免震構造採用の地上29階建て「プラウドタワー名古屋栄」が竣工
「プラウドタワー名古屋栄」(野村不動産 NIPPO 三菱地所レジデンス)は、名古屋駅と栄の中間に位置する納屋橋エリアに第一種市街地再開発事業で誕生した地上29階建て全347邸の複合再開発タワーマンションです。敷地面積は、10,000平米超あり商業施設やオフィスなどが一体で整備されています。すぐ隣には、堀川のせせらぎがあり都心でありながら落ち着いた佇まいの場所でもあります。分譲マンションとして供給されたほか、企業のオフィス、クリニックモールやスーパーマーケット、スポーツジム、飲食店などが今秋開業予定です。首都圏では、駅前再開発が活発で近年供給事例の多い第一種市街地再開発事業の分譲マンションですが、名古屋ではこうした複合再開発は少なく、身近に利便施設が揃う複合再開発の価値訴求が成功したことも好調に販売が進んだ要因です。
見学会で、マンション内に足を進めると二層吹抜けの豪華なエントランスが目を惹きます。ガラスウォールの先には、広々した空間が続き首都圏の高級マンションのような上質な印象を受けます。
エントランス横には、コンシェルジュカウンターが設置されていて、取次サービスなどソフトサービスも充実しています。
3階には、書店と提携したライブラリーコーナーも用意されており、オフタイムの寛ぎの空間に。中央部のアートが華やかでホテルライクな演出です。
都心回帰を受け都心向け拠点「プラウドラウンジ名古屋」をオープン
「プラウドタワー名古屋栄」の27階には眺望を楽しめるパーティールームを設置。ほかにもスタディルームやキッズルーム、スカイデッキなど多彩な施設があります。大規模マンションの供給棟数が多くない名古屋では、これだけ施設が揃うマンションは少なく、既に多くの住戸が賃貸募集されている様に居住用ではなく、資産として購入した方も一定数いたようです。同マンションの平均分譲単価は、名古屋としては高価格帯の坪単価282万円強。愛知県だけでなく、三重県や岐阜県など中部エリアの富裕層も購入したとのこと。こうした都心エリアのマンションの好調を受けて、供給も今後活発化しそうです。主幹事だった野村不動産は、名古屋市中区錦二丁目で、同市内3件目となる第一種市街地再開発に参画。地上30階建ての総戸数約330戸の規模になる予定です。また「プラウド東白壁」「プラウドタワー名古屋伏見」など複数の都心マンションを供給予定で地下鉄「栄」駅1分に都心のマンション情報を発信する総合ラウンジとして「プラウドラウンジ名古屋」をオープンしました。
名古屋の駅前を訪ねるとここ数年の発展に驚きます。次々の新規のビルがオープンし街のカタチが大きく変わっていることを実感します。都心回帰といえば、首都圏マンションのこの20年のキーワードですが、職住近接ニーズとライフスタイルの変化で地方にも波及していくことを今回の訪問で実感しました。