バツイチ子持ちで出会いがない! 恋愛や結婚は難しい?
バツイチ子持ちでも恋愛がしたい!
<目次>
いくら離婚やバツイチが市民権を得たといっても、バツイチのシングルマザーがすぐに理想の通りの方と再婚できるかというと、うまくいかないこともあります。お子さんがいると、やはり行動範囲や行動できる時間が制限される母親が多いのは事実です。
離婚して3年くらい経つと、子どもとの生活に慣れてきます。家事や育児に協力的でない夫がいなくなってからのほうが、かえってラクになったという声を聞くこともあります。子どもは成長すればだんだん付きっ切りで世話をしなくてもよくなってくるので、「子育てが少し落ち着いたら、再婚を考えられるのでは?」と思いがちですが、実は意外とそうでもないのが難しいところです。
子どもが小学校、中学校、高校と進学すると、子どもは友情や恋愛、勉強、部活と、家庭以外のことにどんどん忙しくなるわけですが、親もそうとは限りません。
まず、学校・部活・習い事の先生や友達、その親など、それほど深入りしなくても、子どもに関する登場人物が増えていきます。ちょっとした連絡事項や行事の参加などに時間がとられますし、そこでの出会いは期待できません。シングルマザーの恋愛に対して世間の目はまだ厳しいところもありますし、他の親御さんの目もあり、その批判が子どもに向けられることを恐れる方も少なくないからです。
次に、子どもの成長に伴って必要になるお金が増えていきます。仕事を増やせば、当然自分の時間がなくなりますし、職場での自然な出会いについては、後述の通りで、「あるにはあるけれどなかなか難しい」「そもそも対象となる人が少ない」ということも多いようです。
さらに、一般的な出会いの場となるような、趣味の場や飲み屋さんなどに行く機会はなかなかありません。子どもが小さいと目が離せませんし、ある程度大きくなっても放っておくわけにはいきません。また、自分の遊びにお金をかけるより子どもに……と考える母親は多いのもあるでしょう。
このように現状では、子どもが一人前になるまでは、脇目も振らずに突っ走るしかない……という状況が一般的です。結果的に、子どもが成人もしくは就職をしたところで、ようやく自分のことを考え出したという再婚の相談は多いのです。
恋愛までのハードルが高いものの、時には、離婚のストレスからすぐに婚活・再婚と踏み切れない時に、「キュンとしたい、彼氏に甘えたい」と同世代や独身時代のような恋を楽しみたい気持ちもあるでしょう。そこで、彼氏が欲しいけれどなかなか行動できないシングルマザーの方にその事情をお伝えしていきます。
バツイチ子持ちは恋愛対象外? 再婚したいなら心がけたいこと
バツイチの人は自分が恋愛の対象にならないと思い込んでいることもあります。でも、そんなことはありません。女性としての魅力があれば、バツイチでも子どもがいても恋愛はできます。これは初婚の方でも同じですが、年齢が上がるほど身ぎれいにして大人の女性としての品を持つことが大事です。そして、「お母さんの顔」と切り分ける努力も必要になります。シングルマザーが子育てをしていると、母親らしさを求められるので良い意味で言うと「落ち付いている」、悪く言えば「所帯じみてしまう」ということがあります。さらに、父親としての役目や職業人としての顔も持つことになる人が多いので、良い意味では「しっかりしている」、悪い意味では「可愛げがなくなる」ということもあるかもしれません。
ただ、それを出会いの場でも出してしまうと、相手男性はときめきを感じにくいのです。恋愛を望む相手の前では、キャピキャピしたり、おどけたり、恥じらったり……という可愛らしさを思い出し、引き出していくようにしてみましょう。ここでは出しても大丈夫だと自分でスイッチを切り替える場所を作るのです。もちろん、度を超えてしまうと年甲斐もないと引かれてしまうこともあるかもしれませんが、出せない人の方が多いものです。
また、会話の中で気をつけたいのは。子どもの話です。出会ってすぐに子どもが事実は伝えたほうがいいと思いますが、あくまでひとりの人間としてコミュニケーションを取りたいものです。子どもの愚痴や自慢ばかりを話すしていてはいけません。自分にとっては、日常の世間話であり、最も強い関心ごとであり、かわいい子どもの話はおもしろいつもりかもしれませんが、相手にとってはただの知らない他人の子どもです。子育て経験のない男性は、正直ただつまらないだけでしょう。もっと視野を広げて、ひとりの人間として話題をたくさん持てるようになりましょう。
恋人や結婚相手を子どもに打ち明けて紹介するタイミングは?
