<目次>
メルカリの「いいね!」購入者から見た役割
気になる商品には、とりあえずの感覚で「いいね!」をつける
1.気になる商品を一括管理ができる
いいね!をした商品は、マイページにある「いいね!閲覧履歴」で一括で管理ができるようになります。そのため何度も検索をして探す手間はありません。また、自分が探していた商品が複数出品されていた場合、価格や状態によって比較したいと思うはずです。そういうとき、一覧で見ることができれば、比較が簡単になるというわけです。
2.他のユーザーの動きがわかる
いいね!をした商品に他のユーザーからコメントが入ると、「いいね!した○○にコメントがつきました」とお知らせに通知されます。それが商品への質問なのか、それとも価格交渉なのかは実際にコメントを見ないとわかりませんが、他のユーザーの動きがわかるという点では便利な機能といえそうです。
出品者は「いいね!」をつけた最新のユーザー名はわかる
いいね!がつくと、出品者には通知がいきます。たとえば、コンバースのスニーカーに「オールアバウト」というユーザーがいいね!をした場合にはオールアバウトさんが「コンバースのスニーカー」にいいね!しました
とお知らせがくるのです。もし、他にもいいね!をしている人がいれば、
オールアバウトさん、他3名が「コンバースのスニーカー」にいいね!しました
となります。いいね!をしたユーザーの名前は最新の人しかわかりません。他のユーザーがどこかに表示されるわけではなく、あくまで「他3名」という表現になります。いいね!をしたユーザー名はわかるのですが、その人の評価や出品物など詳しくは調べることはできません。アカウント名からの検索ができないからです。
いいね!がたくさんあるから値上げはOK?
いいね!がたくさんついたということは、それだけ人気商品ということになります。そうなると、出品者は「もっと価格を上げても大丈夫なのでは?」と思いがちです。メルカリではオークション形式の出品は禁止行為になっているので、ユーザーに競わせて価格を上げるのはNGです。でも、出品者の判断によって価格を上げるのはルール違反ではありません。自分で売りたい価格を提示するのが基本です。ただ、なぜユーザーがいいね!をしたのか、その決め手になっているのは価格だと思います。この価格なら買ってもいいかもと思ったから、いいね!をしたのです。価格が高すぎたら、最初からいいね!はしないでしょう。それを踏まえると、価格を上げることは購入につながることではないし、むしろいいね!を外されることになると思います。
いいね!がついても売れない理由
いいね!がついてるのになかなか購入されない……。これは出品者の悩みとしては、最も多いかもしれません。この理由として考えられるのは、いいね!をしたのが「とりあえず感覚」だからといえます。先ほども書いたように、いいね!をすることで一括管理ができ、他との比較が簡単になるので、そのためのいいね!だったと考えられるのです。もしかしたら、他の商品を購入してしまったかもしれませんし、あるいは気が変わって買わなかったということもあります。再出品をするといいね!は消える
なかなか売れない場合には再出品をするのが有効な手段といえますが、一度商品を削除して再出品となると、いいね!は消えてしまいます。つまり、0からのスタートになるというわけです。そうすると「せっかくいいね!がついたのに」と思うのですが、すぐにいいね!はつくと思います。購入者の立場で考えると、いいね!をした商品をチェックしたとき、それがなくなっているとかなり気になるのです。そのため、もう一度商品を検索して、見つければまたいいね!をしていきます。もちろん、気になる商品に限ってのことですが、実際に私もそうすることが多いので、他のユーザーも同じではないかと思います。
出品者がコメントすると「いいね!」をしたユーザーに通知が届く
他のユーザーからコメントがないのに、出品者がコメント欄に記入することがあります。本来ならば商品説明に書いてもいいのでしょうけれど、それではいいね!をしているユーザーに気づいてもらえないかもしれません。コメント蘭に書くことで、いいね!をしたユーザーには通知がいくので、特に注意して欲しいことはここに記載することもあります。たとえば、少しでも気になることがあれば、質問をしてくださいということです。特に高価な物の場合、後々クレームになりやすいので、質問をして商品について納得してからの購入を促しています。
あとは値下げをしたときです。大幅な値下げをしない限り、いくら値下げをしてもいいね!をした人に通知されません。少しでも早く買ってもらいたいと思う出品者は、コメントで値下げを知らせることで、即購入を狙っているのです。
いいね!禁止をする出品者もいる
いいね!は誰でも自由につけることができますが、それを禁止している出品者もいます。「買う気のないユーザーのいいね!はご遠慮ください」ということが、商品説明に書いてあったりします。恐らくいいね!を煩わしいと思っている出品者なのだと思います。確かに、いいね!がつくと購入されるのではないかという期待があるので、とりあえずでいいね!をされるのは嫌と言えば嫌でしょう。でも、いいね!を禁止するのは出品者独自のルールであって、メルカリのルールではありません。一方であまりにもいいね!が多くなると、出品者が出品を取り消すこともあります。よく考えた上でいいね!をした方が無難かもしれません。
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