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5万円パソコン攻略法(1)

WEBとメールが使えれば、そんな用途に20万もするパソコンは宝の持ち腐れ。量販店などで始めた5万円パソコンがあればOK!今回はそんな5万円パソコンの紹介です。

執筆者:中村 伸



5万円でパソコンが購入できる時代

 Windows95が世の中に出回って、それまでのマニアだけの世界からパソコンは一気に大衆化しました。ただ、価格までもが大衆化したとは言いにくい状況が続いていました。ところがここ1年あまりの間に、パソコンの最低価格帯が10万円からその半分の5万円程度まで下がってきました。パーツの価格が下がったことや、その他の要素もありますが、大きいのは昨年末に日本上陸を果たしたeMachinesの49,800パソコンが業界を激震させたせいであるといえます。

5万円でも最新CPUを搭載

 ちょっと前まで、激安パソコンは、型落ちパーツを使った、ともすると「使えない」パソコンでした。ところがeMachinesを代表とする、今回取り上げたような5万円パソコンは、みな最新CPUを使用しています。また、最新でなくてもローエンドCPUが1GHzはおろか、2GHzを超えるような時代になって、ほとんどの場合これらのCPUで何ら不自由ないパソコンライフが送れるようになっています。

さすがに万能ではない?

 5万円パソコンは現在考えられるすべてのパソコン業務に使える訳ではありません。そこはそれ、安いなりのポイントがあります。いくつかあげてみましょう。

★CD-ROMが搭載されている

 今ではPCでCD-R/RWを焼くのは当たり前、DVD±R/RWなど、書き込み可能DVDが搭載されているパソコンも数多く存在します。そのような中、5万円パソコンの多くはCD-ROMしか搭載されていません。

★メモリが少ない

 一般的にクライアントPCのOSがWindows XPしか選択できなくなって、最低限メモリが256MBは欲しい、というのが暗黙の了解であることは、パソコンを使ったことがある方の多くが認めるところでしょう。ところが次ページの表を見ていただくまでもなく、これら5万円パソコンは128MBしかメモリを積んでいないモデルばかりです。

★HDDが少ない

 筆者はあまり感じませんが、やはり多くのパソコンユーザはより大きな容量のHDDが搭載されたモデルを「高性能」と感じるようです。実際、HDDは壊れさえしなければ容量が大きければ大きいほどうれしいのは間違いありません。ということで、40GBが決して容量が少ないわけではありませんが、やはり最近はデジカメデータやビデオデータなどを扱うことも多く、容量がちょっと少なめであるといえます。

★統合チップを使っている

 統合チップの中には、nVIDIAのnFORCEやATIのRADEON 9100 IGPなど、高性能3Dグラフィック機能を搭載したものもありますが、5万円パソコンの多くはこれら高性能統合チップを搭載していません。5万円パソコンで最新3Dゲームをばりばり遊ぼうという方も少ないと思いますが、ゲームはパワーが勝負ですから、ちょっと新しめのゲームだと、少々苦しいことになります。

 これらのポイントは、絶対強化しておいた方がいい部分と、どちらでも用途による部分とに分けられます。強化ポイントについては次回の記事で伝授したいと思っています。どうぞご期待ください。

ボーナスで狙いたい5万円パソコンは?

 今回取り上げた5万円パソコンの多くは、Pentium4系のCeleronプロセッサを使用し、WindowsXPまでインストールされています。これに1年の製品保証とサポートがついてくるのですから、本当にいい時代になったものです。折しもボーナス時期と言うこともあり、これらを狙っている方も多いことでしょう。次ページに一覧表にしましたので、ご自分の好みに合っているのはどれか、比較、検討してみてはいかがでしょうか。
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