モンテッソーリ教育から生まれた赤ちゃん用布団「トッポンチーノ」
モンテッソーリ教育から生まれたトッポンチーノ
トッポンチーノの特徴や使い方
トッポンチーノはイタリア語で「小さなお布団」。トッポンチーノは名前の通り赤ちゃんがギリギリ収まる程の小さなお布団のようなものです。厚みがないので移動に便利なクーハンのかごの中に敷いたり、授乳クッション代わりに使ったり、アフガン(おくるみ)のように使います。そして赤ちゃんが安心して眠れるように、お母さんは赤ちゃんがお腹にいる時からトッポンチーノにお母さんの匂いつけをする必要があります。だから赤ちゃんはトッポンチーノに寝かされるとお母さんの匂いを感じてよく眠るのですね。それから、生まれたての赤ちゃんは首が座っておらず体もフニャフニャしているので、赤ちゃんを抱っこすることに慣れていない人が赤ちゃんを抱っこするとぎこちない抱き方になってしまいますね。私の母も私の子を抱っこする時は「安定しないから」と言って座布団を台にして抱っこしていました。そんなときこそお母さんの匂いがついたトッポンチーノに赤ちゃんを乗せて抱っこしてもらうと抱っこする方も安心でしょう。
また、なぜか赤ちゃんは抱っこしていると眠ってくれるのに布団におろすとすぐ目を覚ましてしまいます。これは「赤ちゃんの背中にはスイッチがあるからだ!」と言われているからです。温度や環境の変化に敏感な赤ちゃんは、温かい人肌から離され急に冷たい布団に寝かされると背中がひやっとするので、すぐに目を覚ましてしまうのです。なので赤ちゃんを寝かしつけるときはトッポンチーノごと布団におろすと背中のスイッチが入らず眠り続けてくれますよ。
トッポンチーノの使い方と注意点
・トッポンチーノは簡単に作れるの?トッポンチーノはミシンがなくても手縫いで作れます。ただし原則天然素材(オーガニックコットン)を使うため、材料費がかかります。中綿は綿100%の手芸用綿や布団綿を使ってください。型紙付きの手作りキットやワークショップもあるので検索してみてくださいね。
・トッポンチーノはお店で買えるの?
インスタや口コミで話題になっているトッポンチーノですが、まだまだデパートやベビー用品店では取り扱いがないようです。市販のものを購入される場合はAmazonや楽天などのネットショップ、手作りの物を購入される場合はヤフオクやメルカリをご利用ください。
・トッポンチーノはいつまで使えるの?
トッポンチーノはだいだい寝返りをし始める4ヶ月ぐらいまで使います。なぜなら中綿が柔らかいので赤ちゃんが寝返りをしたときに窒息する可能性があるからです。またサイズが小さいので赤ちゃんの体格によっては早くサイズアウトするかもしれません。サイズアウトしたものは赤ちゃんが落下する危険性があるので絶対に使わないでください。
・トッポンチーノは洗濯はできるの?
