椅子取りゲームの椅子はずっとそこにあるとは限らない
D子さんは私の昔からの友人だったので、一緒にランチをする機会がありました。そのとき彼女から聞いた話が衝撃的でした。なんと、D子さんは留学で海外に行ってしまうそうなのです。椅子取りゲームの例でいえば、そこにあった椅子自体が、遠くに離れていってしまうということです。椅子取りゲームの椅子はずっとそこにあるとは限らないのです。
当然、B君はD子さんの留学を知り、大きく落胆してしていました。もちろんいつかB君がD子さんと付き合える可能性は残されています。
しかし、D子さんが海外にいってしまえば、同じ日本にいる今よりも、今までのように定期的にデートをすることは難しくなり、フリーのD子さんには海外で新しい出会いがあるので、恋人ができたり、会えない間に結婚にまで発展する可能性があることもありえます。
「いつか自然と進展すればいい」と思っていたはずが、D子さんの状況の変化により、同じD子さんとの恋愛でありながら、時間を置いたことで付き合える可能性がグッと低くなってしまった、とも言えるのです。
個人的には、たとえ遠距離でも今後も頑張って欲しいと思ったのですが、「もし、もっと早く気持ちを伝えていたら、彼に留学の相談もしただろうし、ふたりで海外に行く未来もあったのかもしれない……。もっと言えば、留学を機に結婚をする未来もあったかもれしれない……」などと考えざるを得ませんでした。
B君の例からも、『目の前に椅子があるなら、すぐに座ろうとすることが大切だ!』と言えるのではないでしょうか。
迷っている暇はない! 今すぐ行動しよう!
あなたにとっての未来の恋人候補も、素敵であればあるほど、他の人に狙われている可能性があり、人だけでなく今回の例のように予期せぬ展開で状況が変わってしまうことがあります。告白だけでなく、デートの誘い、「付き合いたい」と思える人と出会うための行動も含めて、直感を信じてどんどん行動したほうがいいのです。
他の人に椅子を取られるのと、あなたがその椅子に座るのであれば、どちらが良いと思いますか?
当然、後者ですよね。もし今、あなたに好きな人がいるのであれば……今すべき行動について、ぜひ考えてみてください。