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オリンピックはこれで見る

今年はオリンピックイヤー、各社テレパソのご紹介とちょっと個性的なテレビ視聴についてお届けします。

執筆者:中村 伸



アテネオリンピックをどう見る?

 今年は4年ぶりのオリンピックイヤーです。パソコンとテレビは数年前まで全く関係ない間柄でした。でも今や切り離したくても切り離せない関係になっています。テレパソは言うに及ばず、液晶テレビ付きパソコン用モニタなどというものもあります。今回はそんなアテネオリンピックを見るためのパソコンを取り上げていきます。

パソコンでテレビを見るには

 パソコンがテレビと似たディスプレイを持っているので、以前からパソコンでテレビを見る方法がいろいろ考えられてきました。現在大きく3通りの方法がありますので順にチェックします。

 まず、テレパソを使う方法です。大手パソコンメーカのPCは殆どテレパソ、といってもいいくらいです。NEC、富士通、日立、SONYなど、大手各社はテレビ、HDDレコーダー、DVDプレーヤの機能を併せ持ったパソコンを出しています。

 2番目として液晶モニタにテレビチューナを内蔵したものを紹介しましょう。昨年からDELLがアメリカで情報家電を扱い始めましたが、日本で最初に扱ったのがこの液晶モニタです。17インチのワイド液晶ディスプレイにテレビチューナを付けただけですが、単に限られたスペースでパソコンもテレビも見たい、という欲求にぴったりはまったのか、大変な人気商品となっています。逆に日本の家電メーカは、可能なのにパソコン入力端子のない液晶テレビが多いようです。筆者としては是非付けて欲しいと思っています。

 3番目の方法は、今あるパソコンにテレビチューナボードを追加する方法です。ソフトウェアの競合やオーバーレイ機能の相性などがあるため、どなたにもお薦め出来る方法ではありませんが、それでも最近は、相性などで動作しないということが少なくなってきたので、テレパソに買い換える事無く、2万円程度の出費でテレパソ化をすることもできます。但し、リアルタイムにMPEG化して表示するソフトウェアエンコードタイプのチューナボードはCPUパワーをかなり使いますので、2GHz以上のCeleronを使ったモデルが必要です。ちょっと古いパソコンをテレパソ化するときはその点に注意しましょう。

 また、手軽に拡張出来るUSB外付けチューナも色々出回っています。これらの外付けチューナはパソコンを開けて増設することに自信のない方も気軽に拡張して頂けたり、不要なときに取り外すことでトラブルも少なくてすむ、というメリットもあります。

 では次は各社の最新モデルから、お薦め機種を見ていきます。富士通は既に2004年夏モデルを発表しましたのでその中から、そのほかのメーカはまだ夏モデルを発表していませんので春モデルの中から選んであります。

富士通はテレビがメインのDESKPOWER-T


 富士通からは早々に発表された2004年夏モデルのDESKPOWER-Tを紹介します。22型の大型ワイド液晶ディスプレイに、サブウーファー付きサラウンドスピーカを組み込み、一体型の筐体は単なる液晶TVと見間違うほどスタイリッシュです。リモコンでテレビ視聴が可能な事も相まって、リビングに置きたいパソコンの筆頭です。D4端子があるのでデジタル放送を見るためのチューナが接続出来たり、スーパーマルチドライブ搭載なので、すべての書き込み/書き換えDVDディスクを扱うこともできます。チューナも都市部などで抜群の効果を発揮するゴーストリデューサを搭載しているので、より綺麗なテレビ画面を楽しめるでしょう。

NECは地上波デジタル対応のVALUESTAR TX


 高速化するCPUを水で冷やすという水冷を身近なものにしたNECは、その後もその静音性を買われて多くの機種に展開してきました。昨年始まった地上波デジタル放送チューナを内蔵したVX980/8Fは、唯一パソコンで地上波デジタル放送を視聴出来るモデルとして、またNECのデスクトップパソコンのフラッグシップでもあります。筐体が少々大きいのが難点ですが、拡張性が高く高性能であるので、初心者から上級者まで広くお使い頂けると思います。23型ワイド液晶画面はNEC独自のSoundVuを搭載し、臨場感あふれるテレビ視聴を可能にしています。

日立のプリウスは「全部入り」


 テレビでのコマーシャルでも日立のプリウスは全部入ったパソコンを強調しています。限定生産の20型ワイド液晶モデル770H20TVH2を推したいところですが、Microsoft(R) Windows(R)XP Media Center Edition 2004を採用しているので、一つ下の770H17TVH3をお薦めとします。ただ、NECや富士通と違って、サウンド機能はごくありふれたものとなっています。

SONYは持ち運び可能なVAIO P


 SONYのVAIOからは持ち運びができる一体型パソコンのPCV-P101を推薦します。このモデルはデスクトップタイプのパソコンでありながらバッテリーを内蔵し、短時間ながらもバッテリー駆動ができる様になっています。そのためノート用に作られたパーツ類を使っています。ただ一つ、持ち運びができるというメリットがあるにもかかわらずテレパソとして使えるので、アンテナをつなげなければならないのが残念と言えば残念です。アンテナ無しでもテレビの視聴ができると嬉しいんですけどね。


↓各社のWEBサイトにはここからジャンプ!↓

富士通のFMWORLD
NECの121(ワントゥワン)wareサイト
日立プリウスワールド
SONYのVAIOサイト
DELLトップページ
【編集部おすすめの購入サイト】
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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