好みのスパイスを使ってつくるマサラチャイの作り方
シナモン、ジンジャー、カルダモンなど、お好きなスパイスを複数ブレンドして作るマサラチャイ
チャイに用いるスパイスに決まりはありません。市販のブレンドされたスパイスでも、ジンジャーやシナモンなどご自分の持ち合わせのスパイスをいくつか組み合わせてもOK。
よく使われるスパイスは、シナモン、カルダモン、ジンジャー、黒コショウなど。お好みのスパイスを数種類お使いください。ホールサイズのスパイスは砕いてから、パウダー状のスパイスはそのまま使えます。チャイ作りにおすすめのスパイス個々の概要は、記事最後に掲載していますので、そちらもご覧ください。
マサラチャイに必要な材料(ティーカップ2杯分)
■紅茶の茶葉:ティースプーン約2杯おすすめはアッサムなどのコクがしっかりと出る茶葉。使用量については、お使いになる紅茶パッケージに記載の分量(今回は2杯分)に合わせてください。
■チャイ用にブレンドしたスパイスミックス:2g
チャイに使われる代表的スパイス ジンジャー、カルダモン、シナモンなど
■水:120ml
■牛乳:200ml
マサラチャイ用のスパイスの準備
チャイ用のスパイスを用意します。スパイスは乳鉢などを使って細かく砕いておきます。砕く程度はお好みで構いません。粉状にする方が風味はしっかりしてきます。チャイ用スパイスを砕く前
かなり細かくなっています。砕く程度はお好みで
しっかりと砕いて、ほとんど粉状になったスパイス
マサラチャイの作り方
■ステップ1片手鍋に水120mlとマサラチャイ用スパイスを入れ、火にかけます。沸騰したら弱火にして煮込みます。
すぐにスパイスの良い香りがしてきます、ここでしっかりとスパイスの風味付けを
■ステップ2
紅茶の茶葉を加えるのは、スパイスの風味をしっかり引き出してから
■ステップ3
牛乳200mlを加え、液がふつふつして湯気が出てきたら、火を止め蓋をして4~5分蒸らします。
ここでは牛乳を加えたら沸騰する前には火を止めます
■ステップ4
茶こしで漉してピッチャーなどに移します。いったん別の容器に全量移すほうが、片手鍋から直接ティーカップに注ぐより失敗が少ないです。
チャイを残さずピッチャーに移します。必要なら、スプーンなどを使って、片手鍋に残った茶葉を茶こしへかき出してもよいです
■ステップ5
ティーカップに注いで出来上がりです。
陶器のカップは保温性も高くて、冷めにくい
マサラチャイの作り方動画
わかりやすい動画も用意しましたので、ご参考ください(1分43秒)。「字幕」用のアイコンを押すと、字幕も表示されます。チャイに使われるスパイスについて
原産地:東南アジア、インド
産地:インド、アフリカ、中国、韓国、台湾、日本、ジャマイカ、ベトナム、西インド諸島、メキシコなど
使用部位:根茎
利用用途:料理全般
■Cinnamon シナモン
原産地:スリランカ、南インド
産地:スリランカ、インド、インドネシア、ビルマ、ベトナム、ボルネオ、ブラジルなど
使用部位:樹皮
利用用途:パン・菓子全般、ドリンク類など
■Pepper コショウ
原産地:インド南西マラバー沿岸
産地:マレーシア、ブラジル、スリランカ、インドネシア、マラッカ、ボルネオ、スマトラ、インド、フィリピンなど。
使用部位:果実
利用用途:料理全般
収穫時期と加工により黒(緑の未熟な実を摘み、数日発酵、その後乾燥)、白(熟した実の外皮を取り除き乾燥)、緑(未熟な実を乾燥)、ピンク(コショウとは別物。コショウボクの実)に分けられます。
■Aniseeed アニスシード
原産地:トルコ(アジア側)、エジプト、ギリシャ
産地:インド、パキスタン、スペイン、イタリア、トルコ、エジプト、ブルガリア、キプロス、シリア、チリ、イスラエル、
レバノン、メキシコ、アメリカ、中国、台湾など
使用部位:種子
利用用途:焼き菓子(クッキーやケーキなど)、リキュールの香りづけなど
■Cardamon カルダモン
原産地:スリランカ、インド南部
産地:インド、グアテマラ、タンザニア、スリランカ、パプアニューギニアなど
使用部位:果実(中に種)
利用用途:肉料理、カレー、焼き菓子、パン、ピクルスなど
サフランやバニラなどとともに高級スパイスのひとつ。アラブ諸国ではカルダモンコーヒー(カルダモンに味付けしたコーヒー)にも用いられる。歓迎のシンボルとして入れられます。
■Fennel フェンネル
原産地:南ヨーロッパ、地中海沿岸
産地:インド、エジプト、イギリス、ドイツ、アメリカ、ルーマニア、イタリア、フランス、ハンガリーなど
使用部位:種子
利用用途:焼き菓子、パン、ピクルス、キャンディ、カレーなど
■Clove クローブ(丁子)
原産地:インドネシア モルッカ諸島、
産地:インドネシア、マレーシア、ペナン、インド、スリランカ、バングラデシュなど
使用部位:つぼみ(乾燥させたもの)
利用用途:肉料理、焼き菓子、プディングなど
■Chicory root チコリ根
原産地:ヨーロッパから中央アジア
産地:フランス、ベルギー、ポーランド、南アフリカ、フィリピン、ウクライナ、インドなど世界各国で栽培。
使用部位:根
利用用途:葉の方はサラダにして食べますが、ここでは根を使用しています。根は、たんぽぽコーヒーのように、コーヒーの代用品として使われます。