深まりとともに山を下り、10月に入ると層雲峡エリア全体を秋色で包みこみます。層雲峡温泉街の正面には渓谷を彩る紅葉が、また背後には秋色に装う優美な黒岳がそびえ立ち、秋のその時期だけ周囲360度を紅葉で囲まれた「極彩色の空間」が出現します。
層雲峡温泉街周辺でも充分に紅葉を楽しめますが、車で来ているなら温泉街からおよそ3キロ東にある
「流星の滝・銀河の滝」まで足を延ばしてみましょう。
層雲峡の名爆、銀河の滝と流星の滝
銀河と流星の二つの滝は「日本の滝100選」にも選ばれている名瀑で、絶壁から流れ落ちる勇壮な滝と奇岩を彩る紅葉のコントラストは圧巻!
駐車場の休憩所裏から遊歩道を登った先に設置されている
「双爆台」からなら、右手に「流星の滝」左手に「銀河の滝」と同時に眺めることも。ここでは紅葉の中を直線的で豪快に落下する「流星の滝」の男性的力強さと舞うように流れ落ちる「銀河の滝」の女性的優しさという「もう一つのコントラスト」も味わうことができます。
【銀河・流星の滝の基本情報】
住所:北海道上川郡上川町層雲峡温泉
電話番号:01658-2-1811(層雲峡観光協会)
駐車場:無料
紅葉の黒岳ロープウェイ
次は
黒岳ロープウェイに乗りこみ、黒岳山頂の紅葉を見に行きましょう。ロープウェイの「山麓駅」から終点まではわずか7分。窓から眼下に見える紅葉を味わっているうちに、あっという間に五合目の
「黒岳駅」に到着します。
リフトで空中の紅葉お散歩
山頂エリアの「絶景スポット」はまだまだ続きます。ロープウェイ終点の先から出ているリフトに乗ってさらなる「空中の紅葉お散歩」を楽しみましょう。
目にも鮮やかな秋色の山あいを滑空するペアリフトはおよそ15分で皆さんを7合目まで連れて行ってくれます。正面から徐々に迫りくる「紅葉の黒岳」の姿に圧倒されながら、お手軽に標高1520mの地点に到達。リフトを降りた場所に設置されている展望台から下界を見下ろせば眼下には紅葉に囲まれた温泉街の風景が、またその先には大雪連峰の山々が広がり、錦を競い合う「秋の絶景」を心ゆくまで堪能できます。
【大雪山層雲峡・黒岳ロープウェイの基本情報】
住所:北海道上川郡上川町層雲峡温泉
電話:01658-5-3031
駐車場:無料
公式サイト:
https://www.rinyu.co.jp/kurodake/
ナイトイベント・奇跡のイルミネート
層雲峡温泉にあるもう一つの紅葉スポット
「紅葉(もみじ)谷」では、例年秋の紅葉シーズンにあわせて
光のイベント「奇跡のイルミネート」が開催されています。イベントは日が沈んだ午後6時からスタート。温泉街から紅葉谷に至る夜の遊歩道は、ライトアップされた紅葉やプロジェクションマッピング投影されたファンタスティックな映像で彩られ、谷全体が神秘的な雰囲気に包まれます。層雲峡で秋の旅を予定するなら、ここは要チェックのスポットですよ。
【奇跡のイルミネートの基本情報】
開催場所:北海道上川町層雲峡温泉 紅葉谷
時期と時間:2023年9月16日(土)~10月15日(日)
18:00~21:00(最終入場 20:30)
費用:協力金500円
問合せ先:01658-2-1811(層雲峡観光協会)
公式サイト:
https://sounkyo-illuminate.com/
層雲峡おすすめの宿:朝陽リゾートホテル
朝陽リゾートホテル
層雲峡でおすすめの宿が、温泉街入り口にある山岳リゾート風の
「朝陽リゾートホテル」。和室やツインベッドを備えた和、洋モダンとバリエーション豊かな各部屋の窓からは層雲峡渓谷の紅葉を眺めることができ、「紅葉狩りステイ」を楽しむことができます。
紅葉の露天風呂
