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メルカリの「値下げ(値引き)交渉」とは?
メルカリを象徴する文化のひとつとして「値下げ」があります。本来、提示されている価格で即購入するのがフリマアプリの仕組みではあるのですが、購入希望者と出品者が値段の交渉をすることができるのも、メルカリの特徴のひとつになっています。値下げ交渉はメルカリの文化のひとつ
値下げはメルカリの公式なルールではないので、応じるかどうかは出品者が決めることができます。もし出品者が値下げをしなくても、何らペナルティはありませんし、クレームを受ける筋合いもありません。中には最初から「値下げはできません」と商品説明やプロフィールに書いている出品者もいます。理由としては出品者が送料を負担するので、その分を考えるとギリギリの価格で出品をしていることが挙げられます。そのため、値下げ依頼をする方も相手の送料負担を考えた上で、メッセージを送るようにした方がいいでしょう。
メルカリの値下げ交渉のやり方!出品者へコメントをする
メルカリで値下げをして欲しい商品があったら、まずはコメントを通して出品者にメッセージを送ります。赤枠の「コメントする」からメッセージを送る
コメントは出品者が削除しない限り、誰でも見ることができるので、個人情報などを書いてはいけません。また値下げの割合が10%以上になると「いいね!」をしたユーザーに値下げ通知が届きます。そうなると、見られる回数も増えるので、コメントの内容には注意が必要です。
コメントをするときの注意点としては、2つあります。
■挨拶をする
個人間取引とはいえ、やはり最初の挨拶はしておいた方がいいと感じます。私自身の経験でも、ほとんどのユーザーは「はじめまして」「コメント失礼します」といった言葉を書いてくれますが、中にはいきなり「1500円になりませんか?」というメッセージが来ることもあります。こういった気軽さもメルカリのウリかもしれませんが、ちょっとした挨拶文があるだけで出品者の印象は変わりますし、やはりマナーとして必要だと思います。
■具体的な金額を提示する
自分がいくらで購入したいのか、具体的な金額を提示することも大切です。「値下げは可能ですか?」と聞かれても、出品者は困ってしまいます。出品者も売りたい気持ちはあるので、いくらなら買ってくれるのか?が知りたいからです。たとえば「2000円になりませんか?」「300円の値下げは可能ですか?」という感じに、具体的な数字を書いて出品者に依頼をしてみるのがポイントです。
どのくらいの価格で値下げ交渉するのがマナー?成功しやすい額は?
先ほど、具体的な金額を提示すると書いたのですが、実際のところ、どのくらいなの?割合は?金額は?と疑問が湧くと思います。割合でいうと、いきなり半額は難しいので、1割程度引いた金額で交渉してみましょう。たとえば1500円の商品であれば、1350円~1400円というイメージです。ただ、販売額が高い場合には、1割といっても大きな額になるので、そこまで値引きができないこともあります。3万円の商品から3000円を引くのは、出品者としてもかなり渋ると思います。なので、こういうときには500円引き、1000円引きというように、切りのいい数字でお願いすると案外応じてもらえたりします。
値下げ交渉が成功しやすいコメント例と注意したい「専用出品」
メルカリで値下げのお願いするときには、購入意思があることをしっかり伝えることも重要です。値段を下げて専用出品にしたのはいいけれど、結局買わないとなると出品者も困ってしまいます。でも、コメントの中に「購入をしたいのですが……」という言葉を入れることで、出品者も購入意思が確認できるので、値下げもしやすくなります。例として、3500円のバッグを3200円で買いたいときを考えてみます。“はじめまして。このバッグを購入したいと考えていますが、3200円に値下げしていただくことはできますか?値下げが可能で専用出品にしていただければ、すぐに購入しますのでよろしくお願いします。”
値下げをして専用出品になったら、必ず購入するのがマナーです。もし何らかの理由で購入ができなくなったら、その旨を出品者に伝えましょう。
専用出品を利用する際に注意することとして、専用出品はユーザー独自の文化であり、メルカリ運営事務局が推奨していることではありません。専用にしたけれど、他のユーザーに横取りされる可能性もあります。でも、事務局がそれに対してペナルティーを課すなどサポートがあったり、何かのフォローがあるわけではないということを覚えておきましょう。
他のユーザーがコメントしていないか確認する
フリマの場合、先に交渉をした人が優先される傾向があります。そのため、自分より先に交渉している人がいたら、自分は身を引くというユーザーが少なくありません。でも交渉が決裂すれば、そのユーザーに気を使うことなく、自分が交渉することはできます。また、出品者によっては交渉中であっても、先に購入した人と取引をするとプロフィールや商品説明に書いてあることも多いです。値下げした価格よりも、最初の価格で買ってもらった方がいいからです。そのため、出品者のプロフィールもしっかり目を通しておく必要があります。
メルカリでは値下げ交渉不可の出品者もいる
メルカリでは出品者のプロフィールに「値下げ交渉不可」と書いてあることもあります。この場合、値下げの依頼をしても価格は下がりません。むしろ、説明を読んでいないと判断されて、最悪の場合はブロックされることもあります。そのため、そもそも値下げ交渉がOKなのかどうかをプロフィールなどで確認しておきましょう。値下げ交渉は「自分が出品者だったら」をベースにコメントしよう
値下げ依頼をしたユーザーも、自分が出品者になることがあると思います。そのとき、どういうコメントが来たら値下げをしようかなと思うのかを考えてみましょう。ユーザー同士、気持ちや感情はそれほど違わないはずなので、「自分だったら」をベースにコメントをしてみると、うまくいくのではないかと思います。【関連記事】