オーストラリア/オーストラリア基本情報

オーストラリアのエリアガイド(3ページ目)

唯一の大陸国家オーストラリア。熱帯から砂漠まで多様な気候帯に属し、同じ国なのに生態系や風土、雰囲気も全く異なります。エリアを変えることで違う国を旅したような気分になれる各州の特徴と主な観光地をご紹介!

執筆者:平野 美紀

タスマニア州=TAS :州都/ホバート

人口も少なく、世界で最も空気が澄んだ場所と言われるタスマニアは、唯一の島の州。手付かずの自然あふれる国立公園が大部分を占め、四季折々の風景が美しい!

南極に最も近く、冬は国内で最も気温が下がりますが、温帯に属しているため比較的穏やか。雪はそれほど降りません。

島の南西部は世界遺産エリアが大部分を占めていますが、クレイドルマウンテンをはじめ、観光客が手軽に訪れることのできる国立公園もあります。

<主な観光地>
クレイドルマウンテン(世界遺産)/ホバート/フレシネ国立公園

日本からは主要都市から乗り換え。クレイドルマウンテンへは、北の街ロンセストンへ。南部は州都ホバートが玄関口となります。

きれいな環境で育つ農産物やシーフードなどグルメが楽しみな州ですので、“食べる”ことを目的に旅するのもおすすめ!

旅行のベストシーズンは、春~秋。中でも春がイチオシ! 島内に様々な花が咲き、トレッキングなどで美しい自然を満喫することができます。また、運がよければ見られる南半球のオーロラも、タスマニアがダントツでその確率が高くなります。

ノーザンテリトリー準州=NT :州都/ダーウィン

人口が少ない等の理由から、州ではなく準州となっているノーザンテリトリー。北は海に面した熱帯雨林気候から、南へ下るにしたがって熱帯性、砂漠気候へと変化していきます。

州都ダーウィンと中央部の街アリススプリングス以外の場所は、アウトバックと呼ばれる辺境の地。町はあっても数人から多くて数千人程度しか住んでいません。

砂漠に忽然と現れる内陸部のウルル-カタジュタ、北部の熱帯気候が育んだ湿原が美しいカカドゥ国立公園といった2つの世界遺産をはじめ、オーストラリアらしい雄大でワイルドな自然を最も堪能できるところでもあります!

<主な観光地>
ウルル-カタジュタ国立公園(世界遺産)/カカドゥ国立公園(世界遺産)/ キャサリン渓谷/キングスキャニオン/ダーウィン
日本からの直行便はありませんので、国内主要都市での乗り換えが必要です。カカドゥ国立公園は主要都市からダーウィンへ入り、そこから現地発着ツアー等を利用。キャサリン渓谷などを周遊する場合もダーウィン基点となります。

ウルル-カタジュタ国立公園へは、主要都市から直接エアーズロックコネラン空港へ。もしくはアリススプリングスからのツアーを利用。映画/ドラマ「世界の中心で愛を叫ぶ」のロケ地となったキングスキャニオンを組み合わせることも可能です。

旅行のベストシーズンは、北部のダーウィンやカカドゥへ行くなら冬、中央部のウルル-カタジュタ方面は春がイチオシ!

北部は熱帯雨林~熱帯性気候のため、夏場は雨季となり、水害で道路が閉鎖されることもあります。また、中央部は砂漠気候のため、夏は40度以上の高温に見舞われることも。名物(?)のハエも夏場に大量発生しますので、ご注意を。
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