ホテルには鉄分を含む赤茶色の「ナトリウム-炭酸水素塩温泉」とワイルドな硫黄臭が漂う白濁の「含硫黄-ナトリウム-炭酸水素塩温泉」の2種類の源泉が掛け流しで湧出する大浴場が2カ所あり、朝夕男女交代で入浴できます。各浴場はともに風情あふれる露天風呂がついており、ここでは贅沢な「紅葉狩り入浴」も存分に味わえますよ。
【朝陽リゾートホテルの基本情報】
住所:北海道上川郡上川町層雲峡温泉
予約専用電話:0570-026572
公式サイト:
https://www.choyo-resort.com/
その他:札幌駅からホテルまで
無料送迎バス(要予約)あり。
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2. 東川町:旭岳
旭岳ロープウェイ
北海道の最高峰、大雪山・旭岳では早くも8月の下旬から紅葉がスタートし、ピークの9月始めから中旬には全山がカラフルに染まります。旭岳山頂の紅葉をお手軽に楽しむには、
旭岳ロープウェイの利用が一番。日本一早い紅葉を存分に味わうために、ロープウェイ山頂の
「姿見の池駅」まで上ってみましょう。
眼下に広がる錦の絨毯
ロープウェイからの眺めは絶景のひと言。眼下にはさまざまな色がちりばめられた「錦の絨毯」のような美しい風景が広がっています。
山頂では冠雪と紅葉が一緒に楽しめる
「姿見の池駅」を降りた山頂エリアは、その美しさから
「カムイミンタラ・神々が遊ぶ庭」とたたえられた場所。正面には雄大な旭岳がそびえ立ち、うまく初冠雪の時期と重なる時期に訪れることができたら「真っ赤な紅葉と純白の雪」という当地ならではの素晴らしい光景を目にすることができるでしょう。
【旭岳ロープウェイの基本情報】
住所:上川郡東川町旭岳温泉
電話:0166-68-9111
駐車場:「旭岳山麓駅」前駐車場:1日500円
山麓駅右側「公営駐車場」:無料
公式サイト:
http://wakasaresort.com/asahidakeropeway/
旭岳おすすめの宿:ラビスタ大雪山
ラビスタ大雪山
「北海道のアルプス」の名前に恥じぬおしゃれな山岳リゾートホテル
「ラビスタ大雪山」。ミシュランガイド北海道2012で「非常に快適」ランクとして紹介されたこのホテルは、ヨーロッパの山小屋を思わせる外観、赤々と暖炉が燃えるロビー、そして木を多用したクラシック調のゲストルームなど異国情緒の魅力でいっぱいです。
ラビスタ大雪山の露天風呂
フレンチコースのお食事などラビスタ大雪山の魅力はいくつかありますが、その一番は温泉。2階の大浴場「もむにの湯」には内湯の檜風呂や個室風の樽風呂に加え、野趣あふれる露天の岩風呂や寝湯など4つの浴槽が、また1階には宿泊客は無料で入浴できる3つの貸切個室風呂もあり、さまざまなタイプの温泉が「源泉掛け流し」で味わえます。
標高は1000メートル、まさに「天空の露天風呂」から紅葉を眺めつつ良質の温泉に身をゆだねる……そんな贅沢な温泉入浴を体験できますよ。
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「GWにおすすめ!秘境旭岳温泉・春の雪見露天風呂」
【ラビスタ大雪山の基本情報】
住所:北海道上川郡東川町1418
電話:0166-97-2323
公式サイト:
http://www.hotespa.net/hotels/daisetsuzan/
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3. 札幌市:定山渓
秋の定山渓
札幌の奥座敷といわれる定山渓。ここはその良質な温泉に加え、札幌中心部から車で1時間という恵まれた立地条件もあって通年を通して多くの観光客が訪れますが、ベストシーズンはやはり紅葉の秋です。10月上旬から中旬に入ると、定山渓渓谷のカエデ、ヤマブドウ、ナナカマドをはじめ15種類以上の落葉樹がいっせいに色づき、まるで原色の絵画の世界に迷い込んだような錯覚に陥るほど。
