このプリンタを必要とするケースはどんなケースか、考えてみました。一番多そうなのはCD納品などの、データ処理を行っている会社など。大概はディスク上に文字だけ書き込まれていれば用が足りますので、テプラのようなシールを貼る、という場合が多いと思います。そのようなシチュエーションで、テープ代、貼付する手間などを考えれば、このCW-100で置き換えると大変便利に、またおそらく安価になるのではと思います。
個人の場合、趣味でCD-R/RWなどを作っている方には、印刷出来る情報の量が少ないのは少々問題です。MP3を大量に入れたCD-Rなどの中身を示すには、このプリンタで印刷出来る面積は少なすぎます。そうなると、インクジェットプリンタを使って直接印刷したり、あるいは丸いラベルに印刷して貼付するという、今までのパターンが断然有利です。個人ではちょっと使いにくいのかな?っていう印象を得ました。
また、印刷するリボンが結構少量しか巻かれていません。プリンタというもの、消耗品の価格、購入量が本体価格に影響する商品、というか、そういうビジネスモデルなので、まあ、これは仕方ない部分なのかなぁという反面、沢山は売れないだろうなぁとちょっと心配になったりしました。
●CD-R/RWドライブに印刷機能が融合出来れば
CD-Rなどのディスク上の余った領域に、絵や文字を焼き込む(?)という技術をヤマハが発表し、既にその機能を盛り込んだドライブが発売されていますが、このディスクタイトルプリンタが、CD-R/RWドライブに融合されれば、非常に便利になると思います。つまり、CD-Rなどを作成(焼き込み)する際に、同時にタイトルなどを印刷してしまうという事です。CD-TEXTをPC内蔵のCDドライブで読み込み、CW-100へディスクをセットし直すというのはかなり面倒でした。また、場所も取ってしまいます。少なくとも、5インチディスクサイズまで縮小してくれれば、余ったドライブベイに入れる事で、かなり使い勝手が向上すると思います。見たところ、5インチドライブサイズにサイズダウンするのはそれほど難しそうには思えません。カシオさん、一度検討して頂けると嬉しいですね。
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