グルメ激戦区の恵比寿に注目のフレンチ「ラ ポルテ・セカンド」がオープン
「恵比寿フレンチランチ!1000円台で楽しむビストロ3選」 でもご紹介したように、恵比寿はフランス料理やビストロが多い場所です。手頃なビストロからグランメゾンやホテルフレンチもあり、フランス料理がとても充実しています。そのような恵比寿において、これまであまりフランス料理がなく、しかも、駅から近いエリアに注目フレンチ「ラ ポルテ・セカンド(LA PORTE SECOND)」が2017年11月10日にオープンしました。
※現在は閉店しています
フランス語と英語を合わせた洒落っ気のある店名は「2つ目の扉」を意味しており、「心休まる豊かな時間と場所」「感動や喜びを家族や大切な方々と共に育める空間」「明日・未来・夢への次なる扉」をコンセプトにしています。
「ラ ポルテ・セカンド」はどのようなフランス料理店なのでしょうか。
オーナーシェフは一流ホテル出身
オーナーシェフの佐藤剛氏は、前職がパーク ハイアット 東京「ジランドール」料理長であったという華麗な経歴を持っています。フランス料理はもちろん、ヨーロッパの料理に精通しており、「ラ ポルテ・セカンド」でもその腕前が発揮されています。支配人を務める細川高廣氏も前職がパーク ハイアット 東京で、「梢」「ピーク ラウンジ」などでマネージャーを務めた経験から、ワインだけではなく日本酒やお茶にも詳しいです。
広々とした優しい明かりの店内
店内には22席が設けられており、テーブル間隔には余裕があります。奥の部屋は仕切りを閉じれば8名までのプライベートダイニングになるので、ちょっとした記念日に利用するとよいでしょう。照明は優しい明るさで、暗すぎたりしないので、心が落ち着きます。ランチもディナーもおまかせコース
料理はランチもディナーもおまかせコースだけというこだわりようです。- 昼のフルコース(6品) 5,000円(税・サービス料は別途)
前菜2品、お魚料理、お肉料理、デザート2品 - 夜のフルコース(8品) 12,000円(税・サービス料は別途)
前菜3品、お魚料理、お口直し、お肉料理、デザート2品
今回は「ラ ポルテ・セカンド」の全てを堪能できる夜のフルコースを、ワインと共に紹介しましょう。
ラック アンド リドル ブリュット(コースとは別料金)
アメリカ・カリフォルニア州・ノースコーストのスパークリングワイン。ワインラックをイメージしたエチケットが印象的です。主要なブドウ種はシャルドネ53%、ピノ・ノワール30%となっており、シトラス、洋梨が香ります。フォアグラと白菜のクリーム
白菜の葉は甘く、白菜のクリームは自然な甘味で、フォアグラとよく合います。グリッシーニは少し膨らんでいて、遊び心に溢れています。ジェイ クリストファー ソーヴィニヨン ブラン ウィラメット ヴァレー 2015(コースとは別料金)
アメリカ・オレゴン州・ウィラメット・ヴァレーの白ワイン。ソーヴィニヨン・ブラン100%です。上質な酸とミネラルに溢れており、洋梨や青リンゴ、ハーブのアロマが感じられます。前菜の間はこのワインを通してもよいでしょう。タスマニアサーモン 様々なハーブ 天草の塩
ちょうどよい厚みにカットされた脂がのったタスマニアサーモン。シトラスでマリネされているので爽やかです。熊本県の天草の塩でシンプルにいただきます。自家製のライ麦トーストが合わせられており、パンの焼けた香りがサーモンに負けていません。
オホーツク帆立貝 浅利 新じゃが芋のパルマンティエ
新じゃがいもを使ったパルマンティエは、ヴルーテのように滑らかです。アサリの身とアサリのジュ、焼き色のついた帆立貝という構成で、他では食べられない魚介類のパルマンティエに仕上がっています。カナディアンオマール海老に春の彩り 軽いレモンのソース
オマール海老は身がしっかりとしており、バターとレモングラスのソースによって、味にメリハリがついています。付け合せはほうれん草のフェットチーネ。グリーンピースやインゲンなど春を感じさせる組み合わせです。自家製のオリーブオイルのフォカッチャとエシレバターが添えられます。
すだちの氷
メインディッシュ前のグラニテです。スダチのグラニテは荒削りなので、食感も楽しめます。スダチのゼストも散らされており、口中がさっぱりとします。ソーコル ブロッサー ピノ ノワール ダンディ ヒルズ 2014(コースとは別料金)
アメリカ・オレゴン州・ダンディ・ヒルズの赤ワイン。ピノ・ノワール100%です。スパイシーでチェリーとブルーベリーの香りがあるので、鴨肉との相性は抜群です。マグレ鴨肉のロースト 燻り野菜 甘く煮詰めたジュ
マグレ鴨はフォアグラをとるために肥育した鴨です。そのマグレ鴨の胸肉をやや深めの火入れでローストし、皮目はカラメリゼしています。ソースはマルサラ酒を加えた鴨のジュです。食感のしっかりとした鴨なので、食べ応え満点。
付け合せは、出回り始めたばかりの九州産ホワイトアスパラガス。自家製のミルクパンがサーブされます。
切れ味のよいフォルジュ ドゥ ライヨールのナイフが提供され、テーブルウェアにもこだわりが感じられます。
苺のお楽しみ
1品目のデザートです。イチゴのソルベにサバイヨンソース、マスカルポーネチーズを合わせています。口中が軽やかになるデザートです。林檎のサヴァラン グラスバニラ
2品目のメインとなるデザートです。フランスの伝統菓子であるサヴァランに、カラメリゼしたリンゴとバニラのアイスクリームを重ねています。レーズンが加えられ、シナモンが香り、様々なハーモニーを楽しめるでしょう。食後のお飲み物と小菓子
飲み物はコーヒー、紅茶から選べます。写真は、紅茶にも精通している細川氏がお勧めする秋摘みのダージリン。小菓子は、口溶け感が豊かな生チョコレートと、熱々で空気を含んだふっくらとしたマドレーヌです。この規模のレストランで、小菓子まで自家製で手作りしているのは素晴らしいことでしょう。
※現在は閉店しています
■ラ ポルテ・セカンド(LA PORTE SECOND)
住所:東京都渋谷区恵比寿南1-14-12 ルソレイユ3 2F
TEL:03-6451-2279
営業時間:ランチ 11:30~(L.O. 13:30)、ディナー 18:00~(L.O. 20:30)
定休日:水、第2木、第3木
アクセス:「恵比寿」駅から徒歩5分
地図:Yahoo!地図情報
URL:http://www.laporte-s.com/
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