二見吊橋
紅葉を愛でながら温泉街から渓流に沿って続く散策路を歩いてみましょう。遊歩道先にある
「二見吊橋」の上から見る「秋色に染まった渓谷」は圧巻のひと言。地元情報誌で
「紅葉の人気、ナンバーワン」にランキングされたという点もうなずけます。
ライトアップされた渓谷
渓流沿いの遊歩道から二見吊橋に至るエリアでは、例年イルミネーションとプロジェクションマッピングを使った光のイベント
「定山渓ネイチャールミナリエ」が開催されています。夜になると遊歩道は「光の小川」や「光の落ち葉」をイメージした映像でカラフルに彩られ、ファンタジーの世界が出現。二見吊橋から眺める夜の渓谷はオレンジやグリーンにライトアップされ、昼間とはひと味違った「幻想的な紅葉風景」を味わうことができるでしょう。
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【定山渓ネイチャールミナリエの基本情報】
開催日:2023年 6月1日(木)~10月31日(火)
開催時間:19:00~21:00(9・10月は18:00~)
開催場所:定山渓温泉 二見公園~二見吊橋
札幌市南区定山渓温泉西4丁目
料金:無料
(入場は宿泊者限定)
問合せ先:定山渓観光協会 011-598-2012
公式サイト:
https://jozankei.jp/event/luminarie/
札幌国際スキー場 紅葉ゴンドラ
定山渓エリアで
ワンランク上の紅葉狩りを楽しみたいという方は、定山渓観光協会前から出ているシャトルバスに乗り込み、札幌国際スキー場まで足を延ばしてみましょう。例年9月末から10月中旬の「札幌国際スキー場秋祭り」の期間に
「紅葉ゴンドラ」を運行しており、眼下に広がる紅葉を見ながらおよそ15分の「空中紅葉狩り」を楽しむことができます
山頂のカフェから石狩湾を望む
標高1100メートルの山頂には撮影スポットや遊歩道、スキーリフト降り場を利用した展望台が設置されており、ここからは「極彩色の紅葉」と「紺碧の海」のコントラストという他では見ることが出来ない珍しい紅葉風景を楽しむことできます。またゴンドラを降りた場所にはスキーヤーに人気の山頂カフェ
「SKS INTERNATIONAL」もオープン。オーガニックコーヒーや地元農場直送のグラスフェッド低温殺菌ミルクを使用したソフトクリームといったこだわりのメニューも用意されています。
窓の外に広がる紅葉や雄大な紺碧の石狩湾の絶景を眺めながらお好みの飲み物やスイーツを味わう……ここではそんな「秋のこの時期だけにしか味わえない至極の時間」を過ごすことができるでしょう。
【札幌国際スキー場 紅葉ゴンドラの基本情報】
運行期間:2023年9月23日(土)~10月15日(日) 9:30~15:30(上り最終乗車は15:00)
料金:大人1200円 小学生600円(各税込)
住所:札幌市南区定山渓937番地先 札幌国際スキー場
電話:011-598-4511
公式サイト:
https://www.sapporo-kokusai.jp/autumn/
シャトルバス料金:大人往復1280円、子ども往復640円
定山渓おすすめの宿:章月グランドホテル
章月グランドホテル
定山渓でおすすめの宿は、2021年のリニューアルで食事やサービス面でますます魅力がアップした
「章月グランドホテル」。お食事は新鮮な魚介類や道産牛といった地元の高級食材を贅沢に使った和食会席膳が料亭の雰囲気たっぷりのお食事処で準備されます。また、ロビー奥のラウンジ・章月倶楽部では
「蜂蜜バイキング」や無料で風呂上がりの一杯を楽しめる
「湯上りビール」のサービスも!
