歴史とトレンドが交差する、マレ~バスティーユ
マレのサン・ジェルベ教会周辺には、小さなカフェが複数ある |
マレは歴史とトレンドが交差する街
にもかかわらずおしゃれなブティックやカフェが集まり、賑やかさと静けさ、新しさと古さがうまく同居していて、それが独特の空気を醸し出しています。とくに夕暮れ時から夜にかけてのマレは、街灯が灯り雰囲気満点。パリに来たという実感が湧いてくること間違いなしです。
カフェが並ぶマレのヴィエイユドタンプル通り
南北に走るマレの中心、ヴィエイユドタンプル通りはセレブもお忍びでやってくる雰囲気のいいカフェ通りとなっています。フランスの人気俳優、ロマン・デュリスもここがお気に入りのようで、日夜問わず、サングラスもせずに歩いている姿を何度か目撃されています。
ガイドの私見では、このマレが「パリという街を最もよく表している場所」だと思っています。いわゆる京都でいうところの祇園のような……なので、マレはパリに来たらゼッタイに訪れてほしいエリアです。
オペラ鑑賞ならここ、オペラ・パスティーユ © Paris Tourist Office - Photographe : David Lefranc - Architecte : Carlos Ott |
ケレー通りやシャロンヌ通りを中心としたエリア、通称「北マレ」では、独立系ブランドやギャラリー、新感覚のビストロなどこだわりのある個性的なお店が次々とオープンし、今パリで一番ホットなエリアとなっています。一歩先を行く尖ったセンスのものを見つけたい人は、こちらを訪れてみるとよいでしょう。
パリ唯一の『村』、モンマルトル
ユトリロが描いたモンマルトルのシャンソン小屋、ラパン・アジール © Paris Tourist Office - Photographe : Amélie Dupont |
パリの中の小さな村、モンマルトル
一歩中に入ると驚くほど静か