理由4:「何かを獲得すること」「刺激を得ること」が幸せだと思っているから
多くの人が、新しい何かを得て、刺激、面白さ、楽しさを得ることこそが幸せ、だと勘違いしています。これが、マンネリした関係を不幸だと感じさせてしまうのです。
世の中には、2種類の幸せがあります。
・持続不可能な幸せ
・持続可能な幸せ
「持続不可能な幸せ」というのは、「常に新しい何かを得て、刺激、面白さ、楽しさを得る」ことで得られます。でも、人間は「慣れる」生き物なので、常に何かを獲得し続けなくてはいけません。ただし、得たくても得られないこともあります。そんなとき、人は「不幸せ」を感じます。つまり、「持続不可能な幸せ」を得ようとするのは、幸せと不幸のどちらも受け取るやり方であり、“幸せそのもの”ではないのです(=ニセ・幸せ)。
逆に、「持続可能な幸せ」というのは、「今ある幸せに気付き、それを感謝し、生かすこと」で得られます。これこそが、長い目で見て、ずっと幸せでいられる方法なのです(=本物の幸せ)。ただし、“本物の幸せ”というのは、どこか平穏である分、退屈なものであるのも事実です。
もちろん、「持続不可能な幸せ」を得るために、何かを求めることは悪い、と言っているわけではありません。でも、それを「幸せ」だと勘違いしていると、人はいつまで経っても、「足りない!足りない!」という気持ちになって、幸せを味わえることはないでしょう。
目の前に幸せがあるにも関わらず、新たな幸せばかりを追い求め、それを「手に入れることが幸せ」だと思ってしまうと、手に入れていない時は、「不幸」になってしまうからです。
「今ある幸せに気付き、それを感謝し、生かすこと」というのは、言葉で言うのは簡単ですが、幸せに「気付くこと」「感謝すること」「生かすこと」が出来ている人は、そう多くはありません。なぜなら、人は、今あることを「当たり前」だと思ってしまうからです。
今、恋人がいること。お休みの日にデートをしてくれる人がいること。その、当たり前になっている幸せにきちんと気付き、感謝し(=恋人を失ってから、大切さに気付いても遅いですよ?)、その関係をきちんと育てていく(=生かす)ことこそが、本当の幸せ者になるために大切なことです。これができる人は、マンネリすらも、「2人の関係が安定している証拠」だと、嬉しく思えるでしょう。
マンネリは、悪くない!
「マンネリしている」というと、悪いことだと捉え、2人の関係に変化をもたらし、それを解消することばかり考えがちですが、それ以前に、もっと「根本的に自分自身を変える」ことが大切なところもあるのです。
人と長く関係を築くことにおいて、マンネリは、必ずしもマイナスなことではありません。今、自分に恋人がいる幸せに気付き、そばにいてくれることに感謝し、その関係を大切に育てていける人になりたいものですね。
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