航空券/空港・機内の過ごし方

機内で頼める「無料サービス」意外と知られていない10選

飛行機のフライト時間が長いと、機内で過ごす時間も長くなります。機内で、エコノミークラス/普通席でも頼むことができる無料のサービスは実はたくさんあり、中には意外と知られていないサービスも。旅行ジャーナリストが主なサービスを紹介します。

シカマ アキ

執筆者:シカマ アキ

飛行機の旅ガイド

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飛行機に搭乗すると受けることできる機内サービスは航空会社によってさまざま。エコノミークラスでも受けられるサービスが意外とあります

国内旅行はまだしも、海外旅行であれば、飛行機の機内に滞在する時間が長くなります。行き先がアジアだと平均3~4時間、ヨーロッパやアメリカでは10時間を超えることも多々あります。

機内であれこれと頼みたくなっても、エコノミークラスの利用なのに本当に頼めるのか、客室乗務員に声をかける前に不安になって躊躇していませんか。今回は、意外と知られていない、機内で頼める主なサービスをピックアップしました。

※機内で提供されるサービスは航空会社や搭乗クラスなどによって異なります
<目次>

1. 気分が悪くなったら「医療品」を提供してもらう

もし機内で気分が悪くなったら、すぐに客室乗務員に伝えましょう。その前に、少し気分が悪い程度、ちょっとケガをしてしまった際にも、鎮痛剤や乗り物用の酔い止め、バンソウコウなどの「医療品」は機内に必ず搭載されています。症状が出ている乗客は、誰でもサービスを受けることができます。機内用の保湿マスクがもらえる航空会社もあります。

<参考>
JAL 航空機内の搭載医療品・医薬品
ANA 機内での医療サポートについて

2. JALの中長距離路線では「耳栓」などがもらえる

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エールフランス航空で配布されたマスクなどの衛生セット

日系航空会社で国際線エコノミークラスを利用する場合、機内のアメニティグッズは座席に置かれていません。

ただ、JALでは短距離国際線を除く便で、耳栓とアイマスクのサービスがあります。数に限りはあるものの、もし必要な場合は早めに客室乗務員に申し出ましょう。

外資系エアラインでは、エコノミークラスでもスリッパや靴下などが入ったアメニティグッズ一式が提供されることもあります。

3.「飲み物」は“おかわり”ができる

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長時間のフライトだとスナック菓子などがエコノミークラスのギャレーに置かれている場合も。写真はエールフランス航空

国際線エコノミークラスの場合、機内で食事とほぼ同時にドリンクのカートも回ってきます。そのカートが回って来た時以外以外の離着陸時などシートベルト着用サインが点灯していなければ、追加のドリンクを頼むことができます。長距離便だと、2回ある機内食の間の時間帯に軽食を提供する航空会社も。

ドリンクのおかわりは、国内線でも可能です。ただ、離着陸の前後や揺れがひどい時などの時に頼むのはくれぐれも避けましょう。

機内食は、乗客乗員の数に応じてあらかじめ搭載されています。追加で欲しいと申し出てもかなり難しいと思ったほうが良いです。

4.「ブランケット・枕」の追加は空席状況次第なことも

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搭乗時にブランケットや枕はあらかじめ座席ごとに置かれています。写真はJAL

大手航空会社の場合、提供されるブランケットや枕は、基本的に1乗客につき1セット。ただ、機内で異常に寒く感じる場合など、客室乗務員に申し出ると追加でもらえる場合もあります。ただ、満席の場合などは予備がないこともあるので要注意。

5. エコノミークラスで「新聞・雑誌」が読めることも

外資系エアラインの場合、エコノミークラスであっても日本語の新聞や雑誌のサービスがあることも。読みたい新聞などあれば客室乗務員にリクエストしてみましょう。

6.「ポストカード」や「ルートマップ」は旅の記念に

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ポストカードやルートマップなどが無料でもらえる航空会社もあります。画像は日本エアコミューター(JAC)

飛行機に乗った時、ポストカードやボールペン、ルートマップなどがもらえることがあります。もし、機内の見える場所に置いていなかった場合、客室乗務員に尋ねると座席まで持ってきてくれることも。もしあれば、旅の記念におすすめです。

7.「フライトログ」を書いてもらう際の注意点

フライトログブックは、飛行に関する情報などを客室乗務員に頼んで書いてもらう記録張です。航空ファンを中心に人気があり、登場記録の他、直筆のメッセージなどは旅の記念にもなります。

ただ、あくまでサービスの一環なので、慌ただしい時などに無理してお願いすることなどはやめましょう。

8.「赤ちゃん向け」の特別サービスは事前予約が必要な場合も

赤ちゃんを連れた乗客向けに、機内でベビーバシネット(赤ちゃん用ベッド)、紙おむつ、離乳食・幼児食などのサービスがあります。ただいずれも事前予約が必要な場合があるので注意。

粉ミルクは機内にもあり、客室乗務員に頼むと作ってくれることもあります。

9. 電源なしのシートでモバイルバッテリー提供も ※ビジネスクラス相当

最新のシートには、エコノミークラスであってもユニバーサル電源やUSBポートが付いています。

ただ、古いシートの場合はビジネスクラスであっても電源がない場合があります。モバイルバッテリーが借りられることもあるので、客室乗務員に尋ねてみてください。

10. 搭乗後の「座席変更」はできる?

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機内での座席変更は念のため客室乗務員に申告してからにしましょう。画像はANA

空いているフライトの場合、あらかじめ指定した座席を変わることができることがあります。その際、客室乗務員に一言声をかけましょう。

もし可能でも、「離陸後にシートベルト着用サインが消灯後にご移動ください」などと言われるかもしれません。離陸時に飛行機の重量バランスの関係で、座席をあらかじめ固定していることがあるからです。

また、国際線で特別機内食などを事前予約している場合、搭乗時の座席番号で登録されているため、座席変更した際は食事前に客室乗務員に伝えてください。

※記事の情報は2024年8月現在
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※海外を訪れる際には最新情報の入手に努め、「外務省 海外安全ホームページ」を確認するなど、安全確保に十分注意を払ってください。

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