超簡単な時差ボケ解消法
搭乗ゲートをくぐったら現地時間に身体を合わせる ©SAS |
時差ボケを早々に解消するためにも、成田空港で搭乗ゲートをくぐり、機内に入った瞬間から自分の身体を現地時間に合わせることを心がけてみてください。たとえばフランスに向かうのなら、時計はパリ時間に。フランスと日本の時差はマイナス8時間。成田の出発が朝11時だとすると、パリはまだ夜中の3時なので、機内でもう少し寝ておこうと仮眠をとります。
その代わり、現地時間の夕方5時頃に滞在先のホテルにチェックインすると、日本時間ではすでに深夜。しかし、どんなに眠くても、現地の夜が来るまで頑張って起きています。そうして初日を乗り切ってしまえば、時差ボケもほぼクリアでき、現地で観光地を巡りながら眠気に襲われるなどということもまずありません。
帰りのフライトではその反対に、現地の空港で時計を日本時間に戻して“戦闘モード”に。これは帰国後、すぐに日常の生活に移れるようにするためです。
CAとのコミュニケーションを楽しむ
機内では客室乗務員との会話も積極的に楽しみたい ©Yoshiyuki Oguri |
海外旅行をする際に、私はガイドブックの類はいっさい持ちません。市販のガイドブックに載っている情報は、おそらく半年以上前に旅行ライターが取材したもの。半年過ぎればもう情報は古いし、ガイドブックを見て大勢の日本人旅行者が集まるような場所に行っても旅は面白くない──というのがその理由です。それよりも私が旅の貴重な情報源として常に頼りにしているのが、フライトで出合う客室乗務員たちです。
「アドバイスを求められたときは、自分自身で見て感じたことを、自分の言葉でお伝えするよう心がけています」
そんなふうに話す客室乗務員も少なくありません。実際、就航先の街の情報を彼女たちはとてもよく研究していて、聞けばきっと地元の人しか行かないような楽しいスポットや安くておいしい店を教えてくれるはずです。