飛行機に搭乗すると受けることできる機内サービスは航空会社によってさまざま。エコノミークラスでも受けられるサービスが意外とあります
機内であれこれと頼みたくなっても、エコノミークラスの利用なのに本当に頼めるのか、客室乗務員に声をかける前に不安になって躊躇していませんか。今回は、意外と知られていない、機内で頼める主なサービスをピックアップしました。
※機内で提供されるサービスは航空会社や搭乗クラスなどによって異なります
<目次>
1. 気分が悪くなったら「医療品」を提供してもらう
もし機内で気分が悪くなったら、すぐに客室乗務員に伝えましょう。その前に、少し気分が悪い程度、ちょっとケガをしてしまった際にも、鎮痛剤や乗り物用の酔い止め、バンソウコウなどの「医療品」は機内に必ず搭載されています。症状が出ている乗客は、誰でもサービスを受けることができます。機内用の保湿マスクがもらえる航空会社もあります。<参考>
JAL 航空機内の搭載医療品・医薬品
ANA 機内での医療サポートについて
2. JALの中長距離路線では「耳栓」などがもらえる
エールフランス航空で配布されたマスクなどの衛生セット
ただ、JALでは短距離国際線を除く便で、耳栓とアイマスクのサービスがあります。数に限りはあるものの、もし必要な場合は早めに客室乗務員に申し出ましょう。
外資系エアラインでは、エコノミークラスでもスリッパや靴下などが入ったアメニティグッズ一式が提供されることもあります。
3.「飲み物」は“おかわり”ができる
長時間のフライトだとスナック菓子などがエコノミークラスのギャレーに置かれている場合も。写真はエールフランス航空
ドリンクのおかわりは、国内線でも可能です。ただ、離着陸の前後や揺れがひどい時などの時に頼むのはくれぐれも避けましょう。
機内食は、乗客乗員の数に応じてあらかじめ搭載されています。追加で欲しいと申し出てもかなり難しいと思ったほうが良いです。
4.「ブランケット・枕」の追加は空席状況次第なことも
搭乗時にブランケットや枕はあらかじめ座席ごとに置かれています。写真はJAL
5. エコノミークラスで「新聞・雑誌」が読めることも
外資系エアラインの場合、エコノミークラスであっても日本語の新聞や雑誌のサービスがあることも。読みたい新聞などあれば客室乗務員にリクエストしてみましょう。6.「ポストカード」や「ルートマップ」は旅の記念に
ポストカードやルートマップなどが無料でもらえる航空会社もあります。画像は日本エアコミューター(JAC)
7.「フライトログ」を書いてもらう際の注意点
フライトログブックは、飛行に関する情報などを客室乗務員に頼んで書いてもらう記録張です。航空ファンを中心に人気があり、登場記録の他、直筆のメッセージなどは旅の記念にもなります。ただ、あくまでサービスの一環なので、慌ただしい時などに無理してお願いすることなどはやめましょう。
8.「赤ちゃん向け」の特別サービスは事前予約が必要な場合も
赤ちゃんを連れた乗客向けに、機内でベビーバシネット(赤ちゃん用ベッド)、紙おむつ、離乳食・幼児食などのサービスがあります。ただいずれも事前予約が必要な場合があるので注意。粉ミルクは機内にもあり、客室乗務員に頼むと作ってくれることもあります。
9. 電源なしのシートでモバイルバッテリー提供も ※ビジネスクラス相当
最新のシートには、エコノミークラスであってもユニバーサル電源やUSBポートが付いています。ただ、古いシートの場合はビジネスクラスであっても電源がない場合があります。モバイルバッテリーが借りられることもあるので、客室乗務員に尋ねてみてください。
10. 搭乗後の「座席変更」はできる?
機内での座席変更は念のため客室乗務員に申告してからにしましょう。画像はANA
もし可能でも、「離陸後にシートベルト着用サインが消灯後にご移動ください」などと言われるかもしれません。離陸時に飛行機の重量バランスの関係で、座席をあらかじめ固定していることがあるからです。
また、国際線で特別機内食などを事前予約している場合、搭乗時の座席番号で登録されているため、座席変更した際は食事前に客室乗務員に伝えてください。
※記事の情報は2024年8月現在