恋愛が長続きしない人が持つべき4つの能力
せっかく恋人ができても、長続きしないですぐに別れてしまう人がいます。そんな人は、すぐに「彼(彼女)にはこういう欠点があったから」と、相手のせいにしがちですが、そんな人ほど持っていた方がいい能力があります。
今回は、特に「モテないわけでもないのに、ある程度の年齢になっても独身で、恋人ができてもすぐに縁を切ってしまう人」が持っていた方がいい、4つの能力について紹介していきます。
長続きさせる能力1.2:寛容さと忍耐力
当たり前ですが、関係を長続きしたければ、すぐに「別れたい」と思わない人になった方がいいものです。そのために大切なのは、「寛容さ」「忍耐力」です。
恋人とは会う頻度が多くなるので、相手の欠点に対して自分も影響を受けやすくなるものです。それに対して、「大したことはない。何とかなる」と思えるくらいの「寛容さ」を持てればベストですが、そこまで心の器を大きくできないときに必要となるのは、「忍耐力」です。だから、よく「結婚には、忍耐が必要」なんてことが言われるのでしょう。「相手が気に入らないことをした→嫌い!」では、“お子ちゃま”なのです。
もちろん結婚しているわけでないのであれば、苦しんで、我慢して付き合っていく必要はありませんが、その「忍耐力」があるかどうかで、絆が深まるかどうかも変わってきます。逆を言えば、その「忍耐力」がないから、さっさと別れては次の人を見つけ、また気に入らなければ、また新たな恋人を作るといった、落ち着きのない人になってしまうのです。
そういう人は「相手が悪い」「相手を好きになれなかった」「気持ちが冷めた」なんて、相手のせいにすることも少なくありませんが、要は「忍耐力がない」のです。本人がそのことに無自覚だから、同じことを繰り返してしまうことも多いのです。
そもそも恋の「好き」という感情は、「相手が自分にとってどれだけ役立つ相手か」といった、“自己中心的な感情”から生まれていることも多いもの。
例えば、ルックスが素敵な人を好きになった時は、「目の保養になる」「友達に自慢できる」など、そこにある思いは、自分のメリットが中心であり、まだ「相手を幸せにしたい」といった、本当の愛情はありません。つまり、そこにあるのが本当の愛ではないのだから、気持ちが冷めやすいのは当たり前だとも言えますし、だからこそ、“人と長く付き合っていけるような自分”になって、「その“恋”を、“愛”に変えていく」必要があるのです。
もちろん愛に変わっても、何もかも価値観が合う人なんていないので、付き合っていくうちに、相手のやることに対して、頭にくることもあるでしょう。そんなときこそに大切な能力があります。
長続きさせる能力3:思いやり
恋人に約束を破られたり、気に入らないことをされたりしたときにこそ、意外にも重要になってくるのは、「思いやり」です。なぜなら、そんなときこそ、相手に詰め寄って、傷つけるようなことを言いやすいからです。
恋人のことが好きで、心を許しているからこそ、相手の期待外れの言動に悔しい思いをしてしまい、「だから、あなたはダメなのよ」なんて、相手の人格を否定するような文句を言ってしまうものではありますが、そんなことをしていては、いい関係が築けるはずはありません。売り言葉に買い言葉で罵り合ってしまうと、信頼関係が壊れ、一番恐れていた別れに発展してしまうこともあるでしょう。
私たちは、「親しい関係だからこそ、言葉で相手を傷つける力がある」ことをよく理解していなければいけません。“恋人だからこそ、言ってはいけない言葉”もあるのです。
相手に直してほしいところがあるときこそ、頭に血が上って感情的になって言ってしまうといい結果にはなりません。悔しい思いは一度クールダウンさせた方が、建設的な話し合いになるもの。「自分は単に相手を言いまかしたいのではなく、いい関係にしたいと思っているんだ」ということをよく理解して、くれぐれも感情に任せて文句を言わないように気を付けましょう。
長続きさせる能力4:信じる力
相手のすることに対して、「自分は大切にされていない」と思うと、怒りを感じたり、寂しい気持ちになったりするもの。さらに、相手からの愛情に不安を抱くからこそ、空回りした行動に出やすくなります。そんなときに大切なのが、相手を「信じる力」です。
例えば、恋人からメールのレスポンスがこなかったとします。そんなとき、「私(僕)はおざなりにされている!」と思ってしまうと、腹が立ちますが、「彼(彼女)は、忙しいんだ」「この人は、情報処理が苦手なんだ」と思ったら、頭にくるよりも、「だったら、自分はどうするのか?」の方を考えるようになるもの。
おそらく多くの人が、わざわざ相手を怒らせようとしているわけではありません。そんなの、逆に面倒ですしね。つまり、何らかの理由で余裕がなくて、そこまでの気遣いができないから、残念な行動をしていることも多々あるものなのです。
そんなときは「能力的な問題」なんだと、自分の中で処理をしちゃいましょう。そうしたら頭にきません。
もし、どうしても急ぎの返事が欲しければ、電話をする、更に出なければ、留守電にもメッセージを入れる、といった、行動に移せばいいだけのこと。返事が来ないことに勝手に不安がり、こじらせている場合ではないのです。
もちろん相手がナメていたら、時には苦言を呈さないといけないこともあるかもしれません。でも、基本は、「相手には悪気がない。能力的な問題があるだけ」と思っていると、変にモメずに、自分が対応できるようになるものです。相手を信じて、自分がうまく対応できるようになった方が、状況は好転するものですよ。
長続きさせることがいい恋愛・人間関係をつくる
関係が長続きしない人ほど、「彼(彼女)が運命の人なら、すぐに唯一無二の関係になれるもの」だと勘違いしていることも多いものです。だからこそ、付き合って間もないのに、相手が気に障るようなことをすると、「この人じゃなかった!」「こんなはずじゃなかった!」なんて思いやすいのです。
でも現実的に、付き合い始めの頃に「自分のパートナーがこの人でなくてはいけない必然性」なんてものは、まだありません。そんな2人でも、長く付き合っていって、お互いに色々なことを許し合い、「ここまで長く一緒にいる相手だし、お互いにいいところ、悪いところも理解し合っている仲だから」と思えるようになってくると、たとえ相性が抜群でなくても、「一緒にいる必然性」は生まれてきます。
結局のところ、長く付き合っている相手だろうが、「なんでこんなことをするのだろう?」ということを幾度となくしてくるでしょう。それでも「一緒にいよう」と思えるかどうかは、やはり「長く一緒に過ごした月日」と、今まで色々なことを共に乗り越えていくことでできた「絆」、そして、2人で積み重ねてきた「楽しい思い出」にかかってくるもの。
だからこそ、「長く続ければ続けるほど、関係が長持ちする可能性は高まる」とも言えます。本当にいい恋愛をしたければ、すぐに縁を切っている場合ではないのです。
パートナーシップは、難しいものです。思い通りにいくことばかりではありません。でも、だからこそ、自分にも色々な能力が身につき、成長させてもらえるものです。
今回、紹介した「思いやり」「寛容さ」「忍耐力」「信じる力」の4つの能力は、恋愛に限らず、いい人間関係を築くために大切な能力です。大切な人と根気よく関係を育てていきたいものですね。