アラサー女性に観て欲しいNetflixオリジナル映画はこれだ!
自分ってツイてない…そんな気分のときにおすすめ!『この世に私の居場所なんてない』(I Don't Feel at Home in This World Anymore)
アラサーにもなると、人生の酸いも甘いも噛み分けた自信がある、大抵のことでは落ち込まなくなってきたという女性は多いでしょう。しかしながら、人生とは大人になってからも甘くはないもので、突如として予想もしなかった不幸が襲って来ることもあり得ます。「なぜ私だけこんなに不幸なんだ!」「あの人は幸せを手にしているのに!」などと世界を呪ってしまうこともないとは言えないでしょう。
そんな風に暗~い気分になってしまった時の“癒し”として、または不幸に見舞われてしまった時のための“覚悟”をするためにイチオシなのが、動画配信サービスNetflix限定で観られる映画『この世に私の居場所なんてない』です。
「なんつー後ろ向きなタイトルだ!」「そんなのイチオシしないでよ!」と思われるかもしれませんが、これがタイトルに反比例するかのように前向きになれる、とんでもなく面白い作品だったのです! その魅力を紹介します!
とにかくツイてない女性が犯人探しに乗り出す!
看護助手として働いている主人公の女性は、世界を呪うほど自暴自棄になってしまいます。何しろ、楽しみにしていた本のネタバレをされてしまったり、家の庭では繰り返し犬のフンをされたり、あまつさえ家には空き巣が入ってしまうのですから。その空き巣被害に対して警察がまともにしてくれないので、彼女は自分の足で盗まれたものを取り返すため、オタクっぽい青年と手を組むことになります。
ブラックコメディの中に、前向きになれる優しさがある
主人公の鬱積した気持ちと、それに起因する行動力こそが、とんでもない事態を招いていく過程は笑ってしまうほどに滑稽なので、本作のジャンルはブラックコメディと言っても差し支えありません。同時に、「君には居場所はあるよ」「そんなに自分を不幸だと思い込むことはないよ」というメッセージも内包されていました。史上稀に見る後ろ向きなタイトルは、そのメッセージを逆説的に表現していたと言っていいでしょう。
なお、本作には銃で撃たれるなどの、直接的な残酷描写も少しだけあるので苦手な方はご注意を。それ以外はハラハラドキドキのサスペンス、あまりの滑稽さにクスッと笑ってしまうブラックコメディとして万人におすすめできます。辛い気持ちになった時に観ると、少し気持ちを楽にできますよ。