トッポンチーノはお母さんの匂いづけをするため洗うと匂いが落ちてしまいます。そのため汚れてもなかなか洗濯できません。それに綿100%の物は洗うと縮みやすいので洗濯に手間がかかります。トッポンチーノをよく使うならカバーの洗い替えを多めに用意しましょう。
赤ちゃんを抱っこしやすくなりました。
100円ショップ「ザ・ダイソー」の商品で作る手軽なトッポンチーノ
小さなお布団のようなトッポンチーノ。今回は手芸の苦手な方にも作ってもらえるようにとても簡単な作り方をご紹介しています。本来ならばモンテッソーリ教育に基づいて天然素材(オーガニックコットン)で作るべきなのですが、材料費を抑え、安くしたいなら、100円ショップのザ・ダイソーの商品だけでも作れます! 今回はご紹介するトッポンチーノはダイソーの400円の枕を再利用したためサイズは若干小さめですが、枕400円+タオル2枚で200円=600円(消費税別)で作ることができました。ただしダイソーの枕は中綿がポリエステル100%です。天然素材ではないことを了承の上で作ってくださいね。枕とタオルで作るトッポンチーノ
枕とタオルで作る手軽なトッポンチーノの作り方
材料:枕 1つ、タオル 2枚、縫い糸、お好みでアップリケなどの飾り。1.今回使った枕はダイソーの400円の商品です。サイズは60cm×4cm。
*こちらの商品はダイソーの中型店、大型店でのみ取り扱っています。
この枕はザ・ダイソーの400円均一商品です。
2.ハサミで枕の片端を切り開きます。
ハサミで片端を切り開きます。
3.枕の中綿を半分ほど掻き出します。枕の厚みが5cmぐらいになるように調整してください。
中綿を掻き出します。
4.中綿が飛び出さないように枕の端をかがり縫いで縫い合わせます。
枕の端を縫い合わせます。
5.枕の中綿が偏らないように両手で綿を広げます。
中綿が偏らないように広げます。
6.片側の角を丸くするため、指で角を内側へ押し込んで角をなくします。
指で角を内側に押し込みます。
7.押し込んだ部分が戻ってこないように角を縫い合わせます。
押し込んだ部分が戻ってこないように角を縫い合わせます。
8.中綿がずれてこないように枕を数ヶ所縫い留めます。やり方は縫い糸の端に大きな玉結びを作り、枕の表面に針を真っすぐ突き刺して裏面まで貫通させ、今度は裏面で大きな玉結びを作り、綿が動かないように留めます。これを数ヶ所してしてください。
*玉結びが小さいと結び目が布を貫通してしまいます。
綿がずれないように綿を縫い止めします。
タオルで作る手軽なトッポンチーノのカバーの作り方
今回使ったタオルはダイソーの商品です。サイズは34×80cmですが横幅は35~40cm以上ある方が作りやすいです。ピンクのふわふわフェイスタオルはとても柔らかく肌触りが良いのですが、ポリエステル85% ナイロン15%です。ブルーのやわらか無撚糸タオルは綿100%なのでモンテッソーリ教育に基づいた天然素材になります。同じ種類のフェイスタオルを2枚用意します。
1.同じ素材・大きさのタオルを2枚用意します。1枚は60cm、もう1枚は70cmになるように端を切り落とします。
タオルはそれぞれ70cmと60cmの長さに切ります。
2.タオルの表面が内側にくるようにして重ね、袋状になるように3辺を縫い合わせます。次に枕に合わせて角を丸く縫い合わせます。
タオルを2枚重ね合わせ3辺を縫い合わせます。角を丸く縫います。
3.輪になっていない方の端はかがり縫いをします。2枚とも端の処理をしたら内側が外側にくるように中表にタオルをひっくり返します。
タオルの内側が外にくるように裏返します。
4.カバーの口にマジックテープを縫い付けます。ボタンやホックを付けると、万が一取れかけてきた時に赤ちゃんが口に入れてしまうといけないのでマジックテープがおすすめです。
カバーの口にマジックテープを縫い付けます。
5.タオルで作ったカバーの中に枕を入れます。
カバーの中に枕を入れます。
6.トッポンチーノの完成です。枕を利用しているので見た目よりサイズは小さめです。角を丸くした方が頭になります。
トッポンチーノの完成です。
*好みでタオルの切れ端で作ったリボンやアップリケを付けてください。ただし、赤ちゃんは何でも口に入れてしまうので、ボタンやビーズなど飲み込んでしまいそうな飾りは付けないでください!淵にレースを付ける時は洗濯可能なものを選んでください。
タオルの端切れで作ったリボンを飾ってみました。
トッポンチーノはお母さんの匂いがするから安心
トッポンチーノが完成したら、まずはお母さんがトッポンチーノを抱きしめ、お母さんの匂いをたくさん付けてあげてくださいね。トッポンチーノは出産祝いよりも、出産前の妊婦さんを祝うベビーシャワーの時に妊婦さんにプレゼントするのがのおすすめです。生まれたばかりの赤ちゃんはまだはっきり目が見えないのでお母さんを匂いや心臓の音で見分けるそうですよ。赤ちゃんが安心して眠れるように、お母さんの愛情がたっぷりしみ込んだトッポンチーノで赤ちゃんのお世話をしてあげましょうね!トッポンチーノにお母さんの匂いを付けてあげてください。
ネットショッピングで買えるお勧めのトッポンチーノ
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