高まる食への関心により「スーパーマーケットツアー」が人気

ニュージーランドのスーパーマーケットツアーに参加

ニュージーランドのスーパーマーケットツアーに参加

特に肥満率の高い米国では、肥満から心臓系の病気や糖尿病になることも多いため、食生活を早急に改善する必要があるとされていますが、「どういった食生活を送ればいいのか分からない……」という人が多いのも事実とのこと。

こういった状況はニュージーランドでも見られるとのことで、今回は、ガイドが実際にニュージーランドへ行き、現地のトップ栄養士エイミー・ジャッドさんが薦める痩せる食事法をテーマにした「スーパーマーケットツアー」を取材してきました。

「スーパーマーケットツアー」とは?

「スーパーマーケットツアー」とは、希望する消費者が栄養士と一緒にスーパーマーケットを回り、健康的な食生活を送るうえで「どのような食材を選んで食べるべきか」「どのように調理すべきか」といったサポートをしてくれるツアーのことを言います。

今回は、痩せる食事法をテーマにしたスーパーでの買い物の仕方から、オススメレシピまで、痩せる食事をトータルでコーディネートする内容を取材してきました。


■新鮮な野菜や果物を摂るための『5+a Day 』

特にニュージーランドの栄養士が強く薦めているのが『5+a Day 』というもの。これは、「新鮮な野菜や果物を1日に5回摂りましょう!(*量は手の平に入るぐらい)」という意識づけを行うためのもので、『5+a Day 』を実践することで、心臓病や糖尿病に良い結果が出たと証明されていると話していました。

とはいえ、ニュージーランド人の約半分しか『5+a Day 』を実践していないのが現状で、しかも、何をどう食べていいのか知らない人も多いとのこと。

小分けされて売られる野菜の数々

小分けされて売られる野菜の数々

こういった現状から、ニュージーランドのスーパーでは、小分けに梱包された野菜の種類を多く用意して手軽に食べてもらえるように工夫する他、パッケージに調理法や使い方を記載している野菜までありました。

きのこにはpasta用と記載

きのこにはpasta用と記載

例えば「きのこ」に関しては、「きのこ」の種類別にパスタやリゾットとしての活用法を親切にパッケージ上で紹介していました。

家庭菜園用のハーブも豊富

家庭菜園用のハーブも豊富

また、家庭菜園をする人達が多いニュージーランドでは、ポットに植えられたハーブも数多く売られており、ハーブを活用することで料理のアクセントとなり、油や塩分を抑えられてヘルシーになるといった指導もされているとのことでした。

ケールはニュージーランドでも人気!

ケールはニュージーランドでも人気!

その他、食のトレンドを上手に取り入れることも健康的な食生活を続けるうえで重要とのことで、今回は、世界中で流行っているスーパーフードのケールとキヌアを購入し、その後、それらを使った調理法も紹介して頂きました。

■ニュージーランドといえばキウイ!

ニュージーランドを代表する果物キウイ

ニュージーランドを代表する果物キウイ

ニュージーランドを代表する果物として世界中に輸出されているキウイも、もちろん栄養士のオススメする食材の一つで、豊富なビタミンCが風邪の予防や回復に役立つほか、タンパク質と合わせることで鉄分の吸収をサポートするため、肉、魚、豆等と一緒に食べることを指導しているそうです。

スムージーや料理のソースにも活用したり、また、よく洗って毛を落とせば皮ごと食べてもOKと話していました。

■肉や卵の選び方とポイント

FREE RANGE(放し飼い)の表示のある鶏肉

FREE RANGE(放し飼い)の表示のある鶏肉

雄大な土地が広がるニュージーランドは、牛・豚・羊・鶏などを「FREE RANGE(放し飼い)」することも多く、オーガニック系のスーパーではない普通のスーパーでも、「FREE RANGE」商品を数多く見ることができました。

動物保護団体認定SPCAマークのある卵

動物保護団体認定SPCAマークのある卵

商品パッケージにも「FREE RANGE」とすぐに判別できるマークが記載されているほか、動物保護団体認定の「SPCA」マークもチェックできるようになっています。

ひき肉は脂身の少ない「プレイアム」を推奨

ひき肉は脂身の少ない「プレイアム」を推奨

また、ひき肉には「プレミアム(5%)」「プライム(10%)」「スタンダード(15~20%)」と含まれる油の量によって3つの種類があり、栄養士としては値段は多少高くなるが、油の量が最も少ない「プレミアム」を選ぶように指導しているそうです。



日本でも実践!ニュージーランド栄養士オススメのレシピ紹介!

