温泉

2018年の温泉トレンド!今年行くべきおすすめ温泉は?(2ページ目)

2018年になり、あちらこちらの業界でヒット予想が立てられていますが、温泉界では今年、「健康と癒し」「ちょっと贅沢」の2つがヒットすると予想されています。それぞれのキーワードに当てはまるガイドおすすめの温泉宿をご紹介しましょう。

植竹 深雪

執筆者:植竹 深雪

温泉ガイド


ふたつ目のキーワード 「健康・癒し」

経済産業省が昨年発表した施策によると「健康×旅行」によるヘルスケア産業の創出をすすめているそう。健康の増進や回復に主眼を置いた旅行である「ヘルスツーリズム」が、2018年から、各所で本格的に始動される予定です。

去年から特に20代~30代の方を中心に、非日常空間で体を健康を意識して、リセットしたいということを温泉宿にも求める傾向が見られ、人気を集めています。


心と体をメンテナンス「はるのひかり」

はるのひかりundefined外観

はるのひかり お籠りにふさわしい佇まいでした

箱根湯本にある養生館はるのひかりは、その名の通り、体を養生するためのお宿、逗留湯治宿です。連泊して徹底的に癒してもらうということを基本としてますが、1泊からでも宿泊できます。

夕食

女性でも少ないかも?と思うくらいかもしれない夕食 これもこだわりの一つだそうです

お食事は100%無農薬野菜を使用しているという、こだわり。また自家製の発酵食品も登場し、おばあちゃんの料理が原点とのこと。発芽させた玄米ごはんは、とても味わい深いものでした。

内湯

男女別 内湯の大浴場のみ

温泉は、加水や加温、循環のない源泉掛け流し。2つの混合泉を使用し、ナトリウム-カルシウム硫酸塩・塩化物温泉。しっとり保湿され、すべすべのお肌に仕上がったと実感できました。

<DATA>
はるのひかり
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本554
・電話番号:0460-85-5641
公式HP


アメリカ×日本流のリラクゼーション「船原館」

船原館

昔話に登場するかのような雰囲気の外観

船原館は、伊豆天城の名湯、船原温泉にある温泉旅館です。レトロな雰囲気が素敵なお宿ですが、こちらでは、「健康増進」と「癒し」にこだわり、「かかりつけ湯」を存分に体験できる湯宿となっています。

夕食undefined食事場所

囲炉裏を囲んで愉しむことができるお食事

お食事は、健康を考えて少し少なめの構成となっています。野趣溢れる名物料理「お狩場焼き」や、わさび飯など、地元の食材を使ったものが並び、どれもカラダ想いのものばかり。わさび飯は、自分で擦ってからいただきますが、わさび特有のツンとする感じはなく、意外と辛くなくて、しみじみ味わっていただきました。

内湯の立ち湯

温泉は立ち湯の他に露天風呂も併設されています

「自分の身体は自分で治す」をモットーにしている船原館では、自家源泉かけながしの湯を、空気に触れることなく浴槽に注がれていますので、フレッシュな温泉を堪能することができます。

内湯と露天風呂がありますが、内湯では深さ1.2m、温度36度の温泉療法専用の「たち湯」となっています。これは、こちらの湯宿が推している、アメリカで生まれたリラクゼーション法「ワッツ」と、日本の湯治文化が融合して誕生した「天城流湯治法」を体験するために作られたのですが、このプログラムがとても心地よく、日頃の疲れやコリが緩やかに解れ、かなり癒されるのでおすすめです。

<DATA>
船原館
・住所:静岡県伊豆市上船原518-1
・電話番号:0558-87-0711
公式HP


本来の自分に還る場所「湯河原リトリート」

リトリート外観

湯河原リトリートは「体を整える」お宿です

東京から快速電車で約90分で湯河原駅に到着。駅から徒歩約5分のところにある湯河原リトリートご縁の杜は、現代の生活リズムから離れることで、本来の自分と向き合うことができる湯宿です。

夕食

ヴィーガン料理を体験出来るお食事

こちらの湯宿はカラダを休めて欲しいということから全館、全室禁煙の施設です。お食事は、湯宿では珍しく、ヴィーガン料理に完全対応しています。野菜ばかりですが、結構ボリュームがあります。しかし、胃もたれすることなく、体がゴキゲンになっていくのがわかります。

温泉

写真の有料貸切風呂の他に大浴場があります

温泉の泉質は、ナトリウム塩化物温泉。よく温まり、湯冷めしにくいので、冬の季節には特にぴったりの温泉です。地下にある大浴場の他、屋上には湯河原の温泉街が見渡せる貸切露天風呂もあります。

<DATA>
湯河原リトリート
・住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥5-4-6
・電話番号:0465-64-0150
公式HP


「健康・癒し」をテーマにしたお宿は、今回ご紹介したお宿以外に、愛知県奥三河にある漢方薬膳懐石が自慢の「はづ木」や、草津にあるファスティングやマクロビの湯宿「クアビオ」も、最近のブームより前から人気を集めています。

温泉地の非日常で、これまでの懐石風のお料理をいただくだけではなく、ちょっと贅沢にこだわりのお料理をいただいたり、または健康や美容のために温泉を使い、自分の体とじっくりと向き合うひとときのためにお金を使う……という方が増加傾向にあると感じました。

湯宿も、最近はそれぞれ特色や個性を打ち出してきていますので、これまでとは違う、お気に入りの湯宿を探してみてはいかがでしょうか?

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