みていきましょう

ますます長くなる老後に向けた資金準備についてみていきましょう

 

理想の老後をイメージする

老後に必要な資金はどのくらいなのか? その答えは人それぞれです。まずは「自分はどんな老後を過ごしたいのか」というイメージを描いてから、シュミレーションすることが必要でしょう。理想的な老後の過ごし方をイメージしないと具体的な目標額を決めにくくなります。

例えば、「老後はゆっくり旅行をしながら過ごしたい」「時間をかけて趣味を楽しみたい」、もしくは「生涯現役でできるだけ長く仕事を続けたい」「定年退職後に起業したい」など、人それぞれ様々な老後の過ごし方の理想があるでしょう。

さらに、日本では、「人生100年時代」がだんだんと現実味を帯びてきています。各業界では超長寿社会を見据えたサービスへの事業シフトの模索が始まっています。リタイアしてからの時間が今後ますます長くなるということは、一人一人がどのように活力を持って老後を生き抜いていくのかを考えるとともに、それを実現できる社会環境作りも必要になってくるでしょう。

そのようなことも念頭に入れながら、今回は、ますます長くなる老後に向けた資金準備についてみていきましょう。

<INDEX>
■ますます長くなる老後、ライフプラン(将来計画)の必要性
■老後資金準備の目標額はいくら? 年金がないとしたら?
■老後資金準備の目標額はいくら? 会社員編
■老後資金準備の目標額はいくら? 自営業編
■老後資金目標額の準備法


ますます長くなる老後、ライフプラン(将来計画)の必要性

ライフプランとは、「人生の設計図」と表現されることがあります。広い意味では、「心のプラン」「健康のプラン」「お金のプラン」の3つのプランをたてることで人生の設計図が完成するといわれています。

「心のプラン」とは、人生における「生きがい」です。自分がやりたいことともいえます。仕事が生きがいという人もいるでしょう。その他にも趣味や家族が生きがいという人もいるでしょう。50代の人は特に、老後に向けた生きがいを考えるとよいでしょう。将来今の仕事がなくなった時に、自分には何が生きがいとしてあるのかを考えることはとても重要です。今やっている趣味でもいいですし、今の職場でなくても、ずっと働いていくことを生きがいとするというのもよいでしょう。また、今は忙しくてできないけれど、昔やったことがありまたやってみたいことなど、「心のプラン」を立てておくことが特に必要な世代となります。

「健康のプラン」とは、まさしく健康を維持してくことです。定期健康診断を受け、こまめに体のチェックをしていくことや日頃から生活習慣病に気をつけておくことが重要です。

そして、「心のプラン」と「健康のプラン」を実現するためにも「お金のプラン」が必要になります。健康で生きがいのある充実した人生を送るために、きちんと資金計画を立てておくことが重要です。そこで、狭い意味でのライフプランを「お金のプラン」と捉え、現在では「お金のプラン」をたてることがライフプランであるという考え方もあります。


ライフプランの全体像

ライフプランの全体像。「心のプラン」「健康のプラン」「お金のプラン」の3つのプランをたてることで人生の設計図が完成。


したがって、定年退職後や仕事を辞めたあとのライフプラン(=リタイアメントプラン)を考えるポイントとしては、「自分はどんな老後を過ごしたいのか」というイメージをする中で、趣味などの生きがいや社会との繋がりを保っていくこと、さらには病気や介護状態にならない健康作りが大切です。

健康面でいえば、平均寿命と健康寿命には、男性では約9年、女性では約12年の差があります。健康に活動できる期間である健康寿命をできるだけ長くするということは自分にとっても、まわりの家族にとっても重要です。長生きすることは喜ばしいことですが、病気や介護の状態が長く続けば自分も家族も大変ですし、予備的な支出も増えてしまいます。リタイア後の生活費を考えると、これからは「長生きリスク」についても考慮しなければならないでしょう。


老後のライフプランポイント

老後のライフプランを考えるポイント