子連れ再婚も珍しくない

離婚が市民権を得た今、子連れで再婚する人も少なくない

離婚が市民権を得た今、子連れで再婚する人も少なくない

2分に1組が離婚をする昨今、子連れでの再婚を望む人もたくさんいます。子どもがいる場合といない場合では、後者の方が再婚しやすいのは事実です。特に相手が初婚だと、その傾向は強いです。でも、子連れでも再婚はできますし、家族としてうまく生活している人も少なくありません。そこで今回の記事では、子連れ再婚を成功させるためのコツを紹介していきます。


再婚がうまくいくかは子どもとの相性で決まる

子連れでの再婚がうまくいくかどうかは、子どもと再婚相手の相性につきます。短い付き合いならば、上辺だけの仲の良さで済んでしまいますが、家族として生活をしていくとなると、そうはいきません。見えなかった部分が見えてきますし、どうしても受け入れることができない部分もあるでしょう。それをひっくるめて相性というのであれば、やはり相性が良ければ家族として成立するので、再婚はうまくいきます。


継母のトラウマ

親が子連れ再婚をした人の例を挙げてみましょう。その男性は愛情が薄い家庭環境で育ちました。5歳のときに父親が再婚をして、新しい母親は彼と同じ年齢の男の子を連れてきました。どちらも子連れでの再婚ということです。

幼稚園のころ、2人でケンカをしたことがあったそうです。そのとき、継母は彼にとって、とても理不尽なしかり方をしました。実は、そのときだけではなくて、ずっと自分の子どもをかわいがっていて、彼のことはないがしろだったのです。子どもながらに、彼は自分は本当の子どもでないから差別されていると感じていました。とても頭のいい子どもだったのです。

でも、そういった感情は大人になっても消えません。自分の過去を話すときにはとても辛そうですし、苦しそうでした。今では、過去のことだと頭では理解をしているそうですが、継母に会いたいという気持ちは全く湧いてこないそうです。そのため18歳のとき、大学進学をすると同時に家を出て、それ以来ずっと一人暮らしをしているのです。


近づいてくる女性はお金目当てとしか思えない男性

「結婚をしようとすると、相手が自分のお金目当てにしか見えない」

そう悩む男性がいます。これまで付き合った彼女もいますし、同棲をしたこともありました。でも、どうしても女の人が信じられないというのです。「結局お金のことしか頭にない、僕というよりは僕のお金が好きなのでは?」と思ってしまからです。その背景には、継母にされたことによる女性不審があります。

彼は自分のことを名前で呼びます。普通は「僕」「俺」「私」と呼ぶのですが、女性の前では自分の名前で呼んでしまうのです。その理由は、自分の存在を自分で確かめると同時に「僕のことを大切にしてほしい」「愛してほしい」「わかって欲しい」という気持ちがあるからなのです。

彼はお金持ちの家で育ちました。父親が成功した経営者だったからです。でも、そんな父親は、彼に割いてくれる時間がほとんどありませんでした。朝早くから夜遅くまで仕事をし、家にいる時間が極端に短いので、継母とその連れ後が子どもに意地悪をしているなんて気づきません。父親に訴えても、「仲良くしなさい」「新しいお母さんのいうことを聞くんだよ」と言うだけ。「元気がないな」「まさか意地悪されているのか」と言うことはもちろんなく、そもそもそんなことが起きているのは想像もできないことだったのです。

継母を選んだ父親には守ってもらえず、継母に意地悪され……女の人が信じられなくなるのは当然です。加えてお金がある家だったので、お金が目的だったようにも思えてしまうのです。そういった経験が大人になった彼を縛り付け、今でも苦しめているのは事実です。

再婚を成功させるには相手の子どもを大切にする

自分の本当の子どもではないけれど、大切にする気持ちが成功のカギ

自分の本当の子どもではないけれど、大切にする気持ちが成功のカギ

これまで紹介してきた事例からも、子連れでの再婚のときには、相手の子どもへの配慮が必要なことがわかります。自分では気づかないことでも、子どもにとっては大きな傷になることもあるからです。本当の家族というのであれば、相手の子どもを抜かすことはできません。子連れ再婚がうまくいくかどうかは、相手の子どもに愛情を注げるかどうか、この1点につきます。

会員さんの中には、自分の子どもは専門学校卒で、相手の子どもは早稲田大学卒という方もいます。相手の子どものために頑張ったので、自分の子のときには力が入らなかったそうです。でも、自分の子どもは勉強が好きではなかったので、専門学校で良かったと今では思っていると言っていました。その方の家庭は、とてもうまくいっていますし、今でも家族全員が仲良くしているそうです。

もちろん、子どものために自分や自分の子どもを犠牲にしましょうということではありません。だた、再婚した相手の子どもを不幸にしてはいけないということなのです。愛して再婚をした人の子どもなのだから、その子にも愛情を持って接することができるのではないでしょうか。
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