美味しく食べて痩せる食事を伝授!

美味しく食べて痩せる食事を伝授!

今回取材した「スーパーマーケットツアー」の後、オススメ食材を使い、”痩せる食事法“をテーマにした調理法をいくつか紹介して頂きました。

■ くるみのタプナード

くるみのタプナード

くるみのタプナード

好きな生野菜をスティック状にカットし、ディップを付けて食べれば、ヘルシーなおやつ&前菜としてオススメです。細かく砕かれたくるみが肉のような食感となり、いくらでも野菜を食べることができます。

<材料>
ドライトマト1/2カップ(*10分熱湯につけておく)
くるみ1カップ(*180度に余熱しておいたオーブンで8-10分熱し、清潔なタオルで擦って皮を取り除く)
パルメザンチーズ1/2カップ
パセリ1/2カップ
ニンニク2片
塩 小さじ1
アボカドオイル1/2カップ(*エキストラバージンオリーブオイルでもOK)
*1カップ約240cc

<作り方>
材料を全てミキサーに入れてペースト状にすれば完成。密閉容器に入れて冷蔵庫に入れれば2週間保存可能。

■ケールとキヌアのアーモンドサラダ


ケールとキヌアのサラダ

ケールとキヌアのサラダ

流行りのスーパーフード「ケール」と「キヌア」を使ったサラダ。日本ではケールが手に入りにくいので、代わりにサラダ用ホウレンソウやベビーリーフで生であえれば良いでしょう。

キヌアも購入したものの余ってしまっている……という人は要チェックです!

また、羊の放牧が盛んなニュージーランドでは羊の乳から作られるフェタチーズの種類も豊富ですが、日本ではカッテージチーズにすればヘルシーに代用可能です。

<材料>
キヌア1/2カップ
ケール1パック
アーモンド 1/2カップ
フェタチーズ50g
*1カップ約240cc

★ドレッシング
オリーブオイル 大さじ3
レモン汁 大さじ2
ニンニク2片

<作り方>
1 キヌアは水で洗い、水に塩を少々入れた中に入れて、15分ほど茹でる。水抜きをし、冷水に入れてリフレッシュさせる
2 アーモンドは砕いておく
3 オリーブオイル、レモン汁、ニンニクを混ぜてドレッシングを作る(瓶に入れて振って混ぜると◎)
4 ケールをフライパンにいれ、オリーブオイルで軽くソテーする
5 フライパンの上でソテーしたケールにキヌアとアーモンドを入れて混ぜ、塩コショウをして軽くあえる
6 お皿の上に並べ、フェタチーズとドレッシングをかける

サラダのみでもOKですが、付け合わせに焼いたヘルシーなラムを並べるとパーティーやBBQにもオススメとのこと。


今回の「スーパーマーケットツアー」取材を終え、食材を選ぶ際には価格だけでなく、どの食材を選び、どう食べることで体に良いのかを指導してもらえることは、健康的な食生活を続けるうえで非常に役立つ素晴らしいシステムだと思いました。

日本のスーパーマーケットでも、こういった健康支援のサービスが登場し、多くの人が安心して買い物ができるようになればいいなと感じました。

*写真提供Ant Gray 
stocknotstock.com


※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ダイエットは個人の体質、また、誤った方法による実践に起因して体調不良を引き起こす場合があります。実践の際には、必ず自身の体質及び健康状態を十分に考慮したうえで、正しい方法でおこなってください。また、全ての方への有効性を保証するものではありません。