マンション相場・トレンド/新築マンションレポート

時短ニーズを取り込むプラウドシティ越中島

都心にワークプレイスが集積する東京では、朝の通勤ラッシュが大きな課題となっています。また、女性の就業率が高まる中で通勤時間の短縮だけでなく、家事を効率よくこなすニーズも高まっています。「プラウドシティ越中島」は、都心近接でアクセスも良好な京葉線「越中島」駅徒歩4分の地に建つ全305邸の大規模マンション。ホロレンズをマンション販売に採用やIOT家電の設置など新たな試みも実施。モデルルームをレポートします。

岡本 郁雄

執筆者:岡本 郁雄

マンショントレンド情報ガイド

首都圏に住む人の平均通勤時間は、67.7分 高まる時短ニーズ

平成27年大都市交通センサス首都圏報告書(国土交通省平成29年3月)によれば、首都圏の定期券利用者の平均通学時間は78.1分、平均通勤時間は、67.7分。中京圏や近畿圏でも通勤で60分以上、通学で70分以上かかっており都市に住む多くの人が通勤や通学に時間を要しています。また、女性の就業率が高まり共働き世帯が増える中、通勤や家事の負担を軽減したいニーズも高まっていると感じます。
「プラウドシティ越中島」の建設地

「プラウドシティ越中島」の建設地

「プラウドシティ越中島」は、東京駅まで4分でアクセス可能な京葉線「越中島」駅徒歩4分の地に建つ全305邸のマンションです。7月時点で2,000件を超える資料請求があり、職住接近の流れの中で注目度の高いマンションになっています。評価ポイントは、立地と商品企画にあるようです。

現地を訪ねると、東京駅3km圏とは思えない落ち着いた環境です。江戸時代に屋敷が多くあったエリアは、大学や高校などの学校が建てられ校庭などの空地が多く伸びやかな印象を受けます。また、区立越中島小学校や区立深川第三中学校がすぐ近くにあります。「プラウドシティ越中島」では、マンション内に保育施設も併設予定。そうした背景もあって、子育てを考えるファミリーやカップル層の反響が目立つようです。越中島からは、月島、門前仲町、豊洲といった特徴の異なる魅力的な商業ゾーンにもアクセスしやすく、ライフスタイル面でも居住メリットを感じます。東京駅へは、ダイレクトにアクセスできるので大手町や八重洲・有楽町といった勤務地であれば大きな通勤時間の短縮につながりそうです。
「プラウドシティ越中島」の完成予想模型

「プラウドシティ越中島」の完成予想模型

「プラウドシティ越中島」は、道路向かいの2つの敷地からなる2棟構成。上層階からは、東京湾の見晴らしも望め、15階のプレミアム・スカイラウンジからは、ベイフロントから東京駅方面の都心の街並み、北はスカイツリーまで一望。カフェスペースやバーカウンターもあります。

自分に合った住空間を選ぶ IOTの家電も提案

「プラウドシティ越中島」の商品企画の注目点は、無償セレクトによってカラーテイストなど2592通りの中から家族に合った住空間を選択できる点です。プラン・カラーなどをメニューの中から選択ができます。こうした組み合わせの仕上がりイメージは、モデルルームのタッチパネルで確認できます。さらに有償のオーダーチョイスで設備・仕様のグレードアップやオーダーメイドで間取りの変更にも対応します(期限あり)。
「プラウドシティ越中島」のプレゼンテーション

「プラウドシティ越中島」のプレゼンテーション

モデルルームの見どころは、IOTを使った展示がなされている点。自動で開閉するカーテンや外から買い置きを確認できるモニター付きの冷蔵庫なども置かれています。
「プラウドシティ越中島」のモデルルーム

「プラウドシティ越中島」のモデルルーム

子育て層を意識してか、モデルルームはリビング横に勉強机を設置したスタディーコーナーを造作した提案に。また、クロゼットなどの収納量が豊富なのも好感が持てます。
「プラウドシティ越中島」のモデルルーム

「プラウドシティ越中島」のモデルルームのバスルーム

プレゼンテーションで興味深かったのが、自動で浴槽の掃除ができるお掃除浴槽。有償での交換や設備グレード変更で選ぶことが可能で、来場者にはかなり好評のとのことでした。

思えば、テレビの薄型化やインターネットの無線LANなどこの10年を見ても家電やコミュニケーションツールのイノベーションで大きく暮らしは変わってきました。こうした設備の進化でマンションでの家事負担が軽減できれば、オフタイムの充実もはかりやすいでしょう。

なお、同マンションでは、仮想現実と現実世界を組み合わせて実際の建物イメージを体感する「マイクロソフト ホロレンズ」を販売に採用しています。たとえは、機材を装着しモデルルームの模型を見ると完成した外観イメージを確認できます。こうした技術も今後マンション販売に活用されていきそうです。

「テレワーク」の運用など、働き方にも将来変化がありそうですが、その時間を活かすためにも住まいのあり方は今後さらに重要になってくると感じます。暮らしをサポートするマンションの商品企画の動向に今後注目していきたいと思います。

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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