DIY・日曜大工/DIYのテクニック

洗面所の床をDIY!シート張るだけ!賃貸でもOKの簡単模様替え

洗面所の床はクッションフロアが敷いてあることが多いですよね。お掃除をしても長年染み付いてしまったシミは簡単には落ちませんが、リメイクシートを貼るだけの簡単DIYで新品のように生まれ変わります。原状復帰も簡単、賃貸物件にお住まいの人もぜひ!

番匠 智香子

執筆者:番匠 智香子

DIY・日曜大工ガイド

洗面所の床に多いクッションフロアのシミや傷みの問題を解決!

ビフォー

Before(シートを貼る前)

完成図

After(新たにシートを貼った状態、柄も豊富にあります)

クッションフロアが敷いてあることが多い洗面所。月日が経つと汚れや痛みも激しくなってきます。お掃除をしても長年染み付いてしまったシミは簡単には落ちず、ましてや新品のような状態に戻すのはほぼ不可能。

そんな時は、新しくシートを貼って、プチリノベーションに挑戦してみるのはいかがでしょうか?

今回ご紹介する方法は、上からシートを貼るだけ。裏が弱粘着になっているため、剥がしても粘着が残らずきれいに剥がすことが可能なので、賃貸の部屋にお住まいの方、あるいはDIY初心者の方にもおススメの方法ですよ。
 
<目次>
 

洗面所の床DIYに必要な材料

必要な材料は“貼って剥がせるシート”だけ。今回はAmazonでも購入が可能な、以下の商品を使用しました。
  貼れる場所は、木質のフローリングや塩ビクッションフロア、タイルの面など平滑な面。凹凸面や無垢材、カーペット、畳には貼ることができません。クッションフロアでも凹凸面のあるタイプは剥がれやすくるので、注意してください。

経年劣化など床面の状態によっては、床の表面を傷める場合があります。その場合は目立たないところで試してみてください。
 
リノベシート

貼ってかがせるシート


また、床の状態によっては貼り付きが悪く浮いてしまうこともあります。その時はマスキングテープを下地に貼りましょう。原状回復できませんが、両面テープを併用するなどの対処をしてください。浮いたままにしておくとそこから埃が入ってさらに剥がれてしまう場合があります。

作業するに当たって、必要な道具は以下の通りです。
  • カッター
  • はさみ
  • カッターマット
  • ペン
  • メジャー
  • 他に乾いた布
道具

上からマジック、メジャー、ハサミ、カッター、カッターマット、定規

 

床シート貼り方の手順1:掃除

まずは貼る場所のお掃除から。じつはこれが一番大切な作業です。汚れていたり、水気が残ったままだと貼りつきが悪くなり、カビの原因になる場合があります。最初に水拭きをして、その後乾拭きをして貼る面を、徹底気にきれいにしましょう。
 
掃除

掃除は大事な作業なので、しっかりおこないましょう

 

床シート貼り方の手順2:貼る場所の寸法を測る

掃除が終わったら、次に貼る場所の寸法を測ります。測った寸法はシートの裏面にペンで線をひきましょう。

なお、貼り始めの部分は寸法通りにして、三方は後で修正が出来るように2cmほど大きめにシート裏面に線をひきます。
 
寸法

建物が歪んでいる場合もあるので細目に測りましょう


壁の角の凹凸面も測って線をひきます。シートは切ってしまうと元に戻すことができないので、寸法確認は慎重に行ないましょう。
 
入隅出隅

合わせながらの方が失敗が少ない


細かすぎて寸法が測れない場所がある場合は、その部分にシートを押し付けて、余裕を持ってペンでなぞります。
 
マジック

細かい形のところはシートを押し付けて、ペンでなぞりましょう

 

床シート貼り方の手順3:シートをカットする

手順3でひいた線に沿って、シートをハサミで切っていきます。
 
ハサミでカット

線に沿って丁寧に


クッションフロアの場合は厚みがあるので型紙を作った方がやりやすくなりますが、今回使用しているシートは薄いので、実寸に合わせながらでもサイズ確認をおこなうことができます。 

壁の角など複雑なところは寸法通りにいかない場合もあるので、少しずつ切り込みを入れて、実際に合わせるという作業を繰り返して慎重に切っていきます。
 
角合わせ

入り組んでいるところは難しいので丁寧に

完成

切断が簡単なので複雑な形も合わせやすい


床下収納庫がある場合はその寸法も測って切ります。
 
床下収納庫

床下収納庫部分


長い直線はカッターの方が真っすぐきれいに切ることができます。
 
カッター

長い直線はカッターで

 
床下収納庫の取っ手部分も切り抜きます。
 
床下収納庫取っ手

取っ手部分も切り抜きます

 

床シート貼り方の手順4:シートを貼る

シートを切り終わったら、裏のフィルムを剥がさずに仮置きします。改めてサイズが合っているかを確認した後に、裏のフィルムを剥がして貼っていきます。剥がすときな、端から10cmほど少しずつ剥がしましょう。
 
貼り方

一気に剥がさず少しずつ

 
もしフィルムが剥がしづらい場合は、シートの角にテープを貼ると簡単に剥がれます。
 
テープ

剥がれづらい場合はテープを使います

 
端を貼り付けた後に乾いた布で空気を押し出すように貼っていきます。
 
布

乾いた布で空気を押し出すように


そしてシートの下からフィルムを少しずつ剥がして貼っていきます。同様に布で空気を押し出すように撫でつけて貼りましょう。これを繰り返して最後まで貼っていきます。
 
裏側から

裏側からフィルムをゆっくり剥がします


端の処理は定規をあてて、カッターでカットします。切り過ぎるとすき間が目立ったしまうので、慎重にカットしてください。
 
端カット

カッターの刃はなるべく寝かせて切りましょう


重ね貼りする場合は約1cm、重ねて貼りましょう。柄があるデザインの場合は柄が合うように重ね貼りをすると仕上げがきれいに見えます。
 
重ね貼り

1cmほど重ねて貼ります


床によっては浮いてしまうこともあります。その場合はきれいに剥がすことが難しくなりますが両面テープを併用しましょう。

貼った後にシワが気になる場合はドライヤーで温風を当てながら乾いた布で空気を押し出すように貼っていきます。ドライヤーの当て過ぎるには気を付けましょう。
 

2時間程度の作業で洗面所の床面DIYが完了!

床面の広さにもよりますが、掃除も入れて作業時間は2時間程度。クッションフロアは厚みがあり伸び縮みしますが、ガラス繊維が入っているこのシートは伸縮がなく、薄くて軽いので初心者向きです。

床下収納庫があっても貼ることが出来るので収納庫はそのまま使うことができます。
 
アフター

貼る柄によって雰囲気がガラリと変わります


余ったシートは、テーブルに貼って子どもの作業机にしたり、木に貼ってトレイを作ったりと色々楽しめます。フローリングの上にも貼れるので、小さいお子さんのいるご家庭では食事席の下に敷くとフローリングの溝のお掃除がとっても楽になりますよ。

失敗しても剥がせるので、気軽にチャレンジしてみてください。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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