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1000BASE-T試用記(2) 1000BASE-Tの実効速度1(4ページ目)

先回に引き続き、1000BASE-Tのレポートをお送りします。機能などの紹介よりも「どの程度速いのか」ということが気になると思いますので、先にそのレポートをします。

岡田 庄司

執筆者:岡田 庄司

LAN・無線LANガイド

■1000BASE-Tの実効速度は!!

それでは、おまちかねの実効速度です。環境は以下のとおりです。

転送に使ったファイル:100MByte(104857600Byte)のバイナリデータ
CPU:1Gのセレロン(メモリ256M)-->1.33GのATHLON(メモリ256M)
HD:共にATA100だが、送り側が7800rpmで受け側が5400rpm
測定方法:WindowsXPのマイネットワークのウィンドウでファイルを転送。その時間をストップウォッチで計測。1回目調査はクロスケーブルを利用。2回目調査では対応するハブ経由で行う。ルータなどは利用していない。

1回目調査:COM1--(クロス)--COM2
2回目調査:COM1--(ハブ)--COM2

まず、上記の環境がどの位の力があるかを100BASE-Tの実効速度で調べてみましょう。

・クロスケーブルでファイル転送(100BASE-T)
1回目調査:13.53秒   59.128Mbit/秒
2回目調査:14.62秒   54.72Mbit/秒

・スイッチングハブ経由のファイル転送(100BASE-T)
1回目調査:13.31秒   60.105Mbit/秒
2回目調査:13.72秒   58.309Mbit/秒

大体、順当な値が出ています。ちなみにクロスケーブルのワイヤースピードでもハブを通してもほとんど実効速度は変わりません。

次に、肝心の1000BASE-Tです。さぁ、どうでしょうか。

・クロスケーブルでファイル転送(1000BASE-T)
1回目調査:7.47秒    107.095Mbit/秒
2回目調査:7.53秒    106.242Mbit/秒

・1000BASE-T対応スイッチングハブ経由のファイル転送(1000BASE-T)
1回目調査:7.68秒    104.167Mbit/秒
2回目調査:7.66秒    104.439Mbit/秒

この結果はどうしたことでしょうか。100Mbpsは超えていますが、規格は1000Mbpsです から相当遅いことになります。どこかに、ボトルネックがあるのでしょうか?それとも1000BASE-Tのカードに問題があるのでしょうか? この検証は、次回のクローズアップで行います。

【お勧めサイト】

バーチャルビューティ・CG美少女というサイトが、AAJにあります。なかなか綺麗でしたよ。ご覧になってはどうでしょうか。

【関連リンク】
以下のリンクもよろしくお願いします。

1000BASE-Tハブの試用記(1)

【考察】1000BASE-Tの展望

[決定版]1000BASE-Tの実効速度II

1000BASE-Tの紹介と外観

 

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