身体能力の低下、年金制度の崩壊、
老後貧困が還暦人の3大不安!

還暦人の約9割は、60歳を過ぎても働き続けたいと思っている。

還暦人の約9割は、60歳を過ぎても働き続けたいと思っている。

PGF生命(プルデンシャル ジブラルタ ファイナンシャル生命)が、今年、還暦を迎える1957年生まれの男女を対象に「2017年の還暦人」に関する調査を行いました。その結果から、還暦を迎えた人たちの意識や考え方を3つピックアップしてみました。

まず、還暦人が感じている不安について。

今年の還暦人が最も不安に感じているのは「身体能力の低下(病気や寝たきりなど)」で62.1%でした。続いて、「年金制度の崩壊」が59.5%、「老後貧困・老後破産(老後資金不安)」が53.6%でした。還暦を過ぎた筆者も、3つとも共感できる不安です。還暦人に限らず、40代以降の多くの人が感じている不安のような気がします。

そのほか、「自分の介護(50.9%)」は2人に1人、「親の介護(33.3%)」は3人に1人が不安だと答えました。「介護」は、自分自身と親の両方にかかわる問題なのですね。

還暦人は平均約68歳まで働き続けたいと思っている

次に、就労意向について。

59歳時点で就労している・していた人に対し、60歳以降、何歳まで働きたいかを聞いたところ「60歳まで」は11.9%と約1割でした。「61歳~64歳まで」は7.7%、「65歳~69歳まで」は41.0%、「70歳~74歳まで」は25.2%、「75歳~79歳まで」は7.1%、「80歳~84歳まで」は4.6%、「85歳以上まで」は2.5%と、約9割の人は60歳以降も働き続けたいと思っています。働き続けたいと思う年齢の平均は67.7歳でした。

今の60代は、老後とは程遠い若さと精神をもっている人が多いので、60歳でリタイヤしたい人がほとんどいないのは当然でしょう。

今後の生活に最低限必要な生活費は
夫婦で月22.4万円、ゆとりある生活は月32万円

最後に、今後の生活費について。

夫婦2人で最低限必要だと思う金額は平均22.4万円/月、ゆとりある生活のために必要だと思う金額は平均32万円/月でした。おひとりさまは、同・15.7万円/月、23.9万円/月でした。

最低限必要な生活費は、サラリーマンなら公的年金で賄えそうですが(年金制度が崩壊しなければ)、ゆとりある生活を送るには、老後資金をしっかりと貯めておく必要がありますね。

還暦人の意識・考え方を3つ見てきましたが、いかがでしたか? 今、40代~50代の人が還暦を迎えるころには、3大不安が不安ではない世の中になっているといいのですが。

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