韓国行きLCCを徹底比較! 格安&快適なおすすめは?
日本と韓国を結ぶLCCのジンエアー(奥)とチェジュ航空。東京(成田)や大阪(関西)をはじめ、最近は地方空港に就航するLCCも増えている
LCCの航空券は片道から購入でき、行きと帰りで別の空港を利用という旅行スケジュールも組みやすくなりました。韓国に旅行するのに役立つ、日本から就航しているLCCの一覧と比較、お得な情報、すぐに役立つ賢い利用方法などをご紹介します。
日本-韓国線に就航する「格安航空会社(LCC)」一覧
国内LCCで韓国への便も運航するピーチ・アビエーション(Peach)
■国内 ■韓国系
比較ポイント1. 就航する国内の主要空港
日本と韓国を結ぶLCCの就航が多い大阪・関西空港。特に朝と夕方は多くの韓国行きLCCが発着する
■羽田空港
Peach
■成田空港
ZIPAIR、Air Japan、チェジュ航空、ジンエアー、ティーウェイ航空、イースター航空、エアプサン、エアソウル、アエロK
■関西空港
Peach、チェジュ航空、ジンエアー、ティーウェイ航空、イースター航空、エアプサン、エアソウル、アエロK
■福岡空港
チェジュ航空、ジンエアー、ティーウェイ航空、イースター航空、エアプサン、エアソウル
■那覇空港
チェジュ航空、ジンエアー、イースター航空、ティーウェイ航空
■新千歳空港
チェジュ航空、ジンエアー、ティーウェイ航空、イースター航空、エアプサン
■その他
日本の地方空港にも、LCCの韓国便があります。例えば、韓国系LCC最大手のチェジュ航空は、静岡、広島、松山、大分、鹿児島などに就航。ティーウェイ航空は佐賀と熊本、ジンエアーは高松、北九州、宮古(下地島)など。
また、東京(羽田)とソウル(金浦)の各空港は、ビジネス客中心です。LCCが発着する成田や関空、またソウル(仁川)などは、市内~空港の移動にやや時間がかかるものの、羽田-金浦線より運賃が安くて観光客向けです。
比較ポイント2. 行き先(ソウル、釜山や大邱など)
韓国の首都ソウルは日本から行く人気の旅行先。LCCでも近い。画像は漢江に浮かぶ「SEOUL WAVE」
また、韓国南部の釜山を拠点とするエアプサンをはじめ、チェジュ航空、ジンエアーなどが釜山と日本を結ぶ便を、大邱(テグ)や清州(チョンジュ)などを発着する直行便もあります。
比較ポイント3. 手荷物ルールや機内サービス
韓国のLCC「エアプサン」の機内食。LCCは機内食を有料で販売する
気を付けないといけないのは「セール運賃」で、特に手荷物です。通常運賃に含まれる無料分の受託手荷物(※搭乗時に預ける手荷物のこと)が含まれていないなど運賃ごとの違いもあります。
もし、機内持込で手荷物がルール以上に増えれば、追加料金が別途必要です。この追加料金は、空港で支払うよりも事前に決済したほうが安いことも覚えておきましょう。
手荷物などのルールは随時変更されます。旅行ごとに、航空券を購入する前にしっかり確認を。
韓国系LCCは、機内持ち込み手荷物は1人1個(横40×縦20×高さ55cm)と身の回り品など1個の合計「2個」「10kg未満」まで、が基本です。受託手荷物はセール運賃を除き、基本1個15kgまで無料。
一方、日系LCCは、機内持込手荷物が「2個」「7kg以内」が基本で、受託手荷物も1個から有料です。韓国系LCCよりルールが厳しいので注意してください。
Peachの機内持込手荷物の案内。日系は7kg、韓国系は10kgまでが多い
セールを活用! LCCのお得な運賃で航空券を入手する方法
日系の国際線LCC「ZIP AIR」(ジップエア―)は韓国線もボーイング787型機で運航する
そのLCCのセール情報は、各社の公式ホームページやFacebookなどのSNS、メールマガジンなどで発信されます。SNSをチェックする、各社のメールマガジンに登録しておいて届いたらすぐ確認するなど、セール情報に敏感になりましょう。
休みが取れない人に! 弾丸日帰りのプランも
Peachが販売する「弾丸往復運賃」(Peachプレスリリースより)
ソウルを日帰りで往復するPeach独自のプランで、東京(羽田)=ソウル(仁川)が往復1万1000円、大阪(関西)=ソウル(仁川)が往復1万円と、とてもお得です。支払手数料、空港使用料等は別途必要。Peach公式サイトのみでの販売です。なお、燃油サーチャージはかかりません。
行きと帰り、異なる場所や違うLCCもおすすめ
韓国第2の都市・釜山。ソウルには国内線もしくはKTXで移動でき、行きと帰りで別の空港またはLCCを利用しての旅もおすすめ
筆者は以前、行きはPeachで大阪からソウルへ、帰りはエアプサンで釜山から大阪に戻りました。ソウルから釜山までの移動は高速鉄道(KTX)、そして韓国国内線も利用したこともあります。韓国は、国内の公共交通ネットワークが非常に発展しています。高速鉄道はもちろん、高速バスも韓国のほぼ全土を網羅しており、外国人旅行者でも利用しやすいです。
韓国行LCC各社のおすすめポイント
韓国行きLCC各社のおすすめポイントを一覧でまとめます。
■Peach
ANA系LCCで、成田と関空に加え、羽田の深夜早朝便も運航
■ZIPAIR
JAL系LCC。全席に電源と機内Wi-Fi無料、上級クラスもある
■Air Japan
ANA系LCC。中型機「787」で運航。全席USBとType-Cあり
■チェジュ航空
ソウル中心部に近い金浦便も運航。日本の地方空港にも進出
■ジンエアー
大韓航空の子会社。大型機「777」で日本路線に投入することも
■ティーウェイ航空
韓国で最初のLCCとしてスタート。中型機「A330」も所有する
■イースター航空
一般的な韓国のLCC。釜山-熊本などの路線もある
■エアプサン
アシアナ航空出資のLCC。釜山が拠点だが日本-ソウル路線もある
■エアソウル
アシアナ航空系でコードシェアも。ソウルー高松、米子などの路線も
韓国旅行のLCCを利用する際のまとめ
- LCC各社のセール情報をマメにチェックする
- LCC各社の手荷物などのルールを旅行ごとにしっかり調べる
- 出発する空港、時間帯に合わせて旅行スケジュールを組む
- 片道で購入でき、行きと帰りで違う場所もおすすめ