『ながら筋トレ』のメリットは続けやすいこと
筋トレが続かないなら、やりたいことをやりながら『ながら筋トレ』から始めてみたら?
ジムに行かなくても、筋トレのために特別な時間をもうけなくてもOK。日常生活の中に『ながら筋トレ』を組み込んでみるのです。多くの方がぶつかる『筋トレの習慣化』の壁に一役買ってくれると思います。
『アームバックエクステンション』でテレビ見ながら腕立て効果
おすすめのながら筋トレは、いすを活用して目線を前に向けたまま腕を鍛えられる『アームバックエクステンション』です。たるみやすい二の腕の裏(上腕三頭筋)をターゲットとした種目で、高い筋トレ効果を得られます。テレビやPCのスクリーンの前で、リフレッシュをしたい時や、リビングでのリラックスタイムを活用して実践してみてください。いすを背にして座面の前側を両手でつかみ、脚を前にそろえてかかとを床につける。いすではなく、手頃な高さの台でも代用可能。
ひじが90度になるところまでお尻を沈め、二の腕の力を使ってゆっくりと元に戻す。このとき、ひじが外に開かないように注意する。
■ポイント
- 10回/1セット。1日2セット実施。
- 脚の力は使わず、腕の力で座面を押すように意識する。
- 脚を伸ばして行うのが難しい場合は、かかとの位置をいすに近づけ、ひざを曲げて行うことで負荷が弱まり実施しやすくなる。
上級版『片足チェアディップス』で二の腕&体幹を同時ケア!
ある程度筋肉に自信があり、「ながら筋トレでも達成感が欲しい」という欲張りな方には、『片足チェアディップス』をおすすめします。片足で支えられた上体を体幹の筋肉を使ってキープします。メインターゲットは上腕三頭筋ですが、お腹周りも同時にケアできる筋トレ効率の良い種目です。なお、負荷が高い種目ですので、決して無理をしないでください。いすを背にして座面の前側を両手でつかみ、脚を前にそろえてかかとを床につけ、片脚を浮かせる。
片脚を浮かせたまま、ゆっくりとひじを曲げて重心を下げ、二の腕の力で元の姿勢に戻る。5回実施したら、反対の脚も同様に行う。
■ポイント
- 左右それぞれ連続して5回実施を目指す。
- 勢いや反動をつけないように注意する。
簡単!『片脚上げ』で下腹を引き締める
例えば、歯磨きや、家事をしているとき、片脚立ちをするだけで、お腹周りの筋肉を刺激することができます。背筋をまっすぐ伸ばし、体幹を意識して20秒間立ってみましょう。思い立ったときに実践することで、下腹の引き締め効果が期待できます。■注意点
- 左右それぞれ20秒間静止を目安に。
- バランスを崩さないように注意する。
本来ならば、筋トレだけに集中して行うのがベスト。とはいえ、『ながら筋トレ』でも毎日、もしくは1日おきに実践して1か月経過した頃には、『良い兆し』が着実に表れてくると思います。その小さな変化を見つけて、筋トレを継続するやる気を育てることができれば、『ながら筋トレ』からもう一段上にステップアップしやすくなります。ぜひ、実践してみて下さい。
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