ふたつ目のキーワード 「健康・癒し」
経済産業省が昨年発表した施策によると「健康×旅行」によるヘルスケア産業の創出をすすめているそう。健康の増進や回復に主眼を置いた旅行である「ヘルスツーリズム」が、2018年から、各所で本格的に始動される予定です。去年から特に20代~30代の方を中心に、非日常空間で体を健康を意識して、リセットしたいということを温泉宿にも求める傾向が見られ、人気を集めています。
心と体をメンテナンス「はるのひかり」
はるのひかり お籠りにふさわしい佇まいでした
女性でも少ないかも?と思うくらいかもしれない夕食 これもこだわりの一つだそうです
男女別 内湯の大浴場のみ
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はるのひかり
・住所:神奈川県足柄下郡箱根町湯本554
・電話番号:0460-85-5641
・公式HP
アメリカ×日本流のリラクゼーション「船原館」
昔話に登場するかのような雰囲気の外観
囲炉裏を囲んで愉しむことができるお食事
温泉は立ち湯の他に露天風呂も併設されています
内湯と露天風呂がありますが、内湯では深さ1.2m、温度36度の温泉療法専用の「たち湯」となっています。これは、こちらの湯宿が推している、アメリカで生まれたリラクゼーション法「ワッツ」と、日本の湯治文化が融合して誕生した「天城流湯治法」を体験するために作られたのですが、このプログラムがとても心地よく、日頃の疲れやコリが緩やかに解れ、かなり癒されるのでおすすめです。
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船原館
・住所:静岡県伊豆市上船原518-1
・電話番号:0558-87-0711
・公式HP
本来の自分に還る場所「湯河原リトリート」
湯河原リトリートは「体を整える」お宿です
ヴィーガン料理を体験出来るお食事
写真の有料貸切風呂の他に大浴場があります
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湯河原リトリート
・住所:神奈川県足柄下郡湯河原町土肥5-4-6
・電話番号:0465-64-0150
・公式HP
「健康・癒し」をテーマにしたお宿は、今回ご紹介したお宿以外に、愛知県奥三河にある漢方薬膳懐石が自慢の「はづ木」や、草津にあるファスティングやマクロビの湯宿「クアビオ」も、最近のブームより前から人気を集めています。
温泉地の非日常で、これまでの懐石風のお料理をいただくだけではなく、ちょっと贅沢にこだわりのお料理をいただいたり、または健康や美容のために温泉を使い、自分の体とじっくりと向き合うひとときのためにお金を使う……という方が増加傾向にあると感じました。
湯宿も、最近はそれぞれ特色や個性を打ち出してきていますので、これまでとは違う、お気に入りの湯宿を探してみてはいかがでしょうか?