痛いおじさんに見えない!スニーカーに合わせるエレガントカジュアル
カラフルな色・自由なデザイン、スニーカーファンの大人は今なお数多くいるのではないでしょうか?近年、ニューバランスブーム・VANS風のスリッポンスニーカーブームはじめ、年齢にかかわらず、大人もスニーカーを楽しめる時代になりました。しかし、スニーカーに合わせる服の着こなし方も、年代・時代とともに変わってきたことをご存知でしょうか?
90年代スニーカーに合わせる服といえば、アメカジはじめカジュアル中心でした。ところが、00年代から10年代に掛けて時代も変わり、スニーカーに合う服装はエレガントカジュアルになったのです。ガイドである私が30代からのスニーカーの着こなしを教えます。
合わせるべきパンツ丈の変化
大人がスニーカーを履くとき、真っ先に気を付けるべきことは全体の清潔感です。スニーカーというアイテム自体に、スポーティーで爽やかな印象がありますが、履いているパンツの生地がスニーカーに覆いかぶさることで、その清潔感は消え、カジュアル特有の野暮ったさが顔をだします。
そもそも、90年代に比べ、圧倒的に定番のパンツ丈が短くなりました。2010年以降は、くるぶし程度の『アンクル丈』と呼ばれる長さが定番です!この丈感の浸透と昨今のニューバランスブームは、連動しているように私は見ています。つまり、パンツ丈が短くなったことでスニーカーの着こなしがスッキリしたからこそ、スニーカーブームに火が付いたのではないでしょうか?
■アンクル丈のパンツを選ぼう
スニーカーを大人っぽく履くためには、くるぶしが見える程度のアンクル丈のパンツを選びましょう!立っている状態でソックスがちょうど見えない程度の長さで、大人のスニーカースタイルは完成します。
ラグジュアリーなモダンデザイン
ニューバランスブーム終了後、次にVANS風のスリッポンスニーカーが主流になりました。これらのデザインに注目が集まった理由は『紐がないことで生活感を限りなく排除できる』からだと私は見ています。スニーカー紐の先端は生活感になり得るリスクです。特に、履きこむ程に紐は萎びてきます。だからこそ、ショップでディスプレイされているスニーカーは紐の先端を隠すような状態になっていますよね?
■アッパーソールのスリッポンでラグジュアリーな印象に
紐がないスリッポンタイプは生活感を心配することもなく、更にアッパーソールの素材に存在感あるデザインを搭載するだけで、ラグジュアリーな印象を表現してくれます。このラグジュアリー感こそ、年相応を感じさせるスニーカーなのです。その多くはカジュアルな恰好よりジャケットを合わせるエレガントカジュアルに良く似合います。ジャケットスタイルの『キメ』を適度に緩めるための『ヌケ』アイテムとして有効性が高いのです。
どんな服にも合う!白スニーカー
汚れやすさから敬遠される男性も多いかもしれませんが、白スニーカーは爽やかさの象徴であり、ワンシーズンで買い替える覚悟がある大人にとっては、画期的なスニーカーなのです。
■完全に真っ白なスニーカーを選ぼう
まず、パンツの色を選びません!黒・ジーンズ・ワインレッド、どんなパンツにも合わせやすいのです。この時、真っ白なタイプを私は推奨しています。何かしらワンポイントのデザインがあるよりも、完全に真っ白な方が潔くどんなパンツにも合うでしょう。
ただし、汚れが目立ってきたら買い替えましょう。汚れた白スニーカーほど残念な印象はありません。白スニーカーを選ぶときはワンシーズン物という認識の予算でGETしてください!