3/3 パリの観光名所 [パリ] All About

パリの文化・芸術系観光スポット

芸術の都といわれているパリですから、文化・芸術を象徴するスポットも訪れておきたいところ。いずれも建築としても最高級のところばかりなので、まずは外観でその姿をじっくりと眺めてから、より深く理解するために中へ入ってみましょう。フランスの芸術に対する懐の深さを感じることができます。

パリの文化・芸術系スポット1　エッフェル塔

なにがなんでもまずはエッフェル塔© Paris Tourist Office - Photographe : Ame?lie Dupont

パリ、はたまたフランスを代表するモニュメント、エッフェル塔。やはり、ここに上らずにフランスから帰ることはできませんよね。200年以上前にエッフェル氏により設計されたこの建物は、当時は「街にそぐわない」という批判が多かったとか。そんなエッフェル塔も今ではパリの街になくてはならない存在になっています。

エッフェル塔に上る場合、昼も素晴らしいですが雨や曇りの時は眺望がイマイチなので、ガイドがおすすめしたいのは天候を選ばない夜。パリ全体の明かりが宝石のようにちりばめられていて、うっとりしてしまいますよ。

エッフェル塔自体を完璧な姿で望むには、セーヌ川を挟んで真向かいに位置する16区のシャイヨー宮からがベスト。昼は銅褐色の剛健な堂々とした佇まい、夜はオレンジ色にライトアップされた華やかな姿と、全く違ったエッフェル塔を楽しむことができます。

＜DATA＞
■Tour Eiffel
住所：Champs de Mars 75007 Paris
最寄駅：Champs de Mars Tour Eiffel（RER-C）、Bir-Hakem（メトロ6）

パリの文化・芸術系スポット2　オペラ座（オペラ・ガルニエ）

数々の名舞台がここで繰り広げられる© Paris Tourist Office - Photographe : David Lefranc

舞台芸術の殿堂オペラ座は、有名なミュージカル「オペラ座の怪人」の舞台にもなっています。現在パリにはオペラ座が2つあり、オペラの公演を中心に上演するのがバスチーユ、バレエの舞台を中心に上演するのがここオペラ・ガルニエです。舞台を見なくても、日中なら内部の見学ができます。最大の見所は、シャガールが描いた天井画。豪華なシャンデリアとともに360度広がる芸術的な作品がとても印象的です。もちろん機会があれば、おしゃれしてバレエ鑑賞に出かけるのもステキですね。

＜DATA＞
■Opéra Garnier
住所：Place de l'Opéra 75009 Paris
最寄駅：Opéra（メトロ3、7、8　RER-A）

パリの文化・芸術系スポット3　パンテオン

著名な偉人たちが眠る© Paris Tourist Office - Photographe : Marc Bertrand

フランスの文化に貢献した偉人が眠る場所、パンテオン。左岸の小高い丘の上に立っており、ドーム型の屋根と正面に並ぶ複数の円柱が特徴のギリシア建築様式です。ここに眠っているのは、科学者のキュリー夫妻、「レ・ミゼラブル」の作者ヴィクトル・ユゴー、哲学者ルソーなど。最近では「三銃士」の作者であるアレクサンドル・デュマの墓もこちらに移されました。

すぐ近くにはソルボンヌ大学があり、このエリアは大学で昔ラテン語が使われていたことから「カルチェ・ラタン」と呼ばれ、知的な雰囲気の学生街となっています。

＜DATA＞
■Panthéon
住所：Place du Panthéon 75005 Paris
最寄駅：Luxembourg（RER-B）

番外編　バトームーシュ

ご紹介した以上のモニュメントを一度に見るなら断然、セーヌ川クルーズ、バトームーシュがイチオシ。約1時間かけてゆっくりとセーヌ川を往復してくれます。4月から9月までのハイシーズンは1日28本、それ以外のローシーズンは1日13本運行していますが、時間帯は出港時にちょうど日が沈むあたりが一番キレイ。パリの景色が夕日のオレンジ色に照らされ、徐々に暗くなりライトアップされていく美しいモニュメントと橋を眺め「パリに来たのだな～」と実感できること間違いなしです。

＜DATA＞
■Bateaux Mouches
出港地点の住所：Pont de l'Alma Rive droite Port de la Conférence 75008 Paris
出港地点の最寄駅：Alma-Marseau（メトロ9）