露天風呂から紅葉を堪能
章月グランドホテルご自慢の温泉はナトリウムー塩化物泉の「源泉かけ流し」です。内湯、サウナに加えて、75℃の源泉から生まれる湯けむりを利用したユニークな
「源泉蒸し風呂」も。また露天風呂は渓谷沿いに作られており、定山渓の紅葉を眺めながら心ゆくまで温泉入浴を満喫することができます。
【章月グランドホテルの基本情報】
住所:札幌市南区定山渓温泉東3丁目239
予約専用電話:0570-026575
公式サイト:
https://www.shogetsugrand.com/
その他:札幌駅から
無料送迎バス(予約必要)あり。
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4. 釧路市:阿寒湖
紅葉の阿寒湖
阿寒湖の紅葉は道央圏より一足早い9月中旬から始まり、10月にはモミジ、ナナカマド、イタヤカエデ、カツラなどの落葉樹が鮮やかに色づきます。温泉街から東のボッケ半島までは遊歩道が整備されているので、湖畔沿いに「紅葉トレッキング」を楽しむことができます。また遊覧船から眺める「湖上紅葉狩り」もオススメ。船上からは雄阿寒岳が湖に映る景色も見え、錦彩なす阿寒の山と湖中の島の美しい風景は旅の思い出の1ページを飾ってくれることでしょう。
滝見橋から見る紅葉
阿寒湖エリアでもう一つの紅葉スポット
「滝見橋」も押さえておきたいポイント。色鮮やかな木々の紅葉と白糸の様な渓流の流れとのコントラストは、まさに「道東を彩る雅(みやび)の世界」といえるでしょう。
カムイルミナで夜の冒険
前述のボッケ半島遊歩道では、夜の森を舞台にプロジェクションマッピングなどの最新鋭技術を使った体験型アトラクション
「カムイルミナ」が開催されています。「リズムスティック」と呼ばれる光の杖を手に、夜の森に投影されるフクロウに導かれながら8つのステージを巡る夜の冒険……。きっとRPGゲームの世界に入り込んだようなエキサイティングな感覚にとらわれることでしょう。
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阿寒湖「カムイルミナ」で光と音のワクワク体験! 夜に楽しむ神秘的な新感覚のアトラクション
【カムイルミナの基本情報】
開催場所:釧路市阿寒町阿寒湖温泉1丁目5-20(ボッケ遊歩道)
所要時間:約50分(歩行距離 約1.2キロ)
開催期間:2023年5月13日(土)~ 2023年11月11日(土)
料金:当日券大人(中学生以上)3500円、小人(小学生)1700円
公式サイト:
https://www.tsurugagroup.com/plans/kamuy-lumina/
阿寒湖温泉おすすめの宿:あかん遊久の里 鶴雅
あかん遊久の里 鶴雅
数ある阿寒湖温泉のホテルの中からおすすめしたいのが、ミシュランガイド北海道にて2012年、2017年の2回にわたって4つ星ランキング評価を得た
「あかん遊久(ゆく)の里 鶴雅」。お部屋はスタンダードな和室、和洋室に、アイヌ文化のデザインを取り入れた「レラの館」、人数が多いファミリー向けの「栞の館」、ハイグレードなステイを満喫できる「鶴雅別館」などさまざまなバリエーションから予算に応じて選べます。
朝焼けに染まる空中露天風呂
鶴雅で一番の魅力は、数多く用意されている温泉。地下大浴場
「豊雅殿」にはジャグジーやサウナに加えて木の香もただよう桧風呂にミステリアスな洞窟風呂、大きな丸太風呂、野趣あふれる庭園露天風呂など7種の浴槽が。また 8階
「天女の湯」にはダイナミックな景観を味わえる空中露天風呂もあり、男女入れ替えで利用できます。また鶴雅の宿泊客なら連結ブリッジで行き来できるお隣の
「鶴雅ウイングス」や姉妹ホテル
「花ゆう香」(送迎バスで移動)の温泉も利用できますので、時間があればぜひこちらも体験してみてください。
【あかん遊久の里 鶴雅の基本情報】
住所:釧路市阿寒町阿寒湖温泉4丁目6−1
電話:0154-67-4000
公式サイト:
https://www.tsuruga.com/
その他:札幌駅からホテル行バス(有料)あり。
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5. 美瑛町:青い池とブルーリバー
青い池の紅葉
富良野の北西、十勝岳の中腹にある人気の絶景スポット、美瑛の
