飛行機はもう間もなく目的地に到着します。しかし現地の空港に降り立っても、すぐに旅を始められるわけではありません。その国に入国するための、いくつかの手続きが必要になります。ここでは、入国までの流れと、空港でのトラブルを避けるための注意点を説明しておきましょう。

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到着空港でのトラブルを避けるためにも事前の準備はしっかりと ©Swiss

必要な書類にあらかじめ記入しておく

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アメリカの出入国カード
まず必要になるのが、出入国カードや税関申告のための書類への記入です。必要な書類は目的地が近づくと機内で配布されますので、到着する前に間違いのないようにていねいに記入しておきましょう。

入国カードには、名前、性別、国籍、パスポートナンバー、生年月日、便名、滞在中の住所などを書き入れるようになっています。日本から海外へ向かう機内では日本語訳のついている入国カードを用意しているエアラインが増えていますので、もし英語表記のカードが渡された場合には客室乗務員に訊ねてみましょう。また記入方法は、シートポケットに入っている機内誌などで詳しく説明されていることも多いので、参考にしてください。

訪問する国によっては、その国を出る際に出国カードが必要になります。ちなみにイギリスや中東・アフリカ諸国など、出国カードがない国もあります。出国カードを必要とする国では、カードの書式は国によって異なりますが、通常は行きの機内で配布される入国カードとセットになっている場合が多いのでこちらも到着前に記入を済ませておきましょう。税関申告書類は、必要のある場合のみ記入します。

 

アメリカ入国には「ESTA」登録が必須に

アメリカでは2009年1月より、ビザ免除プログラムで入国する場合に事前にオンラインで「ESTA(電子渡航認証システム)」から承認を受けておくことが義務づけられました。

ESTAの登録はインターネット上で行えます。まずはESTAウェブサイトにアクセス。「日本語」を選択すると、詳しい案内ページが開きますので、申請フォームに記入してください。申請は無料で、手続きは数分で完了します。ビザ免除プログラムを利用して渡米できるかどうかも通常すぐに判定されますが、アメリカ当局では出発72時間前までの申請を推奨していますので、できれば早めに登録を済ませておきましょう。

一度ESTAに登録してしまえば、認証から2年間有効で、その期間であれば何度渡米しても改めてESTAの登録をする必要はありません。なお、パスポートの有効期限が2年未満の場合は、その期日までESTAは有効となります。

飛行機を降りてから入国までの流れ

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入国審査場ではパスポートと入国カードを呈示
1、入国審査
空港に到着すると、最初に向かうのが「Immigration(入国審査)」です。「Arrival(到着)」の案内に従って進めばまず問題ありませんが、ぼんやり人の流れについていってしまうと、中には「Transit(乗り継ぎ)」の乗客もいますので注意してください。入国審査場では、係官にパスポートと入国カードを呈示します。係官は、パスポートの写真と本人の顔を見比べ、本人に間違いがないかどうかを確認。その際に入国目的や滞在期間などを詳しく聞かれたり、帰りの航空券の呈示を求めたりする国もあれば、パスポートを見るだけであっけないほど簡単に入国を許可される国もあります。

2、荷物の受け取り
入国審査が済んだら、預けた荷物をピックアップ。「Baggage Claim(手荷物受取所)」の案内表示に従って進み、自分が乗ってきた便のフライトナンバーが表示されたターンテーブルで荷物を受け取りましょう。その際にスーツケースが破損していたり、万が一出てこなかったりした場合は、すぐに「Lost&Found(遺失物取得所)」などの表示があるカウンターへ行って航空会社のスタッフに申し出てください。通常はエアラインごとにカウンターが分かれています。

3、税関検査
荷物を受け取ったら、次は「Customs(税関)」へ。そこで機内で記入した税関申告書を提出します。通常は赤いランプの「Declare(申告が必要)」と緑のランプの「Not Declare(申告不要)」のブースに分かれていますので、申告する必要がない場合は緑のランプのブースに進みましょう。その税関検査が済めば、ロビーへのゲートをくぐっていよいよ入国となります。