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人気 No.1、Dimension 8400 を試す Dell のカスタム PC を買おう(2ページ目)

Dell は、世界最大のネット直販メーカー。自分の好みに合わせて性能をカスタマイズできると同時に、高いコストパフォーマンスでたくさんのファンを持っています。今回は、Dell で PC を買うコツを解説します。

大島 克彦

執筆者:大島 克彦

デスクトップパソコンガイド

見積もりのつもりでやってみよう

さあ、ここから BTO 体験が始まります。BTOでは、あらかじめ用意された選択肢をもとに、ユーザーが自分の好きなように CPU や HDD を選べます。Dell のサイトではパーツの構成を変更すると価格が自動的に変更されますので、予算以内におさまるように工夫をこらすという楽しみ方もできます。

なお、Dell のサイトでは、実際に製品を注文しない段階でも、自分の思うようなパーツを選んで価格を確かめることができます。自分の考えたスペックで PC を組んだ場合、どれぐらいの価格になるのか、見積もりのつもりでやってみましょう。

DellのWebサイト
BTOに完全対応した、Dell のWebサイト


初心者のための BTO のツボ

とはいえ、経験が少ない皆さんには、選ぶ基準は分かりにくいですね。そこで、パーツ選択のコツを紹介します。

●CPU、グラフィックは最低限で十分
まず、CPU です。周波数が高いものほど高性能ですが、価格も高くなります。Dimension 8400 では、2.80GHz~3.40GHz の5種類の CPU が選べますが、最上位と最下位の価格差は35,000円。オススメは、もっとも安い 2.80GHz(Pentium 4 520)です。
また、グラフィックは ATI Radeon X300SE、nVidia GeForce6800 など4種類が用意され、価格差は6万円。これも、最安価の X300SE を選びます。
最近の CPU と グラフィックは、低価格なものでも十分な性能を持っています。3DCG やビデオクリエイター、ヘビーなゲーマー以外は、あまりこだわる必要はないでしょう。

●メモリは最低でも 512 MB
メモリは、最低でも 512 MB は用意します。Dell では、ときどきメモリ増量キャンペーンを行っていますので、その場合は1GBでもよいでしょう。それ以上の容量は、一般ユーザーには必要ありません。

●HDD は使用目的を考えて
HDD は、160 GB~800 GB(400 GB×2)から選べます。TV チューナーを増設して番組録画を行ったり、ビデオ映像の編集を行うのであれば、250 GB 以上は必要です。しかし、デジカメ画像の取り込みやミュージックファイルのダウンロードを楽しむ場合なら、160 GB あれば十分でしょう。

●必要に応じてアプリケーションを追加
OS は Windows XP の Home Edition と Professional、Media Center Edition(MCE)の3種類から選べます。一般のユーザーは Home Edition でよいですが、会社で使用する場合には、ユーザー管理やネットワーク機能が優れた Professional がオススメです。
Office Personal Edition 2003(Word、Excel、Outlook)は、18,900円の追加料金でプリインストール可能です。別途ショップで購入すると、これより3万円近く高くなりますので、いっしょに購入するのがベスト。PowerPoint(プレゼンテーション)、Access(データベース)が必要な人は、Professional Enterprise Edition を選べば大丈夫です。また、ウイルス対策ソフトも選択できます。

●サポートにもバリエーションがある
サポートにも定評のある Dell は、無料で1年間の引き取り修理と、12時間の電話サポート、メールでのサポートがつきます。これに加え、8,400円~19,950円の追加料金で、出張修理や4年間の引き取り修理などが選べます。初心者ユーザーは、最低でも8,400円のサポート契約を結んでおくとよいでしょう。

●マウス、モニタ、その他
その他、スピーカーやキーボード、マウスを選びます。マウスは、PS/2 接続でオプティカル(光学)でないものが少し安くなります。TV 録画機能を付けたい場合は、チューナーボードを選びます(プラス 18,000円以内)。ただし、OS に MCE が必要なボードもあるので、注意しましょう。今回、モニタは 19インチワイド液晶(1280×1024 ドット)を選びました。

さて、BTO のツボをまとめてみましょう。主な構成パーツの中で、なるべく「欲張った」構成にしておくべきものから「最低限」の性能でよいものを順に並べると、以下のようになります。

メモリ>HDD>CPU>グラフィック


一通りの選択が終わったら値段を確認し、スペックの選択漏れがないか、もう一度確かめます。今回選択した構成については、次ページを参照して下さい。価格は 148,750円(月 3,100円の60回払いも可能)となります。

実際に買い物をする場合は、価格の右に表示されている「次へ」をクリックして、クレジットカード情報や配送先住所などの入力を行います。ここからは通常のインターネット通販と同じですので、省略します。

その実機を使ってみた!>>NEXT
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