「青い池」。ある時はスカイブルーに、またある時はエメラルドグリーンにと様々な表情を見せてくれる「青い池」は四季を通じて多くの観光客を魅了しますが、中でも紅葉の秋が一番。水辺の木々の葉は赤や黄色に染まり、その水面には白い立木と紅葉の鮮やかな「逆さ風景」が映し出されます。
【青い池の基本情報】
住所:北海道上川郡美瑛町白金
駐車場:有料
自動車(各種) 1台 500円
マイクロバス(29人以下)1台 1,000円
バス(乗車定員30人以上)1台 2,000円
営業期間:通年 (冬場は青い池のライトアップもあり)
問合せ先 道の駅びえい白金ビルケ:0166-94-3355
公式サイト:
https://www.biei-hokkaido.jp/ja/sightseeing/shirogane-blue-pond/
白ひげの滝とブルーリバー
青い池からおよそ3キロほど上流には「白金温泉」があります。ここの駐車場にかかるブルーリバー橋の下に見えるのが、美瑛のもう一つの紅葉名所
「白ひげの滝」とそこに流れる
「ブルーリバー」。崖の中程から幅広い水のカーテンのように繊細に流れ落ちる「白ひげの滝」は前述「青い池」の源流となるブルーリバーに流れ落ち、秋色に染まる木々と見事なコントラストを描き出しています。
橋から冠雪の十勝岳を望む
10月も半ばを過ぎれば、その先に見える大雪の山々もまっ白な雪で「衣替え」が完了。コバルト色の秋の空と純白の十勝岳、そして眼下にはブルーの川とそこを彩る錦色の紅葉と目に入る風景全体が印象派絵画のようにカラフルに彩られ、秋の絶景に浸りつつ心地よい時間を過ごすことができます。
関連サイト
美瑛の紅葉で癒される!絶景・秋の青い池とブルーリバー
美瑛おすすめの宿:湯元白金温泉ホテル
湯元白金温泉ホテル
美瑛の白金温泉は「一度入浴するとすぐに疲労が回復し、山道でも杖なしで歩けるようになる」ことから
「杖忘れの湯」と称された名湯。そんな良質の温泉と白ひげの滝へのアクセスを考えれば、お泊まりはブルーリバー橋の入口にある
「湯元白金温泉ホテル」がおすすめです。
野趣溢れる露天風呂
白金温泉ホテルのお湯は褐色のまったりした「ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-硝酸塩・塩化物泉」の源泉掛け流し。乾燥肌やアトピーなどの皮膚病にも効果があるとされ、お肌にも優しいとのことで、女性たちには大人気です。
大きな岩に囲まれた男性用露天風呂から眺める木々の紅葉の向こうにはブルーリバー橋の姿も。美瑛川渓流のせせらぎや小鳥のさえずりを聞きながらゆっくりとお湯に浸かっていれば、体も心も芯から癒やされますよ。
【湯元 白金温泉ホテルの基本情報】
住所:北海道上川郡美瑛町白金
電話:0166-94-3333
公式サイト:
http://www.shiroganeonsen.com/
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6.旭川市:神居山と神居古潭(かむいこたん)
紅葉のカムイスキーリンクス
「カムイミンタラ・神々が遊ぶ庭」と呼ばれる大雪山連峰の西に「カムイ(神)」の名を冠する二つの紅葉スポットがあります。その一つが旭川市郊外にある
神居山(かむいやま)。この山の南斜面には道北最大規模を誇るスキー場・
カムイスキーリンクスがあり、こちらでは例年紅葉の時期にスキー用のゴンドラで山頂からの紅葉を楽しむ
「カムイゴンドライド」というイベントが開催されます。
紅葉ゴンドラで山頂へ
山麓駅からゴンドラに乗り込み、15分で標高751mの山頂駅に到着。スキーシーズンは約8分で山頂に到着するゴンドラも紅葉時期は半分の速度で運行しているので、スマホなどで眼下に広がる紅葉を撮影しながら、ゆったりとゴンドラからの眺望を楽しむことができます。
ゴンドラ山頂駅の展望スペース
イベント期間中に営業している山頂レストラン横には展望スペースが設置されており、デッキチェアに腰を下ろして紅葉を眺めながら食事をする姿も。
2023年には標高799mの神居山山頂に展望台とそこに至るトレッキングコースを新しく整備。歩いておよそ30分、特設コーナーでレンタルできる電動アシストのマウンテンバイク(料金:1時間2000円)を使えばさらに早く展望台に到着できます。
神居山山頂展望台より大雪山連峰を望む
