オーストラリア入国にはビザ(ETA)が必要です。
【公式】ETA(S)申請サイトのトップページ(2017年10月現在)。日本語版も用意されている。左側に必要な注意事項がまとめられており、非常に見やすい構成となっている。
この電子ビザがETA(Electronic Travel Authority, イーティーエー)、もしくはETAS(Electronic Travel Authority System, イータス)と呼ばれるものであり、オンライン上で申請します。
ETA(S)申請公式サイトはこちら
ETAとETASは呼び名の違いだけで同じものです。公式サイト上ではETAと記されていますが、ETASの方を好んで使う旅行会社も多いです。
電子ビザですので、パスポート上には何も記録としては残りません。
料金、有効期限など
ETA(S)の申請ができるのは、観光、もしくは短期の商用の場合です。ETA(S)を申請して入国した場合、現地での就労は認められません。また、ETA(S)の申請には手数料が20豪ドルかかります。クレジットカードでの支払いが必要になります。有効期間は1年間です。1年間の間であれば何度でも渡航でき、渡航の度にETA(S)を申請する必要はありません。つまり、1年有効のマルチプルビザということになります。ただし、一回の入国で滞在できる期間は3か月までです。また有効期間中にパスポートが変わった場合は再申請が必要です。
通常は即座に承認が下りますが、時間がかかっている場合は12時間後を目安に再度承認が下りたかどうかを確認してください。万一不許可になった場合は、大使館で再申請等の手続きが必要になります。
ETA(S)に関するよくある質問はこちら
ETA(S)申請に必要な情報一覧!
画面上で入力が必要な情報を以下にリストアップしました。入力を途中で保存して一旦終了することもできますが、あらかじめ以下の情報を手元に用意しておくと便利です。サイトは日本語版でも、入力は全てローマ字で行ってください。- 姓・名
- 性別
- 生年月日
- 出生国
- 別名の有無
- 犯罪歴の有無
- パスポート情報(国籍、発行国、番号、発行日、有効期限、発行官庁)
- 住所、電話番号、メールアドレス
- 連絡方法(メールか、メールおよびSMSのどちらかをタブで選択)
- 他国のパスポートの有無
ETA(S)申請はオンラインでラクラクと
実は、ETA(S)は代行業者を利用した方が安いんです!!
ここまで公式サイトを利用した場合の申請方法について説明してきましたが、実はETA(S)は公式サイトから申請する人はかなり少数派だと思われます。なぜなら、公式サイトの方が値段が高いからです! 実際にはETA(S)代行業者を通した方が安く済みます。公式サイトは20豪ドル(約1800円、1豪ドル90円で計算)かかりますが、代行業者を通した場合数百円で済みます。なぜこんなことになっているかというと、公式サイトの料金はサイトシステム利用料という位置付けで、オーストラリア政府への支払いではありません。代行業者は政府の端末に直接アクセスするので、このサイトシステム使用料がかからないのです。
代行業者への申請方法
オーストラリアETA(S)の申請を代行している業者は非常にたくさんあります。ネットでETA(S)と検索しただけでズラズラっと出てくるはずです。料金などを比較して利用業者を決めることになると思いますが、あまり安さだけに目を奪われず、実績のクチコミや会社概要などもチェックして総合的に信頼できそうな会社を選ぶと良いと思います。申請と言っても業者の所へ足を運ぶ必要はありません。ほとんどが公式サイトと同様にオンライン申請です。上記と同様の情報を入力し、支払いもカードによりオンラインで済ませます。また、郵送による申請を受け付けている業者も少なくありません。パスポート原本を郵送する必要はなく、コピーで対応可です。
所要日数はその場で結果が出る公式サイトにはさすがに及びません。一般的には数日かかるところが多いようです。結果が出ると、業者から登録完了通知が番号と一緒にメールで届きます。印刷して旅行に持っていくのを忘れないようにしてください。