デンパサール国際空港での過ごし方
初めてバリを訪れる人が注意するべきなのがバリ島の物の価格。最近は定価販売も多くなりましたが、場所によっては定価以上の価格を提示されることがたくさんあります。特に物の相場を知らない外国人に対して提示された価格が、現地の人が払う価格の倍以上であることもしばしばあります。特にそれは詐欺行為にはならないお国柄なので、事前に価格の相場を知っておくか、現地の人の助けを借りるなどをするしか防ぎようがありません。その手間隙を考えると、外国人向けに設定された価格を払ってしまった方が精神的にも時間的にも楽だったということもよくあります。今回はデンパサール国際空港での過ごし方について、どうしたら余計なお金を使わずにスマートに過ごすことができるのということもポイントに、現地の事情をわかりやすく説明していきたいと思います。快適に旅を終えるための判断材料になれば幸いです。
<目次>
空港での両替
両替する金額は少額で
空港内の両替所でレートを確かめてから、少額を両替するのがおすすめ
正規の両替所を探して両替しよう
空港でのSIM購入
現地のSIM調達は空港が便利
空港から出てすぐにブースがあり、多くの人が利用していました
そんなに高いのなら、街中で安く買えないものか、とガイドも思いましたので、実際にいろいろとSIMカードを購入できる場所を探してみました。まずは空港に近い場所で24時間営業でSIMカードを売っている店に入り価格を聞くとほぼ空港と同じ価格です。空港よりもいくらか安いことを言われましたが、明らかに人を見て外国人だったら絶対にローカル価格では売らないという感じで印象が悪く、足を延ばすだけ無駄だったと思いました。次はクタの大きなショッピングモールに行きましたが、そもそもSIMカードを扱っている店が少ない上に、価格は空港よりも高かったので、こちらも利用できないと思いました。
デンパサール地域の地元の人が買う店の外観
空港からのトランスポート
空港から市内へのアクセス
一昔前の旅行スタイルはパッケージ旅行が多く、現地で旅行会社のガイドが待っていて専用車でホテルまで送迎をしてくれるケースが多かったと思いますが、最近はスマートフォンでウェブサイトから全て予約ができてしまうので、空港からの送迎もご自分で手配する場合も多いかと思います。
空港からタクシーを利用するのが一般的ですが、実はこのタクシーがかなりの曲者です。通常のメータータクシーの料金は初乗り7000ルピア、1kmごとに6500ルピア、最低チャージが45000ルピア(距離が近くて料金が満たない場合も45000ルピア)なのですが、この設定に従わずに行き先の地域によって勝手に価格を設定しているようです。もっと安く利用したい場合は、駐車場の近くまで歩き「タクシー?」と声をかけてくるフリーランスのドライバーと交渉して納得のゆく価格で折り合いをつけることになります。しかしながら外国人だとそれほど値段は下がらないのでタフな交渉が必要です。さらにそれも望まない場合は、空港のゲートまで出て路上でメータータクシーに乗るという方法もあります。欧米人のバックパッカーが路上を歩いてタクシーを探している姿を見ることがありますが、重たいスーツケースを引きずって歩くのは疲れますし、第一そんな姿はとてもスマートとは言えません。
悪い印象ばかりのタクシーですが、ではバリ島旅行のリピーターの人はどうしているか、というと煩わしいタクシーを利用するよりは事前に日本から車チャーターや片道送迎のトランスポートサービスを予約していたり、ホテルからの有料送迎を利用したり、できるだけ無駄な時間と労力を省いているように見受けられます。
ヘビーリピーターの方で現地の電話番号を持っている人なら、最近流行りのネットから気軽に利用ができるGO-CARやGrabのアプリを利用して安く車を手配することもできますが、インドネシア語、あるいは英語をある程度使うこなすことができないと難しいでしょう。
空港のラウンジ
ラウンジのシャワーは微妙…帰国前にシャワーを浴びる方法
最終日、ホテルのチェックアウト時間は昼12時ですので、その後の時間をどうやって過ごすのか、快適に空港から出発するにはどうしたら良いかまとめてみたいと思います。バリ島はご存知のように熱帯気候ですので、汗をかいた後にすっかりとシャワーを浴びてから帰国の途につきたいと、考える方も多いと思います。帰国前にシャワーをあびる3つのアイディアを紹介します。1.空港のラウンジサービスを利用してシャワーを浴びるスケジュール
デンパサール国際空港にはプレミエールラウンジ、T/Gラウンジ、ガルーダ インドネシア インターナショナルラウンジの3つのラウンジがあります。ガルーダ インドネシア インターナショナルラウンジはビジネスクラスのゲストのみ、プレニアラウンジはプライオリティパスで利用可能のラウンジ、T/Gラウンジもプライオリティパスの利用可能になりました。
くつろげる空間、ビュッフェスタイルで食事ができるのが人気です。どのラウンジにもシャワーがあるのですが、トイレ内に1つ、しかも設備については残念ながら満足できるとは言えないレベルです。 2.(夜出発の便と想定)最後にスパ体験を予約
街中にあるウォークインのマッサージ店ではなく、旅行者が利用するようなある程度のレベルのスパですと、ホテルからの往復送迎サービスが付いていますので、最後の送迎を空港までとします。スパで気持ち良く体験後、シャワーも着替えも済ませてから空港に向かうことができます。
3.日系のホテル、ジンバラン地域にあるウォーターマークホテルで夕食や軽食をとってから空港に向かうアイディア
ホテルの一階にある公共のトイレにはシャワーが完備されており、ゲストは自由に利用することができます。ホテル内には二つのレストランとカフェが併設をされているので、ゆっくりと食事をしてから空港に向かうスケジュールです。
<DATA>
■Watermark Hotel&Spa Bali Jimbaran(ウォーターマークホテル&スパ バリ ジンバラン)
住所:Jl. Uluwatu 88, Kedonganan Bali-Indonesia
TEL:+62-361-4725100
アクセス: 空港まで車で10分
空港のレストランやカフェ、お土産屋
出国ゲートを前にカフェで一息
バリ島の新しい空港はまだ改装中のところもあり、レストランや土産物店が次々にオープンしていますが、ガイドのおすすめは出国ゲートをくぐる手前の、広いカフェスペースでの時間の過ごし方です。高い天井で開放的な雰囲気があり、気軽にいただける軽食が揃っています。カフェの他、コンビニ、書店、土産物店があり、最後の土産物の散策もできます。お土産を買い忘れた人へ、あるいは余ったルピアで適当な自分へのお土産を調達。スーツケースを手荷物で預ける前なので、まだ買った商品を詰め込むことができます。
おすすめのお土産はバリ島原産のコーヒー、バティック柄の扇子、ココナツソープなど、いろいろありますが、旅行者だった時代にガイドがよく空港で買い求めたのは、思い出が蘇るバリ島らしい音楽CDでした。価格は一枚850円程度で視聴もできました。スパ体験の時に聞いたあの音楽がまた日本でも聞きたいと思う時にオススメです。(※情報は2018年9月現在)