神居山山頂の展望台からは眼下に燃えるような紅葉が、また天気の良い日には山頂に白く雪を抱く旭岳や黒岳など大雪山連峰の勇壮な姿を望むことができ、360度に広がる絶景を満喫できます。
ここは年に一度のこの時期にしか行くことができないスペシャルな紅葉スポットです。時間と体力がある方はぜひこの
「神居山展望台への紅葉トレッキング」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
【カムイゴンドライドの基本情報】
営業期間:2023年10月7日(土)~10月15日(日) 9:00~15:00(上り最終乗車は14:30)
料金:大人1000円 小学生400円(各税込)
住所:旭川市神居町西丘112
電話:0166-72-2311
公式サイト:
https://www.kamui-skilinks.com/kamuigondride2023/
紅葉の神居古潭
もう一つの「カムイ・神々の紅葉スポット」が神居山山麓を流れる石狩川の渓流にある
神居古潭(かむいこたん)。ここは渓谷を彩る紅葉が楽しめる人気スポットで、秋の紅葉時期には地元だけでなく札幌方面からも多くの客が紅葉狩りに訪れます。
駐車場の展望スペースから石狩川の渓谷一帯に広がる紅葉を満喫できます。こちらで秋の渓流風景を存分に味わったら、次は木製のつり橋を渡って対岸の公園に向かいましょう。
対岸には廃線となった旧函館本線・神居古潭駅の跡地を整備した公園があり、旭川市指定文化財に指定されているモダンな駅舎やプラットホーム跡が保存されていますが、その中でひときわ目を引くのが、巨大な蒸気機関車。「デゴイチ」として有名な「D51型」や「貴婦人」の愛称を持つ「C57型」などSLマニア垂涎の3台の車両が展示されており、
「漆黒のSLと黄金色の紅葉」の見事な色彩コントラストは他の紅葉スポットでは見ることが出来ない独特の景観を醸し出しています。
なお、神居山と神居古潭の紅葉に関しては下記のショートムービーでも紹介しておりますので、合わせてご覧ください。
【神居古潭の基本情報】
場所:旭川市神居町神居古潭
電話番号:0166-23-0090
駐車場:無料
アクセス:JR旭川駅から車で40分。旭川空港から車で50分
関連サイト:
http://www.atca.jp/kankouspoy/%E7%A5%9E%E5%B1%85%E5%8F%A4%E6%BD%AD/
旭川おすすめの宿:OMO7旭川 by 星野リゾート
ホテルのロビーで北海道の動物がお出迎え!?
紅葉狩りの旅とあわせておしゃれでユニークな旭川ステイを楽しみたいという方におすすめのホテルが
「OMO7旭川 by 星野リゾート」。ここは「テンションあがる『街ナカ』ホテル」というコンセプトを全面に出すだけのことがあり、ホテル内には遊び心いっぱい!
秋のハローウィンシーズン(10月1日~31日)はエゾシカやエゾヒグマ、エゾリスといった北海道の動物に扮したスタッフがホテルのロビーでお出迎え。チェックインタイムを盛り上げてくれます。またホテル5階の屋外スペースに用意された焚き火を囲んでお酒を飲みながら夜景を楽しむ
「旭川まちなか焚き火 Bar」や、ホテル近隣の情報を知り尽くしたスタッフ・OMOレンジャーが旭川のローカルグルメの店や居酒屋に案内してくれる
「ガイドツアー」などユニークなサービスが勢揃い。ホテルの内外で秋の夜長を存分に楽しめます。
サウナプラトー
遊び疲れたら体はサウナでしっかりと「ととのえる」…ということで次は地下の大浴場
「サウナプラトー」に直行しましょう。ゴージャスな浴場にはプールのようなウォーキングバスを始め全身シャワー、バブルバス、寝風呂が完備。またサウナはドライ、ミストの2タイプが設置されており、ドライサウナでは今話題の「ロウリュウ」もオート・セルフの両スタイルで体験できます。「サウナプラトー」でこれらすべてをクリヤーすれば、皆さんの「サウナ経験値」は一気に上級レベルとなりますよ。
【OMO7旭川 by 星野リゾートの基本情報】
住所:旭川市6条通9丁目右1
電話:050-3134-8095
サイト:
https://omo-hotels.com/asahikawa/
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※本記事の内容は2023年10月現在の情報です。最新情報は公式サイトなどでご確認ください。