働き方改革で広がるスーパークールビズの浸透!
週末のポロシャツとは異なるビジネスポロシャツ、通称ビジポロ!ビジネスに対応できるよう襟の先端が安定しているタイプが多い。
「くるぶし通勤OK!」という記事で話題に挙がりましたが、最近、働き方改革の影響からスーパークールビズがいよいよ浸透しているようです。それまでノーネクタイ・ノージャケットが主流だったクールビズ!2011年の節電ムードからチノパン・ポロシャツを許容する動きもありましたが、実際にポロシャツOKの会社は、これまで限られていたのではないでしょうか?
最近、ジーンズまで許容される伊藤忠商事が話題に挙がりましたが、ビジネスファッションのカジュアル化は確実に進んでいます。近年、ポロシャツをビジネスファッションとして受容する会社も増えたといえるはず! 実際、スーツ量販店各社からユニクロまで、ビジネスに通用するポロシャツのラインナップも年々増えています。ガイドである私が、各社のビジネスポロシャツを比較してみました!
ポロシャツと異なる?ビジポロの正体
ポロシャツの特徴である襟の柔らかさ!リラックスしたこの印象はビジネスより週末カジュアル向きと思われる要因ではないだろうか?
週末に着るポロシャツとオフィスで着るビジポロは別物です。最大の違いは、襟の形状にあります。「清潔感は先端に宿る!」という言葉通り、ビジネスシーンではパリッとした襟先が求められます。つまり、これまでポロシャツがビジネスシーンに馴染まなかった理由は、ポロシャツ特有の柔らかな襟に原因があったと私は見ています。
「鹿の子」と呼ばれる通気性がよく、薄地の生地感も、設定温度28度のオフィスで役立つことは間違いありませんが、その浸透度はこれまで高いとは言えませんでした。この流れを変えた背景として「ポロシャツ襟の工夫」があったのです。
THE SUIT COMPANY(青山商事)・SUITS SLECT(コナカ)など、ツープライススーツ量販店で見掛けるビジポロの多くは襟先がパリッとしています。クールビズ専用のシャツ同様、ボタンダウンタイプで襟先が安定するタイプ、もしくは、襟裏にカラーステイと呼ばれるプラスチックの芯が入ったタイプ。これら2種類のビジポロは、ビジネスシャツと見た目の印象もそんなに変わりません!
安定した襟先を実現したからこそ、ビジポロという新たなポロシャツカテゴリーが生まれたのではないでしょうか?そして、ビジポロはポロシャツの着こなし自体に変化を及ぼしたのです。
あなたは、ポロシャツをインしますか?
フルオープン型のビジネスポロシャツ。ビジネスシャツ同様、シャツインの着こなしが似合うデザインといえる。
ビジネスシーンでシャツの裾をだす着こなしは認められていません。だらしない印象を与えてしまうことが理由です。ビジポロであっても、裾をだすことはリスクでしかありません。
着丈が短い週末ポロシャツであれば、裾をだした着こなしが主流でしょう!とはいえ、おへそを基準として、最大12~15センチ程度の短めの着丈でなければ、だらしなく見えてしまいます。
しかし、ポロシャツをシャツインする着こなしは違和感があるのではないでしょうか? だからこそビジポロは「フルオープン」を選びます!生地は鹿の子ですが、デザインはビジネスシャツと同じくボタンが下までくるシャツ型タイプ。ビジネスシャツと同じデザインだからこそ、シャツインに馴染むのです。
ビジネスに通用するか?ユニクロのポロシャツ
ユニクロのビジポロ。ボタンダウンカラーの襟型にビジネスシャツ同様のフルオープンタイプなので、ツープライススーツ量販店のものと変わらずつかえる!
ユニクロのポロシャツを見たところ、ボタンダウンでフルオープンという2つの条件を満たすこのポロシャツはビジネスシーンで通用する仕様でした。スリムフィットタイプのユニクロのビジポロはツープライススーツ量販店で販売されているものとさほど違いは見当たりません。
どのショップのビジポロであっても色選びはご注意ください。鹿の子素材の性質上、その柔らかさから乳首が透けやすいので白色は避けた方が間違いありません!普段ビジネスシャツではチョイスできない「紺色」はおすすめ。明るめのスラックス・チノパンでいつものと異なる配色を楽しみましょう。
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