有酸素運動は短い時間の積み重ねでもOK!ニーアップトレーニング
有酸素運動の魅力は、脂肪燃焼効果。筋肉を動かす燃料として、酸素とともに血糖や脂肪を使うため、中性脂肪や体脂肪の燃焼効果が期待できます。有酸素運動は英語で「エアロビクス」とも言い、比較的軽めの負荷を継続的にかける運動のことを指します。「1回の身体活動で20分以上継続しなければ効果がない」といった説がありますが、最近では、「短い時間の積み重ねでも、個々人のライフスタイルに合わせて毎日取り組むことが望ましい」という考え方が主流になってきています。そこで今回は、器具いらずで、室内でできる簡単な有酸素運動をご紹介します。何かをしながらの、「ながらトレーニング」でも構いません。すきま時間を見つけて、楽しく体を動かすことを意識してみて下さい。
自宅で有酸素運動「ニーツーハンド」のやり方
「ニーツーハンド」は、リズミカルにお腹を鍛えるエクササイズ。上体をひねる動作でわき腹を、脚を引き上げる動作で下腹を刺激します。立った状態で腹筋運動ができるので、テレビの前やキッチンなど、場所を選ばずに実践できます。音楽に合わせながら、行うのもいいでしょう。1.足を肩幅に開き、背すじを伸ばして立つ。
2.対角にある手のひらとひざをタッチするように引き寄せる。
3.反対側も同様に動作する。
■ポイント
- 左右交互に動作して、連続して最低20~30回程度行う。
- 1回の動作ごとに、上体を一度しっかりと伸ばす。
- だらだらとした緩慢な動作にならないように、リズミカルに行う。
「ニーツーエルボー」でシェイプアップ効果増
「ニーツーハンド」の負荷をもう少し高めたい場合は、ひじとひざをタッチする「ニーツーエルボー」にチャレンジしましょう。上半身のひねりが強くなるため、ウエストの引き締め効果が高まります。1.足を肩幅に開き、背中を伸ばして立つ。
2.対角にあるひじとひざを近づける。背中を丸めずに、できるだけひざを高く上げるように意識する。
3.反対側も同様に動作する。ウエストをしっかりねじる。
■ポイント
- 左右交互に動作して、連続して20~30回程度行う。
- 1回の動作ごとに、上体を一度しっかりと伸ばす。
「もも上げクラップ」で楽しくやせる!
続いて、有酸素運動のスタンダード種目「ももあげ」のアレンジ種目です。脚を高く上げることで、普段あまり使えていない大腰筋までしっかりと負荷がかかり、運動不足の解消はもちろんのこと、脂肪燃焼を促す運動効果が得られます。1.両足を軽く開き、背筋を伸ばして立ち、両手を振り上げる。
2.太ももを高く上げ、脚の下で両手をクラップ。
3.1の直立姿勢に戻って両手を振り上げたら、反対側のももを上げ、両手をクラップ。リズミカルに動作する。
■ポイント
左右交互に連続して30~40回程度が目安。
いくつかの種目をミックスして実践することで、メリハリが生まれ、飽きずに続けることができると思います。「今日は食べ過ぎてしまった」「運動不足が続いている」と感じたときには、積極的に動いてコツコツ脂肪を燃やしていきましょう!
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