考察
このような 状況ですが、日本では誇大広告ということで、すぐに問題になるかと思います。ちなみに、出発の前日に宿泊した日本のホテルですが、宿泊料金が素泊まり5,000円でも、ホテルのロビーにてインターネットに接続できました。もちろん、無料です。ホテルのフロントには「無線LANをご利用になる方は、暗号化キーをお教えしますので、スタッフにお声をおかけください。」と書いてあります。私がチェックインのときに、聞いたところ当然のことながら、教えてくれました。接続ももちろん完璧です。これが日本で宿泊したホテル 関空の側にある便利なホテル |
ホテルの部屋 但し接続はロビーのみ |
このような配慮が無いのが、少なくとも私がイギリスで宿泊したホテルです。館内の設備やスタッフの対応はとてもよく、快適に宿泊はできましたが、無線LANの環境は整備されていませんでした。「このことが現地にて問題にならなのか?」とも思いましたが、地下鉄が止まっても誰も文句を言わず 、公衆電話が壊れていても、そのまま壊れたまま放置されているという土地柄なので、それも致し方ないことかと思います。ちなみに、イギリスの人が日本に来ると、どの公衆電話も故障していないことに驚くそうです。地下鉄が滅多に止まらないのにも驚くでしょうね。
イギリスでは、自己責任という言葉をよく聞きます。つまり、「自分の行動は自分で責任を持て」ということです。したがって、もしどうしても確実にインターネットを利用したいのであれば、事前に自分で確認する必要があるようです。「たぶん利用できるだろう。」「利用できると書いてある。」これは当てにはなりません。ただ、「有料で利用 可」と記述されている場合は、有料にはなりますが、利用できる場合が多いかと思います。この辺り、感覚なのですが、イギリスでは金銭感覚がシビアで、ホテルでも宿泊前に全額クレジット決済されているという経験があります。 「お金を出せば相応のサービスが提供されるが、無料サービスは利用できなくても文句は言えない。」というところでしょうか。
ちなみに、イギリスでは信号が赤でも歩行者は平気で道を横断します。小さな交差点はもちろん、大通りでもそうです。もし、何かあっても自己責任ということで許容されているのでしょうか。
なお、インターネットが利用できると銘打っている高級ホテルでも、実際にはロビーで1台のみが稼働しているということも考えられますので、ビジネスで利用しなくてはいけないときは、事前に確認が必要です。ただ、確認はもちろん英語で行う必要があります。電子メールでは返信が無いことがあるので、国際電話で直接尋ねるという方法が確実です。Skypeを利用すれば、国内と同じ程度の料金で電話することができます。