MySQLのデータベース作成
再度、MySQLにログインします。次にデータベースを作成します。
show databases;
とタイプして改行キーを押し、既に作成済みのデータベースを確認します。
ここではテスト用データベース「workdb」を作成する場合の例を紹介します。
1.
create database workdb;
とタイプして改行キーを押してデータベース「workdb」を作成します。
2.
show databases;
とタイプして改行キーを押してデータベース「workdb」が作成されたことを確認します。
3.
use workdb
とタイプして改行キーを押して、データベース「workdb」に接続します。
4.
status
とタイプして改行キーを押してデータベース「workdb」の状態を確認します。
現在、使用中のデータベース(Current Database)が「workdb」であり、Server、DB、Client、Connの全てのcharactersetが「SJIS」になっていることが確認できます。
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次にテーブルを作成します。ここではテスト用テーブル「tab1」を作成する場合の例を紹介します。
1.
create table tab1 (number int(10) unique not null,name char(40) not null,note char(60));
とタイプして改行キーを押してテーブル「tab1」を作成します。
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2.
「insert into tab1 values(1,'abcdefg','apple');」
とタイプして改行キーを押してテーブル「tab1」にデータを挿入します。
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3.
insert into tab1 values(2,'hijklmn','banana');
insert into tab1 values(3,'opqrstu','');
insert into tab1 values(4,'vwxyz','pine');
insert into tab1 values(5,'あいうえお','日本語もOK');
のように続けてテーブル「tab1」にデータを挿入します。
select * from tab1;
とタイプして改行キーを押してテーブル「tab1」の内容を表示します。
5行目のデータは正しく日本語表示されていることが確認できます。
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以上がMySQLの日本語表示をおこなうための設定です。
exit
とタイプして改行キーを押してMySQLのrootユーザーをログオフします。
sjisで漢字、2バイト文字の2バイト目が5Cの場合に発生する問題
MySQLの文字コードにsjis(SHIFT-JIS)を指定している場合、下記の画面例のように
insert into tab1 values(6,'東京','日本');
insert into tab1 values(7,'北京','中国');
のようなデータは挿入できますが、
insert into tab1 values(99,'表 ','能力 ');
のデータを挿入しようとすると、MySQLがコマンドの終わりを判定できなくなってしまいます。
強制終了するためにはCTRL + C(コントロールキーとCを同時に)押します。これは漢字、2バイト文字の2バイト目が5Cの場合に発生するMySQLの問題です。漢字、2バイト文字の2バイト目が5Cの主なものには次のものがありますので注意が必要です。
― 815C ダッシュ
ソ 835C 片仮名の「そ」
十 8F5C 漢数字の10。
申 905C もうす
箪 925C 箪笥(たんす)
貼 935C はる
能 945C のう
表 955C あらわす
暴 965C ぼう
予 975C 予備
禄 985C 俸禄のろく。
兔 995C うさぎ。「兎」の異体字
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漢字、2バイト文字の2バイト目が5Cの文字の後には次のように全角スペースか半角スペースをつけると挿入できます。
insert into tab1 values(98,'表 ','能力 ');
insert into tab1 values(99,'表 ','能力 ');
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