子持ちの場合、恋人や再婚したい相手ができたら、どのタイミングで伝えるべきか悩むこともあるかもしれません。私が結婚相談所で相談を受けるときには、「具体的に結婚が決まってからでいい」と伝えています。
子どもにとっては、親の新しいパートナーは自分の新しい親になるかもしれない存在です。だからこそオープンにしたいという海外ドラマのような親子関係もあるかもしれませんし、子どもがある程度大きくなっているので彼との相性を重視したいという意見もあるかもしれません。でも、私は、子どもの中に「2番目の人はいい感じだったけど、別れたんだな」「3番目の人は嫌だったな」という記憶が残ってしまうことをあまりおすすめしていません。ちゃんと結婚が決まってから、きちんと紹介した方が、子どもにとってもいいのではないかと思っています。
でも、相手に自分がバツイチだと伝えるのは、出会ったとき、すぐに伝えるほうが良いでしょう。後になって子どもがいることやバツイチだったと知ると、ほぼうまくいきません。結婚相談所にもそういう経験がある人がある人がいらっしゃいますが、「無駄な時間を使ってしまった!」「騙された!」と怒りが収まらない様子で話される方が多いのです。
好きになってからのほうが、伝えにくい事情も理解されやすい、と考えるのは大間違いです。「隠す気はなかった」、「言い出せなかった」というのは本心でしょうし、相手を失うことを恐れてのことでしょうけれど、相手にとってはただの言い訳です。ずっと隠されていた相手の気持ちも考えなければなりません。
アラフォー以上のバツイチ子持ちも、結婚前提でお付き合いを
バツイ子持ち女性であっても、アラサー前後の若さで子どもが小さければ、再婚のハードルは低くなります。子どもに前夫の記憶がほとんどなく、これから妊娠や出産も可能な年齢なので、再婚後に自分との子をもうけて長子として育てる……というプランが浮かびやすいからです。逆に言えば、40代や50代以上のバツイチ女性の再婚となると難易度が上がります。35歳~45歳のいわゆるアラフォー世代の場合は、時間を無駄にしないことがとても重要です。出会った最初の段階でシングルマザーであることを相手に伝え、相手に結婚の意志があるかどうか早い段階で見極める必要があります。嘘をつかれたり、胡麻化されたりしてダラダラと付き合ってしまうと、大切な時間を無駄にしてしまうからです。
逆に45歳~55歳のアラフィフ以上の世代になると、子どももある程度自立しているでしょうし、出産を急いで再婚するような悩みはなくなるかもしれません。だったら、いっそ結婚しなくても恋愛を楽しめばいいと思うかもしれません。でも、別の悩みも出てきます。私の結婚相談所にいらっしゃった、50歳のシングルマザーの方のお話です。
彼女は、「子育てに無我夢中で、気づいたら50歳になっていました。今さら出会いのために趣味を見つける気にもなれず、やっぱり家事と子育てが一番の関心ごとです。もし出会ったとしても男性に興味を持つということすらピンとこないので、もはや自分で恋愛して再婚するのは難しいと思って、結婚相談所に登録しました」と言うのです。
でも、50歳といえば、人生の折り返し地点ですから、まだまだ長い人生が続きます。子育てに忙殺されて再婚のタイミングを逃してしまうと、残りの人生を、たったひとりで生きることになりかねず、不安になる方も多いでしょう。
バツイチ子持ちは、どうやって彼氏を作ればいい?
職場での出会いもいいが、既婚者も多い
恋愛において、出会いの場になるのは知人の紹介か、職場関係です。厚生労働省の国立社会保障・人口問題研究所が行なっている「出生動向基本調査(2015年)」によると、初婚同士の場合での調査ですが、出会いのきっかけとして一番多いのが「友人・兄弟姉妹を通じて」30.9%、次いで「職場や仕事で」が28.1%でした。ちなみに、結婚相談所を含む見合い結婚は、6.5%です。
ですが、子持ちシングルマザーの場合、離婚歴や子どもがいることを知ったうえで「一緒に養う」と宣言してくれるような独身の再婚相手を自力で探すのは難しいものです。シングルマザーの場合はとくに、実際に結婚をした後のことを相談したり、考えていかなければなりませんから、最初から相手に「結婚する意思」があることが大切です。知人の紹介や職場では、身元は知れていますが、お互いの人間関係から早い段階でくわしい事情を話すのはためらわれる可能性もあります。
もし、すでに家庭を持っている人に片想いをしてしまった場合、離婚してまで再婚をしてくれるのは稀なので、結婚まで時間がかかり、それまでの時間を無駄にすることになりかねません。
逆に、愛人や浮気相手、遊び相手として誘ってくる男性は多いものです
。最終的には子どもを理由に別れることになることも少なくないでしょう。もちろん、自分が再婚する気がなく、一時的な安らぎやトキメキを求めているだけだからいい、ということもあるでしょう。でも、「いつか真剣に付き合ってくれるかも……」と淡い期待を抱いてしまうと後々つらくなるものです。
でも、独身で結婚の意志があり、事情を受け止めてくれる相手男性を自分で探す……となると、それもまた難しいものです。なぜなら、「僕は子どもがいても気にしないよ」「いつか結婚したいな」という嘘をつかれることもあります。そうなると、やはり結婚相談所や結婚情報サービスなどで、まず確実に独身であり、結婚の意思があることが条件の場所で出会いを求めるのは確実な道です。
登録料などのお金の問題はありますが、「相手のことを信用するまでの時間や事情の説明をする手間を短縮するために、プロの手を借りる」という風に考えてみるのもいいと思います。
以上、シングルマザーの再婚事情について、結婚相談所でのカウンセリング内容をもとに書いてみました。このようにバツイチ子持ちのシングルマザーが再婚をするためには、いくつかの山場があるのは確かです。でも、それを超えていけるかどうかは自分次第です。バツイチ子持ちであってもモテる人はモテますし、幸せな再婚をする方はたくさんいます。そういう人になれるように日々努力をしていきましょう。
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